不届き太公望絶えず 平塚新港、夜間に侵入

 海釣りが気軽に楽しめる平塚新港(平塚市千石河岸)で、夜間立ち入り禁止区域に侵入する釣り客が後を絶たない。平塚署は昨年10月以降、軽犯罪法違反(禁止区域への立ち入り)の疑いで男女32人を書類送検した。禁止区域は海上に突き出した門扉を回り込むなどしなければ侵入できない危険エリア。釣り愛好家からは照明設置による夜間の開放を望む声もあるが、同署は「海に転落すれば命にかかわる。マナーを守ってほしい」と呼び掛けている。

 カマスやスズキを狙う釣り愛好家が多く訪れ、人気の海釣りポイントとして知られる平塚新港。防波堤や桟橋は一部を除き午前8時半から午後5時まで無料で出入りでき、休日には家族連れで釣り糸を垂らす姿も多く見られる。

 しかし、日没後は照明が少なく危険なため、港を管理する市は夜間立ち入り禁止区域を設定。2006年4月から午後5時に計3カ所で高さ約2メートルの門扉を閉め、立ち入り禁止の案内看板を設けるとともに、閉門30分前に放送を流して注意を促してきた。

 それでも夜間は魚の警戒心が緩んで釣れやすいなどとする情報から、釣り具やクーラーボックスを手に門扉を回り込んで侵入するケースは後を絶たない。平塚署が「禁止区域に人がいるようだ」との情報を受けて夜間パトロールを始めたのは昨年10月ごろ。今月25日までに会社員や大学生ら男女計38人を摘発した。中には海に突き出した門扉を回り込むのを「怖かった」と話すケースもあったという。...

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