開かずの踏切解消へ 立体交差事業に着手

 横浜市の林文子市長は24日、「開かずの踏切」のため激しい交通渋滞となっている相模鉄道本線の鶴ケ峰駅周辺(同市旭区)で、2016年度から連続立体交差事業に着手する考えを明らかにした。今後2年間で鉄道の高架化、地下化などの整備方法について検討する。完成までは10年以上かかる見通し。同日開かれた市会本会議で松本研氏(自民党)、高橋正治氏(公明党)の質問に答えた。

 市道路局によると、事業区間は西谷駅から二俣川駅を結ぶ鶴ケ峰駅周辺の約2・7キロ。区間内に10カ所の踏切があるが、朝や夕方など電車の通行ピーク時は40分間ほぼ開かず、横断する車の渋滞を招いている。

 市は現在、相鉄線天王町-星川周辺(約1・9キロ)で連続立体交差事業を実施している。昨年4月に市踏切整備計画を策定し、次期事業の候補区間として5カ所を選定。渋滞の解消やまちづくりなどの視点で比較した結果、鶴ケ峰駅周辺の優先度が高いと判断した。

 松本氏は「高齢化が進む中で踏切の安全対策は喫緊の課題の一つ。早期完成を目指してほしい」と要望。林市長は「鉄道の立体化手法や周辺道路の整備方法を、今後2年程度かけて調査する」との見通しを明らかにした。

 事業の整備効果をただした高橋氏に対しては、渋滞解消のほかに「地域防災力の向上や沿線のまちづくりの可能性など大きな効果が期待できる」と答えた。

 市によると、天王町-星川周辺の事業は、開始から17年かけて18年度に完成する見通し。総事業費は約465億円。

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