横浜イメージのフォント開発 17年発売へ寄付呼び掛け

タイププロジェクトが作った「濱明朝」(同社提供)

 さまざまな都市のイメージに合わせた書体(フォント)を開発しているタイププロジェクト(東京都練馬区)が、横浜をイメージしたフォント「濱明朝」を2017年に発売する。地域住民に愛着を持ってもらおうと、4月10日までクラウドファンディングを実施し、寄付を呼び掛けている。

 「濱明朝」は、ほっそりした横画で港を往来するフェリーや水平線を、どっしりと太い縦画で海上から望む建築群をイメージさせる明朝体。縦画と横画の対比を際立たせることで、新しいものを取り入れる横浜の懐の深さを表現した。

 欧文では、浜風にはためく旗や錨(いかり)をイメージし、漢字との調和を考慮したモダンローマン体を採用している。

 同社では09年から開発を始め、現在は仮名、英数字、教育漢字に横浜の区表示に使用する字を加えた1555文字を完成。馬車道商店街協同組合の150周年記念ロゴにも使用されるなど、実績を残してきた。17年には9498字のフルセットで発売できるよう開発を続けている。

 デザインはタイプデザイナーの両見(りょうけん)英世さん(33)が担当し、横浜でフィールドワークなども行いながら制作しているという。両見さんは「横浜の街で育まれた濱明朝が、横浜を彩る風景の一部となることを目指したい」とコメントしている。

 寄付はクラウドファンディングサイト「FAAVO横浜」のプロジェクトページで募集中。寄付額に応じて、「濱明朝」のフォントをダウンロードできたり、字を使った名刺や手ぬぐいが贈られる。

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