一足早い中学体験 部活動に参加小学6年生|カナロコ|神奈川新聞ニュース

一足早い中学体験 部活動に参加小学6年生

一貫校の霧が丘小中

制服やジャージー姿の中学生に私服の小学生も混じって練習に励む吹奏楽部=市立霧が丘小中学校

 横浜市立の小中一貫校である霧が丘小中学校(同市緑区霧が丘)の小学6年生が、中学校の部活動に入部する市内初の取り組みが行われている。一貫校の特性を生かし、中学校生活へのスムーズな移行を図る。 

 同校は西金沢小中学校(同市金沢区)とともに、市内初の小中一貫校として2010年に開校。児童生徒や教職員の交流を進めてきた。

 「小学生入部」は昨年11月下旬から初めて実施。小学6年生の約7割に当たる90人が、吹奏楽部、サッカー部といった10の部活動に参加している。6年生は放課後になるとランドセルを背負って隣接する中学校に移動し、多くの児童が朝練も含めてほぼ毎日参加しているという。

 開始から2カ月。中学生が小学生に技術指導したり、日没後は中学生が小学生を家まで送って帰ったりと、部活動を通じて交流が深まっている。「中学生は自分が役立っているという実感を得られ、小学生は中学生に憧れる。いい効果が生まれている」と酒井徹校長は話す。

 中学生は3学年合わせて336人と小規模で、3年生が引退する秋以降は部活動の人数が不足しがちだったが、小学生が参加することで活気を取り戻す効果もあった。

 サッカー部は3年生の引退後、部員が13人に減ったが、小学6年生が15人入部し、「ゲーム形式の練習もできるようになった」と中学2年の浅井司君(13)。

 朝晩ともに練習に参加している小学6年の蛭間優哉君(12)は「先輩とも仲良くなれて中学生活に不安がなくなった」と笑顔で話していた。

PR