「三浦の人」に焦点 写真家有高さん 漁師や農家-大振りパネルに

会場となる市場の2階通路で作品を手にする有高さん=三浦市三崎

 三浦で生きる人たちをモノクロのポートレートで表現した写真展「三浦の人びと展」が12月1日から三浦市三崎水産物地方卸売市場(同市三崎)2階で開かれる。写真家の有高唯之さん(45)が、農漁業を中心にさまざまな業種の市民らに焦点を当て、地域の歴史や風土を写し出している。同展実行委員会などの主催。

 写真展は、市内の魅力を配信するウェブマガジン「ミサキファンクラブ」を運営する桑村治良さん(42)らが実行委員となり、文化庁の事業助成を受けた関東学院大学の支援を受けて企画。4年前から逗子市に住み、ライフワークとして三浦の漁師や農家を撮影している有高さんに作品を依頼した。

 展示に向けて、有高さんはことし6月から10月にかけて撮影。対象は漁師や代々続く農家のほか、88歳で現役の医師、パン職人、飲食店主、神職、伝統行事「チャッキラコ」の衣装を着た女児、赤ん坊を抱く母親など多岐に渡る。

 「ポートレートはたくさん撮ればいいものが撮れる訳ではない。被写体とコミュニケーションをとって関係を築くことが大事」と有高さん。漁師の撮影では、朝5時からのシラス漁に同行。取材などを通じて「どの表情が被写体を象徴しているか」を観察した上で、シャッターを切った。

 同市場の2階通路に約100センチ×70センチの大振りなパネル写真約40点を展示する。「市場は三浦の産業の象徴。職業人を主に紹介しているので、作品を集約する場所は市場しかないと思った」と桑村さん。有高さんは「巨大な作品が直線上に並ぶので、美術館のように感じられるのでは」と話している。

 12月11日まで、午前10時~午後5時。入場無料。問い合わせは、実行委事務局の「オン・ザ・ハンモック」電話050(3706)8669。

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