かすむ横断歩道 県内9500カ所 死亡事故現場も|カナロコ|神奈川新聞ニュース

かすむ横断歩道 県内9500カ所 死亡事故現場も

厚木市内でも散見される、消えかけた横断歩道

 厚木市下依知で下校途中の女子児童が車にはねられて死亡した事故から1カ月余。事故との直接の関係は不明ながら、地元では現場の横断歩道が消えかかっていた問題がクローズアップされている。同様な横断歩道は近年、県内各地で顕在化。事故を契機に改善策を模索する動きも出てきた。

 事故は2月9日夕、市立小学校近くの市道で発生した。現場は交通量の多い国道129号から住宅地に入る生活道路で、信号機はないが見通しは悪くはない。横断歩道の手前に街区公園があり、女子児童は公園方向から横断歩道を渡っているときに「漫然と運転」(運転者の供述)していた車にはねられた。

 「現場の横断歩道は事故後数日で塗り直された。通学路でもあり、以前から地元では問題視、改善を要望していたので複雑な思いだ」。2月29日の厚木市議会第1回会議の一般質問で石井芳隆市議が取り上げた。

 霜島宏美副市長は「タイヤによる摩耗で不鮮明になった横断歩道は市道交差点だけでも46カ所ある。市道ではあるが、交通規制に関する標示は県警の業務であり、これまでも改善を要望している」と答弁。4月から県厚木土木事務所と協議を始めるという。

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