研究機関が交流組織結成 川崎殿町地区|カナロコ|神奈川新聞ニュース

研究機関が交流組織結成 川崎殿町地区

交流会の初会合であいさつする実験動物中央研究所の野村龍太理事長=川崎生命科学・環境研究センター1階

 ライフサイエンス分野の先端研究開発拠点の集積が進む川崎市川崎区殿町3丁目地区(キングスカイフロント)で、立地する研究機関の交流組織が発足し、20日に初会合を開いた。交流を通じて研究者同士の顔の見える関係をつくりながら、地区内での連携につなげていく狙いだ。

 「キングスカイフロント交流会」の初会合には同地区に進出・進出予定の21機関・社の研究者や経営者、職員ら約100人が参加。定期的な会合を重ねることを確認した。

 同地区(約40ヘクタール)は自動車工場の跡地に市が研究機関の立地を誘導。現在、施設入居も含め44機関の進出が決まっており、2017年度末には施設の集積が完了する。交流会は立地機関が増える中で地区同士のつながりを強めようと、すでに立地している機関から話が持ち上がった。

 発起人である実験動物中央研究所の野村龍太理事長はあいさつで「殿町のコンパクトさを利用し、みんなで協力し会える関係をつくることで魂の入ったライフイノベーションの拠点ができるはず」と説明。「仕事の関係も人間関係もしっかりつくっていきたい」と交流促進に意欲を示した。

 同地区を巡っては、多摩川対岸の羽田空港と結ぶ羽田連絡道路が来年7月に着工し、2020年9月までに完成する予定。さらに国立研究開発法人・科学技術振興機構が「リサーチコンプレックス推進プログラム」の拠点に採択し、生命科学やヘルスケア、再生医療などの研究、実用化事業に国の財政支援が受けられることが決まっている。

 川崎市国際戦略推進本部は「機関同士の交流を通じて新たなイノベーションの創出につながることを期待したい」と歓迎している。

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