ダブルケア支えます 育児+介護 同時に直面 小冊子で啓発、人材養成も 横浜
- 教育|神奈川新聞|
- 公開:2015/08/29 11:33 更新:2015/08/29 11:42
ダブルケア経験者の声を生かした小冊子作りを進める関係者=横浜市中区
市内の市民団体や横浜国立大学の相馬直子准教授らが中心となり、サポーター制度の創設などを目指すプロジェクト「ダブルケアサポート横浜」の一環。小冊子作りは、直面する人や経験者、福祉関係者らが7月上旬から打ち合わせを重ねている。
「子育てと介護の情報を見開きで一覧できると便利」「病院や役所で必要な手続きを図表で見せたい」「徘徊(はいかい)時の対応も」。それぞれの経験に基づく意見が次々と挙がる。悩みや困った経験を共有しながらアイデアを膨らませる。
プロジェクトリーダーで、当事者の語り場を同市港南区内で定期的に開く女性(43)=同区=も8年前、義父母が要介護状態になり、幼い子どもを抱えながら病院へ通い、集中治療室の外で子どもを待たせたこともあった。