1票の大切さ理解して 高校へ出前授業、横須賀市|カナロコ|神奈川新聞ニュース

1票の大切さ理解して 高校へ出前授業、横須賀市

選挙権年齢引き下げを受けて、横須賀市選管が行った出前授業 =12日、横須賀学院高校

 改正公選法施行で選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられるのを受け、横須賀市選挙管理委員会が周知活動を急いでいる。年末年始にかけて市内の私立高校4校を回り、3年生向けの出前授業を実施。受験シーズンに重なる日程調整の難しさと向き合いながら、1票の大切さや正しい選挙運動などの情報発信に努めている。

 「(立候補者の書き込みに対して)フェイスブックの『シェア』やツイッターの『リツイート』は選挙運動に当たる恐れがあり、17歳以下はできません」

 横須賀学院高校(同市稲岡町)で12日に行われた出前授業には、始業式に合わせて登校した3年生約370人が参加。大学入試センター試験直前の「強行日程」に配慮し、市選管は1時間想定のレジュメを省略しながら30分にまとめた。

 投票の流れや公選法違反の事例など、生徒側に学ぶことが多かった様子。廣畑秀叔さん(18)は「選挙運動や政治活動のボーダーラインが分かりづらく、不安があった。具体例をいくつか出してもらえてありがたかった」と話す。

 同校の平賀正雄副校長も「(選挙年齢の引き下げで)生徒が不利益をこうむらないように努めるのも学校の役割」とした上で、「校内で(啓発の)具体案を深められていない部分もあり、いいチャンスをいただいた」と明かす。

 市選管は昨秋以降、他都市の先行事例を参考にしながら高校生向けのレジュメなどを作成。今春卒業予定の3年生を優先し、一校でも多くと啓発に努めている。「受験などで忙しい時期に、全部を理解してもらうのは難しい。せめて選挙の大切さと、やってはいけないポイントを伝えたい」と担当者。今後も可能な限り、学校側の要望に応じていく考えだ。

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