開発活況、綱島・日吉エリア 居住人口3千人を想定|カナロコ|神奈川新聞ニュース

開発活況、綱島・日吉エリア 居住人口3千人を想定

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2016/08/26 02:00 更新:2016/09/03 12:53
 横浜市港北区で計画されている大規模再開発の概要が25日、分かった。住戸数1320戸、居住人口はおよそ3千人を見込む。周辺でも相次ぐマンション開発を受けて、横浜市が敷地の一部を取得し小学校を新設する方針だ。再開発は2018年度にも着工し、20年度の完成を目指す。

18年度着工、小学校も


 計画地は東横線日吉駅から南へ徒歩10分程度の綱島街道沿い(箕輪町2丁目)で、大型スーパーや野村総合研究所の跡地を一体的に再開発する。

 開発主体の野村不動産によると、約5・4ヘクタールの敷地内に高さ60メートル、20階建て程度のマンションを建設するほか、物販店や保育施設、フィットネス施設、サービス付き高齢者向け住宅を整備する。居住者以外も利用できる公園や防災広場なども設ける。

 小学校用地として市が取得を予定しているのは南東側の一画(約1ヘクタール)で、野村不と交渉を進めている。既に3月、開発を前提に協力していく趣旨の覚書を締結。市は16年度予算に小学校用地購入費として総額43億円(債務負担行為)を計上している。順調に進めば年度内にも契約を締結する見通し。

 市教委は「周辺には他にもマンション開発計画があり、既存の小学校も満杯。今後数年間にわたり小学生の増加が見込まれているため、対応が必要」と説明する。現段階では約30学級(1学年5クラス程度)規模を計画している。

人口増続く、県内屈指の「港北区」


 今後、周辺の地域住民らと調整に入り、詳細な学区域などを詰め、学校の規模を決める。18年度中に着工し、マンションの第1期入居開始と同時期の20年4月の開校を目指している。

 市教委によると、港北区は「今後6年間ずっと児童数が増加する地域」で、現在約1万5千人の小学生が6年後には約1700人増の約1万6700人になるという。

 野村不は、敷地に緑地や空地を増やしつつ、現状の容積率と高さ制限を緩和するために地区計画を定める方針で、本年度中にも都市計画決定の手続きに入る。

 一方、周辺住民からは開発を不安視する声も上がっている。22日に行われた住民説明会では「綱島街道は人と車が非常に混雑していて危険な状況」「朝は高校生や通勤する人が行き交いバスも通る。狭い道路も多く配慮してもらいたい」「この地域に20階建てという大きな建物はなく、相当な圧迫感がある」といった意見や質問が相次いだ。

PR