仏ナント映画祭「ハッピーアワー」準グランプリに 川崎生まれ監督、ロカルノに続き評価

映画「ハッピーアワー」が仏ナントで行われた映画祭で準グランプリに。喜びを語る濱口竜介監督(中央)

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 仏西部の都市、ナントで開かれていた「第37回ナント三大陸映画祭」で、川崎生まれの濱口竜介監督(36)の「ハッピーアワー」が準グランプリに当たる「銀の気球賞」と「観客賞」を受賞した。濱口監督は自身のツイッターで「5時間17分(の映画)に付き合ってくれたナントの観客からの観客賞、とても嬉しく思っています」と喜びを語っている。

 同映画祭はアジアとアフリカ、それにラテンアメリカの三大陸の作品に特化した映画祭。最高賞の「金の気球賞」を競うインターナショナル・コンペティション部門には「ハッピーアワー」を含む10作品がノミネートされていた。過去には是枝裕和監督の「ワンダフルライフ」、富田克也監督の「サウダーヂ」など4作品がグランプリを受賞している。

 映画は演技未経験の30台後半の女性4人が主演。主婦として、職業人として生きる女たちが、心の中に抱えている悩みや苦しみを丁寧に描く。人ごとに思えない危機感。演者が「言いたいこと、伝えたいことを言葉にできているのか」と吐き出す思いは、5時間17分の上映時間の中で、観客の胸の中にも広がっていく。

 作品は8月にスイスで開かれた「ロカルノ国際映画祭」でも最優秀主演女優賞と特別脚本賞を受賞。待ちに待った日本での公開は5日に、神戸元町映画館(神戸市中央区)で先行され、12日からシアター・イメージフォーラム(東京都渋谷区)など全国で順次上映される。

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