教室に行こう 県立横浜ひなたやま支援学校|カナロコ|神奈川新聞ニュース

教室に行こう 県立横浜ひなたやま支援学校

元気よく「おはようございます!」

他の写真を見る
 12月の寒い朝、高等部の生徒が通う横浜ひなたやま支援学校で、あいさつ運動がスタートした。

 昇降口に生徒たちの話し声が飛び交う中、「おはようございます。あいさつ運動を始めます」と5人の生徒会本部役員の緊張した声が響く。すると「おはようございます」と周りの生徒たちから次々とあいさつが返ってきた。

 「一緒にやってもいいかな?」

 「明日もやるの?」と話しかけられ、役員たちは安(あん)堵(ど)と喜びとともに小さな手応えを得た。 このあいさつ運動は「明るく元気な学校をつくりたい」という生徒会本部役員の思いからスタートした。1学期に全校生徒へアイデアを募るアンケートを行ったところ、たくさんの意見が寄せられたが、実現が難しいものが多かった。「これでは、みんなのために何もできない」と落ち込む役員もいたが、何度も話し合ってできた企画が、あいさつ運動だった。

 「無視されたらどうしよう?」「つまらないと言われたらどうしよう?」「みんな協力してくれるだろうか?」役員たちの心に小さな不安が生まれる。

 「きっと応援してくれるはず」「大丈夫」「やってみようよ」「うん」「いいと思うよ」話し合いの末、5人の気持ちがようやく重なり、初日の朝を迎えた。

 あいさつ運動は週に2日、2週にわたって合計4回行い、無事に終了した。

 「いつもあいさつをしない人がしてくれた」「友達が一緒にあいさつ運動をやってくれた」「最初はあいさつをしてくれなくて寒くてやめたくなったけど、どんどんあいさつをしてくれるようになって頑張れた」「やってみて楽しかった」「もっとやれば、もっとあいさつをしてくれる人が増えるはず!」

 役員にはホッとした笑顔があふれ、初日の小さな手応えは、充実感と信頼感に満ちた大きな手応えに変わっていた。

 今回の経験を生徒会新聞に載せて全校生徒と思いを共有することで、役員たちは「明るく元気な学校」づくりへ新しい一歩を踏み出した。

さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/

COMMENTS

facebook コメントの表示/非表示

PR