“網走産”クリオネ入荷 横浜中央市場

今シーズン初入荷したクリオネ=横浜市中央卸売市場本場

 “氷の妖精”横浜へ-。横浜市中央卸売市場本場(同市神奈川区)で、5、6年ほど前からクリオネが並ぶようになった。北海道・オホーツク海で採れたもので、1、2月がシーズン。卸売の横浜丸魚(同市神奈川区)が入荷している。

 陸から流氷が見え始めるこの時期、出荷するマルイチ水産(網走市)の従業員2、3人が、海岸の波打ち際で採取。加工作業の合間に、目の細かい天ぷら網のような道具ですくい取る。体長1~3センチで大半が透き通っており、日差しがないと居場所が分からないため、天気の悪い日や波の高い日は採らないという。

 マルイチ水産は、全国10ほどの市場に出しているといい、「クリオネ目当てに網走に訪れる観光客も多く、喜んでもらえれば」と話す。

 横浜中央市場には、氷詰めされた発泡スチロールに1箱に12瓶入りで空輸され、28日に今シーズン初入荷した。おおむね週1、2回に1箱届くという。食用ではなく、観賞や贈呈用。初日は1瓶3匹入りが1500円で取引され、届いた12瓶は完売した。購入した仲卸業者の男性(57)は「お客さんの贈答用で、子どもたちが幼稚園や小学校に持っていくようだ」と話す。

 クリオネは巻き貝の仲間だが、貝殻はない。横浜・八景島シーパラダイス(同市金沢区)によると、水温5度以下の海水で飼えば、餌がなくても1年程度長生きするという。

PR