教室に行こう 相模原市立青根小学校|カナロコ|神奈川新聞ニュース

教室に行こう 相模原市立青根小学校

言葉から感じる思い

講師が読む絵本に児童たちの視線が集まる

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 1月、全校児童の4人が「言葉を感じる」授業に臨んでいる。

 「私はいい詩や絵本に触れ、元気がもらえたから、本づくりを始めた」と、本を作る仕事をしてきた講師がゆっくり話し始める。

 講師はいくつかの詩や絵本を紹介した後、
「ぞうさんの歌は知っている?」と質問。
「知っているよ」と児童。
「今は歌わずに詩を読むよ」

 読み終わって、ある児童が
「いつもは歌うから分からないけど、何か違う気がする」

 すると講師は
「ゾウは、鼻が長いとみんなにからかわれた。しかし、みんなに言われて悲しむどころか、母さんと同じ鼻を見て、自分の長い鼻を誇りに思っているよ」

 続いて、講師が他の本を児童に紹介する中で、
「赤ちゃんが一番初めにもらうプレゼントは?」とまた質問。
「何かな?」
「……いのち」

 と児童がつぶやく。
「そうか、『いのち』がないと、この世に生まれてこないね」

 と講師は大きくうなずく。
「新しいいのちが生まれる前から、家の人たちは赤ちゃんの名前を考えます。では、今からみんなの名前について、辞典で調べてきたので紹介します」

 児童一人一人の名前にある漢字について話を始める。
「『咲』の字には、花が『咲く』だけでなく、『笑う』という意味もあるよ」

 その児童は思わず目を丸くする。全員が自分の名前について知った後、
「自分の名前は好き?」

 と講師から聞かれ、児童は照れている。
「名前は君たちが最初にもらったプレゼントだから、好きになるといいね」と講師が言う。

 最後に児童たちが感想を言う。
「詩を楽しいと感じました」
「本をたくさん読んでもらって、楽しかった」

 と児童たちは言葉を豊かに感じ、新しい言葉の世界を歩み始めた。

さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/

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