地域医療大切さ Dr.コトーに学ぶ|カナロコ|神奈川新聞ニュース

地域医療大切さ Dr.コトーに学ぶ

幸病院が講演会

離島医療の経験を講演する瀬戸上医師 =川崎幸病院

 川崎幸病院(川崎市幸区大宮町)は、離島医療を扱った漫画・テレビドラマ「Dr.コトー診療所」のモデルとなった鹿児島県薩摩川内(さつませんだい)市の離島・下甑(しもこしき)島の手打(てうち)診療所の瀬戸上(せとうえ)健二郎医師(74)の講演会を開催し、職員ら約60人が地域医療の大切さを再確認した。

 同院は現在、研修医18人を受け入れ、医師の養成に尽力。そのプログラムの充実のため昨年、「臨床研修センター」を設立し、今年1月から「地域医療」研修の一環で同診療所に研修医を派遣し、1カ月の離島研修を行っている。講演は、派遣された研修医の報告後に行われた。

 瀬戸上医師は離島医療での38年間を語った。1978年に半年間の約束で、島に渡ったが、島の魅力に酔い、専門外の手術もし、24時間365日の診療活動を続けてきたことを説明。悪天候で定期船やヘリコプターも来られない状況下で、人命を預かる不安の反面、助けたときの喜びを語り、「若いうちは、なりたい医者になれる」と若い職員らにアドバイスした。

 笹栗志朗同病院長は「年に数度、(命を助けたという)輝くような喜びがあるという。まさに医療の原点」と話し、瀬戸上医師と同様に「断らない医療」に決意を新たにしていた。 

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