シャッター落下、女児重傷 教諭ら操作ミス 横浜市立小|カナロコ|神奈川新聞ニュース

シャッター落下、女児重傷 教諭ら操作ミス 横浜市立小

 横浜市磯子区の市立山王台小学校で1日、落下した防煙シャッターに6年の女子児童(12)が挟まれ重傷を負った事故で、30代の男性担任教諭らがシャッターのハンドルを誤って操作したことが2日、分かった。学校が作成したマニュアルも徹底されていなかった。市教育委員会が明らかにした。児童は背中を強く打ち、2カ所を骨折した。

 市教委によると、40代の女性技能職員がシャッターを上げようと、誤ってすでに開いていた隣のシャッターのハンドルを操作。代わった男性教諭がハンドルを数回回したところ、落下。ワイヤは切れていた。

 児童は直前までクラスメートと付近で待機しており、技能職員は「速やかに教室に戻れるよう、シャッターを上げようと思った」と話しているという。だが、マニュアルでは児童が教室に戻った後に操作する決まりだった。教諭らは昨年12月に取り扱い研修を受けたという。

 市教委は操作ミスを認めつつ、「ワイヤが切れたこととの因果関係は検証中」と説明。磯子署は業務上過失傷害の疑いもあるとみて捜査を始めた。

 シャッターとワイヤは開校から35年間交換されていない。2005年改正の建築基準法は学校の新築・増築時に、人が通過するとシャッターが緊急停止する装置の取り付けを義務づけた。市教委は対象外校も本年度から設置を進めていたが、同校は未設置だった。

 市教委は事故を受け、シャッターの操作時は児童を立ち入らせないなどの安全確認を徹底するよう、市立学校全校に通知した。

 林文子市長は2日の会見で被害児童に謝罪した上で、「大変厳しく重く受け止めている。二度とないよう操作の訓練を集中的に行う必要がある」と話した。

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