「2歳児、米で心臓移植を」 広がる支援の輪|カナロコ|神奈川新聞ニュース

「2歳児、米で心臓移植を」 広がる支援の輪

鎌倉で募金活動

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2017/02/20 02:00 更新:2017/04/27 09:41
 重い心臓病と闘う2歳3カ月の稲本啓ちゃん(茨城県土浦市)が米国で心臓移植を受けるための募金を集める支援の輪が、県内でも広がっている。19日には鎌倉市で、今年2度目の街頭募金活動を実施。「小さな命を救う大きな支援を」-。3億1千万円の目標達成に向け、十数人のボランティアが協力を呼び掛けた。

 啓ちゃんの病気は、心臓の筋肉が弱く十分な血液を全身に送れなくなる拡張型心筋症。補助人工心臓を付けているが、感染症などのリスクが高く一日も早い心臓移植が望まれる状況だ。国内では2010年に15歳未満の臓器移植が可能になったものの、幼児の心臓移植は前例が少なく、両親は昨夏に渡航を決意した。

 手術代や渡米費用を工面しようと、両親の友人らが「ひろくんを救う会」を結成し、昨年末から支援活動を展開。東京や山梨、兵庫など各地に広がり、同会代表の宮本裕一さんは「良心の連鎖が全国で起こっている」と手応えを語る。

 啓ちゃんは現在、都内の病院に入院中。母親の麗子さん(34)が泊まり込みで付き添う一方、父親の創さん(32)と4歳の兄は土浦の自宅で生活。家族離れ離れの暮らしが2年以上続いており、創さんは「家族4人が一緒に暮らすこと。それが唯一で最大の願いです」と話している。

 募金額は、16日時点で約1億100万円。インターネットや銀行振り込みでも受け付けている。問い合わせは、救う会事務局電話029(826)8565(平日午前10時~午後4時)。

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