CO2削減へ地道な活動続け 横浜の市地球温暖化対策推進協議会|カナロコ|神奈川新聞ニュース

CO2削減へ地道な活動続け 横浜の市地球温暖化対策推進協議会

リサイクルのため、廃食用油が次々と持ち込まれた環境イベント。多くの住民が協力した=10日、横浜市港南区のダイエー港南台店

 暮らしの中から二酸化炭素(CO2)を減らそう-。環境NPOや企業、横浜市などでつくる市地球温暖化対策推進協議会(会長・松本真哉横浜国大大学院教授)が、市民参加による地道な活動を続けている。自治会と協力し、廃食用油の再資源化に取り組んでいるほか、温暖化のリスクなどを伝える講座を各区で開き、対策が必要な背景も伝えている。

 2012年度にスタートした廃食用油の回収と資源化には、港南区や戸塚区などの自治会が協力。各家庭で使われた天ぷら油などを有償で引き取り、協議会の会員企業が重油などの代替燃料となる独自のバイオディーゼル燃料(BDF)にリサイクルしている。

 今月5日に催された港南区のイベント「こうなん子どもゆめワールド」では、CO2などの排出量に見合った削減行動を行う「カーボン・オフセット」として廃食用油の回収を行った。

 模擬店で使う発電機や搬出入の車などから排出されるCO2の量を算定。これを埋め合わせるために必要な廃食用油167リットルの回収を呼び掛けたところ、目標を大きく上回る300リットルが集まった。同じ日に開催された栄区民まつりの会場でも250リットルが回収されたという。

 この両区が10日に実施したイベント「みんなで『エコ活。』」でも約50人が廃食用油を持ち寄り、回収量は120リットルに上った。80代の女性は「いつもは固めて捨てているけれど、資源になるならもったいない。少しでも温暖化対策に協力できれば」と話していた。推進協の佐藤一子事務局長は「こうした場を他の区にも広げたい」としている。

 温暖化対策講座は12月3日(会場・港北図書館)にも実施。今後深刻化が懸念される水害とその適応策について、慶応大の岸由二名誉教授が講演し、市や市民の取り組みも紹介する(午前10時から、無料)。来年1月には、戸塚区での開催を予定している。

 廃食用油の回収や講座に関する問い合わせは、推進協電話045(681)9910。

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