性同一性障害悩みの一助に 横浜の男性、12日に体験語る

「自分が語るだけでなく、参加者と自由に意見交換できる場にしたい」と話す明石さん =横浜市

 自分が認識する心の性と体の性に不一致があり、性別を変更した性同一性障害の男性が12日、横浜市内で自身の体験を語る。「性に迷いがある当事者やその家族のために」と、初めて企画した。性別適合手術を受けた経験やカウンセリングの大切さを話し、当事者が自分と向き合うきっかけにしたいと考えている。 

 横浜市南区の明石和也さん(50)。女性として生まれたが、性に違和感を覚え5年前に性別適合手術を受けた。同じ年に戸籍上の性別を変更。男性として第二の人生を歩んでいる。

 バスケットに明け暮れた10代のころは、自身の性について深く考えることはなく、「社会人になって他人と違うことに悩み始めた。自分が何者なのかずっと探っていた」。26歳で初めて女性と付き合い、自分は男性だと納得できた。

 高い声が嫌で、低くするよう気を付けた。胸の膨らみや月経は、付き合い続けなければならないものと覚悟していた。だが、2003年に、性別変更を認める特例法が成立した。

 翌年以降にホルモン治療やカウンセリングを始め、45歳のころ、タイで性別適合手術を受けた。身体的に負担が大きかったが、精神的に楽になった。「自分は男性。これで自分らしく生きられる」。昨年には陰茎形成の手術も受けている。

 「性同一性障害があることに苦しみ、焦って手術をして後悔するケースもある。若い人にはリスクなどを知った上で、人生の選択をしてほしい」と明石さんは言う。悩む当事者の情報源になることが、手術を経験した自分の使命だと思っている。

 会場はJR関内駅南口のシャトレーイン横浜9階。午後1時半~4時。参加費1500円。問い合わせは、明石さんの電子メールlove-and-peace.091202@softbank.ne.jpまで。

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