県内沿岸140キロ漕破 カヤックで海遍路|カナロコ|神奈川新聞ニュース

県内沿岸140キロ漕破 カヤックで海遍路

「海遍路・神奈川」の航海を終え横浜の桟橋へカヤックをつける八幡さん(中央) =横浜市中区日ノ出町

 海洋冒険家の八幡暁さん(41)=逗子市=が「海遍路・神奈川」と銘打って小田原市から県沿岸部をカヤックで巡ってきた航海が27日、横浜市の大岡川河口近くにある桜桟橋に到着し、約140キロを9日間で漕破(そうは)した。

 停泊した各地で八幡さんは漁港や漁村を訪れ、自然と向き合う人たちの体験や実感を聞いて回った。巨大な防波堤ができたことで、漁港に潮が入らなくなり生き物が激減したことや、定置網でもイワシやアジの漁獲量がめっきり減ったと明かす漁師もいた。

 世界の海をカヤックで渡り、漁村を巡ってきた八幡さんは「自然の一部である人が、自然との関係を取り戻す鍵がいくつも隠されていた。これを伝え、形にしていきたい」と航海を締めくくった。

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