未知の世界へ開け扉 秦野の図書館が特別展

世界37の国と地域から集まった307冊の絵本を楽しめる「絵本で知る世界の国々」 =秦野市立図書館

 37の国と地域から絵本を集めた特別展「絵本で知る世界の国々」が、秦野市平沢の市立図書館で開かれている。「はらぺこあおむし」(米国)など国内でも有名な作品から、中東やアフリカで出版された日本語に翻訳されていないものまで307冊が並ぶ。「手に取って読み、なじみのない国を知るきっかけにしてほしい」と来場を呼び掛けている。21日まで。

 絵本は国際図書館連盟(IFLA)のプロジェクトで各国の図書館員が自国の代表作品を選んだもの。IFLAは2セットを用意し、うち1セットを日本の国立国会図書館の国際子ども図書館に寄贈。同図書館は2013年度から国内外に貸し出している。県内の展示は鎌倉市に続き、2例目という。

 出展されているのは米国、英国、韓国などのよく知られた国のほか、中米のハイチ、中東のレバノン、アフリカのナイジェリア、レユニオン島(フランスの海外県)といった日本人になじみの薄いところのものもある。日本からは「ぐりとぐら」「絵で読む広島の原爆」など10冊がある。

 海外の297冊のうち日本語に翻訳されているのは「スノーマン」(英国)、「かいじゅうたちのいるところ」(米国)など約60冊のみ。大半が未翻訳のため、日本語のあらすじも展示している。中東のカタールの「2人の騎士」は砂漠を馬でレースする話。東欧のセルビアの「青いクジラ」は気むずかしい船乗りとクジラが登場する。

 アフリカのベナンの「赤いおしっこ」は病害虫の影響で、池で遊んでいた子どもから血尿が出てしまう話で、病気予防の大切さを子どもたちに分かりやすく伝える。

 入場無料。問い合わせは、同図書館電話0463(81)7012。

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