消防隊員ザンビアへ 「経験生かす」と意気込み|カナロコ|神奈川新聞ニュース

消防隊員ザンビアへ 「経験生かす」と意気込み

ザンビアに派遣される小沢さん(左)と岡林さん

 茅ケ崎市消防本部の職員2人が28日から、アフリカ・ザンビアに派遣されることが決まった。2週間滞在し、現地の消防士らに消防・救助技術を伝授する。同市の消防職員の海外派遣は初めてで、2人は責任を感じながらも「経験を生かし、何かを残してきたい」と意気込む。

 派遣されるのは、ともに消防司令補の岡林良太さん(44)と小沢宗哲(かずあき)さん(39)。岡林さんは消防小隊長を務める現場のプロ、小沢さんは消防車両の設計・仕様担当を務めた装備関係のプロで、希望した十数人の中から経験や知識、指導力を基準に選抜された。

 同市は2010年度から、日本外交協会を通じて廃車となったポンプ車計4台をザンビアに寄贈。そうした縁で昨年末、同協会から同国での技術指導の要請を受けた。派遣費用は同協会が負担する。

 2人は28日に日本を出発し、中東・ドバイ経由で同国首都のルサカを訪問。寄贈したポンプ車の構造や操作方法、装備品の点検方法を教える。古いホースで手作りした訓練用ダミー人形も持参し、救助方法や消火戦術なども指導する。

 気がかりなのは、現地の事前情報があまりないことだ。「向こうの消防のレベルが分からない。行ってからカリキュラムを組むことになるだろう」と岡林さん。「個人の技術はもとより、小隊活動の大切さを伝えたい」と語る。

 小沢さんは「文化も風習も違うが、人助けへの気持ちは万国共通。向こうは交通事故や水の事故が多いと聞いた。現場に即して危険性や対処法を伝えたい」と抱負を語った。

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