小泉氏「国会ならクビ」 横須賀市長の「虚偽答弁」めぐり認識|カナロコ|神奈川新聞ニュース

小泉氏「国会ならクビ」 横須賀市長の「虚偽答弁」めぐり認識

 小泉進次郎内閣府政務官(衆院11区)は25日、帆船日本丸の久里浜港招致をめぐり、横須賀市の吉田雄人市長が市議会で虚偽答弁をしたと指摘されている問題について、「国会だったらクビ」と述べ、進退に直結しかねない不祥事であるとの認識を示した。視察先の三浦市内で、記者団の質問に答えた。

 吉田市長は6月の市議会本会議で、自身の地元である久里浜への寄港を求める依頼文を自ら日本丸側に出していたことを伏せ、「日本丸側が希望した」などと繰り返し答弁した。

 自民党の市議が事前に依頼文を出していたことを突き止めて緊急質問を行った際も、当初は「船長と会った際、久里浜を気に入ってくれたと私は感じた」と説明。5回目の答弁でようやく、依頼文を出していたことを口にした。

 だが、この点についても最初は「依頼文は見ていない。港湾部長の決裁で手続きを進めた」と強調。不自然さを追及され、「部長決裁でなく市長決裁の間違いだった」と認めたが、「依頼文の中身は記憶していない」と述べた。

 吉田市長は「船長に会ったから久里浜に決めたと受け止められたら私の説明不足」と釈明したが、市議会からは「虚偽答弁」といった批判が上がっている。

 小泉氏はこの問題について、「議会での発言は、国会ならば国民に向かって話しているということ。市議会での発言は市民に対して発していることなので、うそはアウト」と指摘。「国会だったらクビですね」との認識を示した。

 小泉氏は2年前に吉田市長が再選されて以降、横浜横須賀道路の料金引き下げを一緒に要望したり、電気自動車の本格普及に向けて橋渡し役を務めたりしてきたが、虚偽答弁と指摘される今回の問題は、看過できないと判断したもようだ。

 日本丸招致は横須賀製鉄所着工150周年を記念した市の事業。建造地の浦賀が一顧だにされず、市長の地元である久里浜が寄港先になったことに「市長の我田引水」という疑念が上がり、市議会で取り上げられた。

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