過去最多の出展 新たな商機、苦境打破 テクニカルショウヨコハマ|カナロコ|神奈川新聞ニュース

過去最多の出展 新たな商機、苦境打破 テクニカルショウヨコハマ

情報機器の使いやすさや演出を考える際の試作に役立つというホロン クリエイト(横浜市港北区)の開発用電子キット。スイッチを操作すると台(中央)に青い炎のような映像が再生された。

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 パシフィコ横浜で3日、県内最大級の工業技術・製品の総合展示会「テクニカルショウヨコハマ2016」が開幕した。今年は県内中心に28都府県から595社・団体と過去最多の出展。続く円安や国内市場の縮小など苦境にありながらも新たな活路を見いだそうと、機能や発想に富む製品・技術が多く並んでいる。5日まで。

 「営業を本格化させたばかり。これからが、いよいよ挑戦です」

 そう力を込めたのはショベルカーなどの運転席に取り付けることで重機の無線操縦を可能にするロボットを出展していたコーワテック(東京都)の担当者だ。

 寒川町の事業所で特殊車両の製造を手掛ける。取引先の「災害現場で二次被害をなくすため遠隔操縦ができれば」とのニーズをくみ取って開発し、昨年に発売したばかり製品だ。

 会場では「危険が多い山間部での作業も安全を確保しながら作業を進められる」とアピールし、注目を集めた。既にゼネコンから高放射線量の環境下での作業に活用できないかとの引き合いもあり、「社会の役に立てる技術を提案していけばきっと活路は開ける。攻めの姿勢で取り組んでいきたい」と担当者。

 強みの専門技術を転用し、新ビジネスを始めたものづくり企業もあった。自動車部品メーカーのショーワ精工(秦野市)。クルマのシャフト部品の強度を高める特殊な表面処理技術を生かして製作したスプーンなどの食器類を紹介。

 処理の結果、表面が傷付きにくく、見た目に美しい金色となるのが特長。担当者は「仕事が少なかった時代に仕事を生み出そうと始めた取り組み。通信販売をしているが、海外にも日本の技として売り込めるのではないか」と話していた。

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