「通り初め」へ準備着々 段葛整備 一部公開鎌倉|カナロコ|神奈川新聞ニュース

「通り初め」へ準備着々 段葛整備 一部公開鎌倉

全面改修中の参道「段葛」のうち、工事がほぼ終了した部分=24日午後、鎌倉市の鶴岡八幡宮

 歴史の舞台、桜満開の季節にお披露目へ-。鶴岡八幡宮(鎌倉市雪ノ下)が再整備を進めている国史跡の参道「段葛(だんかずら)」が近く完成し、3月30日に「通り初め」が行われる。半世紀ぶりの大改修で、桜並木の植え替えや石積みの補強などを実施。24日には工事中の一部が報道陣に公開された。
 
 段葛は同宮から由比ケ浜へ延びる若宮大路の中央を通る約500メートルの参道。源頼朝が1182年、妻・北条政子の安産を祈願して造営したとされる。

 2014年11月に着工した大規模改修では、桜248本のうち約30本を境内の平家池脇に移植し、その他の老木は除伐。新たにソメイヨシノ177本を育成に適した5メートル間隔で植え、枝が重ならないよう左右互い違いに配置した。歩行者による根の圧迫を避けるため、参道下には根が伸びるスペースも設けた。

 参道は舗装し、36カ所あった開口部は14カ所に。ひび割れが進んでいた石積みは、崩落を防ぐためコンクリート擁壁の上に積む構造とした。燈籠(とうろう)は材質や仕様を統一し、新たに奉納された50基も設置した。

 3月30日は二の鳥居前で竣功(しゅんこう)式の後、歌舞伎俳優の中村吉右衛門さんら関係者200人以上が舞殿まで「通り初め」を行う。

 工事に伴う仮囲いは3月7日に撤去が始まるが、一般の通行が可能になるのは通り初め終了後という。

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