漱石の書簡8通を初公開 県立神奈川近代文学館|カナロコ|神奈川新聞ニュース

漱石の書簡8通を初公開 県立神奈川近代文学館

夏目漱石が佐瀬蘭舟に送った書簡=県立神奈川近代文学館

 県立神奈川近代文学館(横浜市中区)で、今年没後100年の夏目漱石が教え子で歌人の佐瀬蘭舟(らんしゅう)に宛てた書簡などを展示している。佐瀬の遺族が寄贈したもので、8通を初めて公開している。来年1月22日まで。

 展示されているのは、漱石が佐瀬の小説「十六橋」「葦切(よしきり)」を雑誌「ホトトギス」に載せようと主宰の俳人・高浜虚子に依頼した際のてんまつを伝えた書簡など。虚子の了解が得られなかったことをわび、「君の成功を祈ります」と奮起を促している。今年7月、遺族が計12通を同館に寄贈した。

 また、漱石が英文学者の野上豊一郎に贈った署名入りの著作や、佐瀬が竹の根で作った工芸品「竹根海老」なども展示されている。

 同館の金子美緒資料課長代理は「多忙な漱石が何度も手紙を書き、若手を応援していた。その温かく誠実な気持ちを知ってほしい」と来館を呼び掛けている。

 毎週月曜日(1月9日は除く)と12月28日~1月4日は休館。入館料は一般250円など、中学生以下無料。問い合わせは、同館電話045(622)6666。

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