「ブラックバイトの改善を」 横浜の学習塾に学生が団交申し入れ

 個別指導学習塾「森塾」で講師として働くアルバイトの大学生が24日、報告書作成など授業時間以外で働いた分の賃金が支払われていないとして、運営会社の湘南ゼミナール(本社・横浜市中区)に労働組合を通じて団体交渉を申し入れた。企業が学生らを酷使することで社会問題化している「ブラックバイト」に当たるとして、労働条件の改善を求めている。

 申し入れたのは、県内の教室で講師を務める私立大学1年の男子学生(19)。学生によると、ミーティングや授業準備のため授業開始の約20分前に出勤。授業の合間や授業後に生徒の見送りやミーティング、報告書記入のために1時間以上働いているが、授業時間以外には給料が支払われないという。

 男子学生は「やりがいを感じて懸命に働いているが、給与は授業時間以外の分も支払われるべきだ。同様の問題を抱える塾が多いと聞くので、自分が声を上げることで業界全体が変わってほしい」と話す。授業合間の5分間休憩で講師は休めず、食事も取れずに働くことがあるとして、労働条件の改善も訴えている。

 湘南ゼミナールの矢口秀幸広報部長は「申し入れ内容を精査し、顧問弁護士と相談した上で誠意ある対応をしたい」と話している。

 同社は「湘南ゼミナール」「森塾」「スタディ・ナビ」などの名称で神奈川、東京、埼玉、千葉で約200教室を運営している。

 学生が加入する労働組合「個別指導塾ユニオン」は「授業時間外の賃金未払いは県内の多くの学習塾に共通する課題」として、25日午後7時から翌日午前0時まで「神奈川県内塾講師の労働相談ホットライン」を開設する。フリーダイヤル(0120)222737。

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