リンゴ・スター健在ぶり披露 日本ツアー「ラブ&ピース忘れないで!」|カナロコ|神奈川新聞ニュース

リンゴ・スター健在ぶり披露 日本ツアー「ラブ&ピース忘れないで!」

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2016/11/08 11:29 更新:2017/10/12 00:07
 英国の音楽グループ「ザ・ビートルズ」のドラマーとして世界中にファンを持つリンゴ・スター(76)が2日、自身の音楽ユニット「リンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンド」とともに3年ぶりとなる日本ツアーを終えた。10月24日の大阪を皮切りに愛知、福岡、広島を巡り、東京で打ち上げ。チケットは完売で、健在ぶりを見せつけた。

 10月31日、東京・渋谷にあるオーチャードホールで行ったライブでは、ステージ上にスカル(頭蓋骨)人形やカボチャ形のランタンを設置したり、ドラムにクモの巣を張り巡らせるなど、ハロウィーンの雰囲気でいっぱいに。

 黒いマントを肩からかけた吸血鬼を思わせるガイコツ人形が笑う声で始まったステージには、スティーブ・ルカサー(59)やトッド・ラングレン(68)ら7人のサポートメンバーも殺人鬼・ジェイソンや、バットマンなどに扮(ふん)して登場。鋭いびょうがついたスカルをモチーフにしたマスクに、腹部に血が描かれたTシャツを身に着けたリンゴが「ハッピー、ハロウィーン!!」と叫びながら姿を見せると、大観衆が拍手で歓迎した。

 ビートルズのヒット曲「マッチボックス」でスタートしてから終演までの2時間。歌にドラムと大忙しのリンゴだったが、細やかに客席に目を配り、ポール・マッカートニーと、ジョン・レノンの似顔絵を持つファンを見つけると、「分かるよ。ジョンとポールだろ。ハーイ!」と手を振った。さらに独特なタッチのジョージ・ハリスンのイラストを見つけると、「ジョージのは面白いね」と噴き出すなどし、終始ご機嫌だった。

 「僕の名前を叫んでみて!」とリンゴが呼びかければ、「リンゴー!!」と大きな声がこだまする。「ウエーブしてみて」と声をかければ、美しい波が会場に広がった。

 「うん。とってもいい気持ちだよ」と、満足そうに見渡すリンゴは「この光景はとっても美しいね。いまから撮影をするよ」と話すと、聴衆の笑顔をカメラマンが写真に収めた。

 「次はみんな知っている曲だから一緒に歌って」と促して始まった「イエロー・サブマリン」では、黄色のペンライトを振り声援を送る人の姿も。当時のレコードを手にしたファンに気付いた際は、その方向を指さし、うれしそうに笑っていた。

 「何を言おうかな…」と始まったMCでは「言いたいことは『I Wanna be Your Man』」と、ビートルズの「彼氏になりたい」を紹介。自身の歌声に合わせて、揺れる会場をいとおしそうに見つめ、ファンとの再会を喜んだ。

 1966年6月に、東京・日本武道館で初来日公演を行ってから50年。アルバム「ライブ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル」は日本だけで7万枚を売り上げるなど、いまも人気は健在。7公演の予定だった来日ツアーは全ての会場でチケットが完売したことから東京で1公演を追加する事態となり、8公演で1万8千人を動員した。

 リンゴは「素晴らしい観客と、素晴らしい夜を過ごすことができた。ラブ&ピースを忘れないで!」と両手でダブルピースサインを作って感謝。「ありがとう! おやすみ」と満員の客席に手を振り、舞台を後にした。

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