「ひきこもり女子会」 女性が語らう生きづらさ|カナロコ|神奈川新聞ニュース

「ひきこもり女子会」 女性が語らう生きづらさ

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2016/11/30 09:48 更新:2016/11/30 15:07
 引きこもり経験があったり、生きづらさを抱えていたりする女性を対象にした「ひきこもり女子会」が開かれている。引きこもりを経験した当事者が運営し、プログラムの参加も自由。安心できる空間で同じ立場の人と知り合い、女性特有の問題も語り合えると注目を集めている。

 11月上旬、東京ウィメンズプラザ(東京都渋谷区)に84人の女性が集まった。30~40代が中心で、多くは引きこもりの経験者。親など、家族の姿もある。緊張感も漂うなか、主催する「ひきこもりUX会議」の林恭子さん(50)=横浜市南区=、恩田夏絵さん(30)の体験談から始まった。

 林さんは高校2年生で不登校になった。高校中退後、自宅で過ごしながら通信制高校などを経て大学に入学するが、1カ月ほどで通えなくなった。「学校に行かないなら働いて」と家族に求められてアルバイトをしたが、「つらく、未来がどこにもない気持ち」で限界に。26歳からの2年ほど、ほとんど家から出ない生活をしていた。

 抜け出すきっかけになったのは、30代半ばで信頼できる医師に巡り合ったことと、当事者が集まる会に参加したこと。そこで同じ経験を持つ男性と知り合い、結婚もした。「引きこもりから本当の意味で抜け出すまで、20年かかった。将来の不安はあるが、今できることをやっていれば、どこかにつながる」と話した。
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