伊藤真弁護士、安保法制「憲法違反明白」 ママの会が勉強会

安保法制の廃止を訴える伊藤真弁護士=参院議員会館

 憲法前文と安保法制について学ぶ「ママと議員の憲法カフェ」が8日、参院議員会館で開かれた。講師の伊藤真弁護士が憲法の理念を解説し、安保法制を「憲法の指針である憲法前文を踏みにじる内容で憲法違反なのは明白。廃止を求めていくべきだ」と批判した。

 市民団体「安保関連法に反対するママの会@関東」の主催で、神奈川、千葉、埼玉県と都内の子ども連れの母親や野党議員ら約50人が参加した。

 伊藤弁護士は基本的人権の尊重、平和主義、国民主権という理念が書かれた憲法前文を「憲法を解釈する際の指針であり、考え方の背骨。歴代政権はこの理念を重視して憲法を解釈してきた」と解説した。

 安倍政権が海外での武力行使を認めるよう憲法解釈を変更し、安保法制が成立したことによって「時の政府が『明白な危険がある』と認定すれば、あらゆる武力行使が可能になる。平和国家という日本らしさが失われてしまう」と指摘。憲法が権力の乱用を防ぐ本来の機能を果たせなくなり、「憲法前文の平和主義の理念が全否定されている」と批判した。

 安保法制廃止のため、国家賠償請求訴訟の準備を進めていることを説明し、「安保法制廃止を判断基準に選挙権を行使し、言論の自由を行使して廃止を求めていきたい」と述べた。

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