JAXA移転反対 地元商店会ら署名活動

「相模原市民の誇り」

JAXA移転反対を訴え行われている署名活動=JR淵野辺駅

 政府が地方創生の一環として検討している東京圏(東京、埼玉、千葉、神奈川の4都県)の中央省庁や研究機関などの地方移転で、対象に含まれている宇宙航空研究開発機構(JAXA)相模原キャンパス(相模原市中央区)の地元商店会「にこにこ星ふちのべ協同組合」などが移転阻止を求める署名活動を始めた。同組合は「JAXAは市民の誇り。何としても残ってほしい」と、10万筆を目標に署名活動を展開していくという。

 活動には同組合のほか周辺自治会や市内小中学校のPTAなどが参加。11月中旬から始め、JR淵野辺駅前などの街頭活動では通勤・通学の乗降客が積極的に署名するなど反応は上々という。12月いっぱい署名を集め、来年1月に安倍晋三首相宛てに提出する予定だ。

 同キャンパスは、旧宇宙科学研究所の中核部として、1989年に開設。太陽の活動や月、惑星、ブラックホール、銀河の成り立ちなど宇宙研究を行うほか、小惑星探査機「はやぶさ」の開発が行われた場所として知られている。

 JR淵野辺駅周辺の商店など約80店舗でつくる同組合は、商店街の通りに「カシオペア座」や「はくちょう座」など星座の名前を付けたほか、地域を挙げてのイベントも「銀河祭」といった名称にするなど、宇宙をテーマにした企画で町おこしに取り組んできた。

 そこへ今回の移転騒動。同キャンパスには移転候補地として岐阜県と秋田県が誘致に名乗りを上げている。同組合前理事長の茅明夫さん(66)は「われわれはJAXAとともに街づくりを進めてきた。JAXAがなくなれば、街づくりが成り立たなくなる」と話し、移転すれば大きな打撃になると懸念する。

 署名用紙は同組合のホームページからダウンロードできる。問い合わせは、茅さん電話090(3003)8704。

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