「三浦リゾート」開発 京急が新部署|カナロコ|神奈川新聞ニュース

「三浦リゾート」開発 京急が新部署

再整備が検討されている城ケ島京急ホテル=三浦市三崎町城ケ島

 京浜急行電鉄(東京都港区)は中期経営計画(2016~20年度)で「都市近郊リゾート三浦の創生」を重点戦略に掲げ、今秋には主要地盤の一つである三浦半島内の開発などに当たる専門部署「三浦半島事業開発部」を立ち上げた。トップに就任した平光正樹部長(54)は神奈川新聞社の取材に対し、回遊性の向上や、20年の東京五輪・パラリンピックを視野に訪日外国人客(インバウンド)の呼び込みに向けた取り組みを進め、既存施設の見直しも図る意向を示した。

 同部はホテルやレジャーの再整備計画を立案する従来の沿線開発部に、統括管理部が担っていた三浦半島内の土地・建物の資産管理などの業務を移管して改称。平光部長は「京急の資産ノウハウを結集して、知恵を出していきたい」と意欲を見せる。

 「三浦創生」では、既存のホテル・レジャー事業の抜本的見直しや回遊性の向上などを掲げる。

 三浦市内の二つのホテルと水族館が築40~50年となる中、平光部長は「老朽化が進む施設の見直しは急務」と説明。新たな観光拠点づくりを目指す中、同社は城ケ島京急ホテルについて、さらなる集客に向けて再整備の検討を始めたとしている。他の施設に関しても、平光部長は「再生計画作りを急いでいる」とした。

 回遊性の向上では、鉄道、バス、タクシーなどグループの交通基盤を活用し、「観音崎から油壺、葉山から観音崎など、行政や他の観光事業者とも連携して三浦半島を一日楽しめるルートをつくり、滞在時間や宿泊客の増加につなげたい」と平光部長。所有するマリーナを使い海上交通を整備するアイデアもあるという。

 20年の東京五輪・パラリンピックに向けて増加が見込まれるインバウンドについて、平光部長は「品川・羽田という玄関口は押さえている。施設を整備し、三浦半島に呼び込む仕掛けづくりが必要」と強調。インバウンドの関心は体験型ツアーなどにシフトしつつあり、「油壺マリンパークではアコヤガイに核を入れるイベントが人気。三浦半島に来れば『こういうことができる』という引き出しを増やしていきたい」としている。

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