川崎球場、熱狂再び 5日に富士通スタジアムで写真展

1960年に大洋ホエールズが悲願の日本一達成。写真は川崎市役所付近で沿道の声援に応える三原脩監督

他の写真を見る
 熱狂の渦、そして数々の名場面を演出してきた川崎球場の歴史を振り返るイベント・写真展(神奈川新聞社協力)が5日、川崎市川崎区の富士通スタジアム(旧川崎球場)で開催される。同球場を本拠地としていたプロ野球・ロッテ(現千葉ロッテマリーンズ)の元職員が案内するツアーのほか、往時を切り取った神奈川新聞の写真や記事がふんだんにそろえられた展示が行われる。

 「10・19~あれから10000日目」と名付けられた企画の日付は、1988年の10月19日を指す。川崎球場ではロッテ-近鉄のダブルヘッダーが行われ、近鉄が連勝すれば優勝、それ以外は西武が優勝するという一日だった。

 近鉄は劣勢の1戦目を終盤2イニングで逆転勝利するも、2戦目は延長十回引き分けに終わり、西武の優勝が決まった。この試合は日本野球機構による「最高の試合」の調査で第2位に選ばれるほどだった。

 今年3月5日がその日から1万日目を数えるのに合わせ、富士通スタジアムがイベントを企画。当日は元ロッテ職員の横山健一さんによる川崎球場の面影をめぐるツアー(正午~午後1時半)と、展示ギャラリー案内ツアー(同2~4時)が行われる。グラウンドは内野フィールドを再現して開放。グローブなどを持ち込めば選手気分に浸ることもできる。

 ギャラリーでは同スタジアムが収集してきた、同球場が舞台となった数々の球史にまつわる写真・記事やグッズを展示している。

 今回はさらに神奈川新聞の写真や記事40点近くを追加。王貞治さんが同球場で700号本塁打を放った際、「打たれた側」の大洋ホエールズ(現横浜DeNAベイスターズ)にも焦点を当てた地元紙ならではの記事や、東海大相模高のスター選手だった原辰徳・前巨人監督の「辰徳フィーバー」の様子を伝えるものなど、2000年の解体までをたどる内容となっている。

 担当の田中育郎さんは「当時を知る方には懐かしく、知らない方にも『川崎にこんな球史があったのか』と楽しんでいただけるものとなっている。ぜひ遊びに来てほしい」と話している。入場無料。正午~午後4時。問い合わせは、富士通スタジアム電話044(276)9133。

COMMENTS

facebook コメントの表示/非表示

PR