太陽光発電“技あり” 東海大柔道部寮にパネル|カナロコ|神奈川新聞ニュース

太陽光発電“技あり” 東海大柔道部寮にパネル

東海大柔道部の3棟の屋根に取り付けられた太陽光パネル(東芝提供)

 屋根を貸して電気代を安くできる全国初のモデル事業「東海大学柔道部寮太陽光発電所」の開所式が30日、平塚市真田の東海大湘南キャンパス近くの同寮敷地で行われた。4月から始まる電力小売り自由化に合わせ、東芝が同発電所から電力を買い取り、安価な電力を供給する。

 3棟ある寮の屋根約250平方メートルを寮の所有者である秀和ビルメンテナンスと東海大から東芝プラントシステムが借り、総事業費約2100万円で190枚の太陽光パネルなど発電設備を設置。年間発電量は約5万3千キロワット時を見込み、共用部を含む寮全体で使用する年間電力消費量の約7割に相当するという。屋根の賃料は年間2万3千円。

 2月から発電を始め、東芝が電力を買い取り、4月からは電力小売り自由化により東京電力に替わって、寮に入居する柔道部員32人に電力を供給する。電気代は約5%安くなるという。

 同事業は「エネルギーの地産(発電)地消(消費)」を掲げる県の肝入りで昨年9月に採択された「地域電力供給システム整備事業」の一つ。総事業費の3分の1を県が補助している。

 開所式で東芝の原園浩一常務は「再生エネルギー普及の新しいスキームとして期待しており、一丸となって取り組んだ」とあいさつ。来賓に招かれた黒岩祐治知事も「屋根貸しは賃料も入り電気代も安くなるという画期的なシステム。太陽光発電が一挙に普及してくる新しいスタートと考えている」と述べた。東海大の山下泰裕副学長が「柔道部の寮が使われたのは光栄です。次世代に何を残すか。自然にやさしい神奈川を広げていきたい」と音頭をとり、関係者でテープカットを行った。

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