体調不良の訴え認めず 闘病中生徒に我慢強いる

 藤沢市立中学校で2015年4月、白血病で投薬治療中の2年の男子生徒が英語の授業中に体調の悪化を訴えたにもかかわらず、50代の男性教諭が「吐き気ぐらいで大事な授業を抜けるのか」などと述べ、我慢を強いていたことが23日、分かった。生徒は心理的な重圧を理由に2週間にわたり登校できない状況になり、同市教育委員会の吉田早苗教育長は「配慮が足りなかった」と陳謝した。

 市教委などによると、生徒は入学直前の14年3月に白血病と診断された。抗がん剤治療などを受けて15年2月に退院、3月から投薬治療を受けながら通学を始めたが、体調がすぐれない日もあった。

 問題の対応は2年に進級後の4月中旬で、体調が悪化し保健室に行きたいと申し出た生徒に対し、同教諭は「大事な授業を抜けるのか」「後にしなさい」などと述べた。戸惑った生徒は涙を流しつつ、我慢して最後まで授業を受け続けた。

 生徒は翌日から学校に通えなくなり、食事も固形物がのどを通らなくなった。生徒の病状は校内で情報共有を図ってきたが、同教諭は市教委の調査に「生徒と病状のことが頭の中ですぐに結びつかなかった」などと回答したという。

 市議会予算特別委員会で、神村健太郎氏(自由松風会)の質問に市教委が答えた。

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