北条の「腹巻」も展示 小田原城天守閣リニューアルオープンへ|カナロコ|神奈川新聞ニュース

北条の「腹巻」も展示 小田原城天守閣リニューアルオープンへ

北条氏4代当主氏政の弟・氏規が使ったとされる「腹巻」について説明する、小田原城天守閣の諏訪間順館長(左)

 5月1日にリニューアルオープンする小田原城天守閣(小田原市城内)の内覧会が28日、開かれた。耐震改修を行い、展示内容も大幅に見直され、新たに生まれ変わった小田原観光の拠点が関係者らにお披露目された。

 市は昨年7月から天守閣を休館し、耐震補強工事を実施。柱と柱の間に耐震壁、柱と壁の間に耐震スリットなどを入れ、地震の震動で倒壊・崩壊する危険性が低いとされるIs値(構造耐震指標)0・6以上を確保した。

 網羅的でコンセプトが不明確だった展示も、テーマを設け、資料の数も絞って展示するとともに、写真やパネル、映像を多用して分かりやすさに配慮した。

 1階のテーマは「江戸時代の小田原城」。大久保、稲葉氏など歴代藩主の足跡をパネルで紹介。江戸初期に描かれたとされる「小田原城下図屏風(びょうぶ)」が出迎える。2階は「戦国時代の小田原城」を主題に据え、北条5代の功績や、豊臣秀吉と対決した小田原合戦の様子を解説。5代の肖像画の複製なども鑑賞できる。

 3階は小田原ゆかりの美術工芸品などを展示。北条氏4代当主氏政の弟・氏規が使ったとされる胴体部分の甲冑(かっちゅう)「腹巻」などが並ぶ。4階は明治時代から現在まで、小田原城が歩んだ歴史をパネルでひもとく。最上階の5階には約150年ぶりに地元職人らの手で再現された武家の守護神「摩利支天(まりしてん)像」の安置空間がある。

 5月1日は午前9時からオープニングセレモニーを行い、同9時半から入館開始。同8日まで開館時間を3時間延長する。問い合わせは、市観光課電話0465(23)1373。

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