「三高」の証し跡地に 旧三崎高校同窓会が記念碑保存目指す|カナロコ|神奈川新聞ニュース

「三高」の証し跡地に 旧三崎高校同窓会が記念碑保存目指す

旧三崎高の校舎解体のため、一時避難させた同窓会設置の記念碑

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 県立高校の再編統合で2004年に閉校した旧県立三崎高校の同窓会が、跡地(三浦市初声町下宮田)に学校の証しを残したいと動いている。跡地の再活用に向けて校舎の解体が始まっているが、同窓会が閉校式の際に中庭に設置していた記念碑の一つを、再整備後に敷地の一角に戻して保存してもらうのが目的だ。
 
 閉校時に同窓会「うしお会」が置いた記念碑は、校訓や校歌を刻んだものなど全部で4基あった。跡地利用が決まっても残すことができればとの思いはあったという。

 閉校から12年。跡地のうち旧校舎が残る東側用地の活用策が決まり、スーパーマーケットが整備されることになった。

 記念碑も取り壊されることになるため、校舎の解体作業が始まる直前の2月、同窓会役員らが急きょ集まり、記念碑を一時的に移すことを決めた。だが大きな石碑は動かせず、「三高跡地の碑」と刻まれた最小の碑(高さ約60センチ)だけを避難させた。それでも大人4人がかりでやっと運ぶことができた。碑は現在、同窓会の連絡係を務める洋品店経営の杉山匡子さん(58)が保管している。

 学校跡地のうち、国道134号と県道26号が結節する引橋交差点の角地に、三浦市は17年4月からの横須賀市との消防広域化に向けて消防署を16年度中に建設する。同窓会の柏谷俊彦会長(74)は「三崎高がこの場所にあったという印をできれば残したい」と、新消防署敷地への設置を願う。市も「整備がある程度進んだところで、植栽と合わせて設置できるよう調整したい」(市長室)と、前向きに検討する考えだ。

 杉山さんは、洋品店隣のミニギャラリー(三崎)で三崎高創立記念日に当たる6月11日前後に、思い出の写真や沿革、記念誌と合わせて紹介する準備を進めている。

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