中村県議が自民離党 政活費疑念で「迷惑掛けた」|カナロコ|神奈川新聞ニュース

中村県議が自民離党 政活費疑念で「迷惑掛けた」

 元県議会議長の中村省司県議(70)=鎌倉市=は2日、自民党県連に離党を申し入れ、了承された。政務活動費の使途をめぐり住民監査請求が出されており、「これ以上迷惑を掛けたくない」などとして自ら申し出た。同党県議団も同日、離団を承認した。

 中村氏の政務活動費をめぐっては、同市の男性が10月、2014年度支給分の一部で広報紙やホームページ(HP)作成の発注を装い、計約140万円を詐取したとして、県に対し返還請求を行うよう住民監査請求を起こしている。

 関係者によると、HP作成は同市内の建設関連会社が計49万5千円で請け負ったとされるが、会社側は県監査委員の調査に「知らない」と説明したという。週内にも監査結果が出る見通し。

 このほか、11~13年度の政務活動費計約520万円を同氏が不正受給したとして、同じ男性が県に返還請求を求めた訴訟が横浜地裁で係争中。

 この日の団会議で中村氏は「政務活動費に対する疑念で団や党に非常に迷惑を掛けている。これ以上は耐えられないので離団、離党したい」などと説明。県連は緊急総務会で離党を了承したという。

 中村氏は神奈川新聞社の取材に「監査結果が出たら説明責任を果たす。離党した以上は、身の潔白を証明するためにしっかりと戦う」と話した。

 中村氏は鎌倉市議を経て1979年に初当選し、現在9期目。県議会議長のほか同党県連副会長を務めた。県議会では今後、一人会派として活動する。 

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