時代の正体〈446〉自治体から風吹かせる 条例はなぜ必要か(3)|カナロコ|神奈川新聞ニュース

時代の正体〈446〉自治体から風吹かせる 条例はなぜ必要か(3)

ヘイトスピーチ考

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2017/02/17 12:12 更新:2017/09/07 22:20
 わが街、川崎市川崎区桜本を襲ったヘイトデモに抗(あらが)うため、「オール川崎」を掲げて「『ヘイトスピーチを許さない』かわさき市民ネットワーク」の結成集会が、ここ市労連会館で催されたのは昨年1月23日のことだった。

 あれから1年。会場を埋める300人近い聴衆、ひな壇に並ぶ国会議員、県議、市議、その党派会派を超えた保守からリベラルまでの顔ぶれ-。崔(チェ)江以子(カンイヂャ)(43)が独りごちた。

 「見たことのない景色、これが望んでいた光景」

 在日コリアン3世としてヘイトスピーチで受けた心の傷をさらし、差別のない社会の実現を訴えてきたその人は、消せない絶望の記憶がまた少し希望で上書きされるのを感じながら、壇上でマイクを手に取った。

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