生活か観光か 鎌倉・住宅街の文化施設計画で論議|カナロコ|神奈川新聞ニュース

生活か観光か 鎌倉・住宅街の文化施設計画で論議

鎌倉市が歴史文化交流センターとして整備する予定の建物。駅から近く、緑に囲まれた高級住宅地に立つ =鎌倉市扇ガ谷1丁目

 鎌倉市が開設準備を進める「鎌倉歴史文化交流センター(仮称)」の運営方針が論議の的になっている。周辺住民の生活環境に配慮して「開館時間は午前10時から午後4時までの6時間」「日曜・祝日は休館」としたが、市議会からは集客効果への疑念が根強い。開館時間の短縮は入場料収入の減少に直結するため、将来的に財政の負担増となって跳ね返る可能性も否めず、2016年10月予定のオープン後も運営の検証を迫られそうだ。 


 センターはJR鎌倉駅西口から徒歩10分弱の市内随一の高級住宅地にある建物に整えられる。土器などの出土品に触れられる展示やジオラマ、集会・学習スペースなどを設け、児童・生徒や観光客が歴史や文化を学ぶ場とする計画だ。

 だが計画段階から、周辺住民が難色を示していた。「現状でも観光客の人通りが多いのに、施設が増えれば住環境が悪化する」(住民)との懸念からだ。予定地は閑静な住宅地のなかで、市内の名所の一つでもある銭洗弁財天への参観コースの途中にある。

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