〈時代の正体〉「安倍政権はルールねじ曲げている」 南スーダンPKO巡り1100人が抗議

国会前で、南スーダンへの自衛隊派遣に抗議するデモの参加者ら=17日午後8時ごろ

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【時代の正体取材班=田崎 基】陸上自衛隊の南スーダン国連平和維持活動(PKO)派遣の中止や、稲田朋美防衛相の辞任を求める抗議行動が17日夜、国会前で行われた。主催者発表で約1100人が詰めかけ「憲法守れ!」「自衛隊の命を守れ!」と声を上げた。野党各党幹部が駆け付けたほか、政治学者や市民団体メンバーがマイクを握った。

 「安保関連法に反対するママの会」の発起人、西郷南海子(みなこ)さんは「安倍政権はやりたいことをやるためにルールをねじ曲げている。そうしたことが起きないように憲法がある。いま政治は大きなウソをついた方が勝ち、という状況。状況を変えなければいけない」と呼び掛けた。

 防衛省が廃棄したとしていた南スーダンでのPKO活動に関する文書が一転して保管されていた問題では、統合幕僚監部が日報を発見した後1カ月余りも稲田防衛相に報告していなかったことや、日報に政府が法的に認めていない「戦闘」という表現があったことで、野党が追及を強めている。

 政治学者の山口二郎法政大教授は「国会でむちゃくちゃなことがまかり通っている。言葉が壊されている。一体誰のために自衛隊を派遣しているのか。結局は武器を使いたい、自衛隊を海外に派遣したい。それだけではないか。立ち上がらなければいけない」と声を張り上げた。

 民進党の後藤祐一衆院議員(16区)は「PKO5原則の中で『安全が確保されなければ撤退できること』という項目がある。だがどうやって安全性を判断するのか。現場からの情報を基に判断しないでどうする。国連は危険と警告している。もはや撤収しなければいけない」と強調した。

 社民党の福島瑞穂参院議員、共産党の小池晃参院議員もスピーチし、問題を訴えた。24日も同様の抗議集会を行う予定。

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