1. 社会

      ホテルで女性死亡 殺人未遂容疑で男逮捕

       ホテル内で女性を殺害しようとしたとして、浦賀署は21日、殺人未遂の疑いで、横浜市泉区和泉町、無職の男性容疑者(50)を現行犯逮捕した。女性(50)は、同日午後4時に搬送先の病院で死亡が確認された。同署は容疑を殺人に切り替え、死因や動機を調べている。  逮捕容疑は、20日から21日までの間、横須賀市走水2丁目のホテル客室で、女性の首をひも状のもので絞め殺害しようとした、としている。  同署の調べに対し同容疑者は女性について「知人」と説明している。  同署によると、2人は20日午後7時すぎにホテルにチェックイン。チェックアウト時間を過ぎたため従業員が客室に問い合わせたところ、同容疑者が「連れを殺してしまった」と話したという。110番通報を受けて同署員が駆け付けた際、女性が心肺停止状態でベッドに横たわり、首には絞められた痕があったという。

    2. 社会

      ツイッターでトラブル 女子中学生4人強盗などの容疑で逮捕

       県警少年捜査課と瀬谷署は21日までに、強盗と傷害の疑いで、横浜市瀬谷区と同市保土ケ谷区、同市旭区、大和市に住む14~15歳の中学3年の女子生徒4人を逮捕した。  逮捕容疑は、共謀し、7日午後9時15分ごろから同10時10分ごろまでの間、横浜市瀬谷区の遊歩道で、同区に住む中学3年の女子生徒(15)の顔などを殴り、たばこの火を腕に押し付けるなどの暴行を加え、歯を折るなどの重傷を負わせ、また、現金約2万円と化粧品などを奪った、としている。県警の調べに対し、3人は「お金を無理やり取ってはいない」「被害生徒のお金ではない」などと容疑を一部否認、1人は容疑を認めている。  同課によると、被害生徒の幼なじみなどの2人が、ツイッターの書き込みをめぐるトラブルから謝罪させようと計画。知人を使って被害生徒を呼び出し、被害生徒とは面識のない2人も加わって「態度が悪い」などと暴行。被害生徒が持っていた現金をいったん返した上で「私たちにくれないか」などと言い、渡すように仕向けた。

    3. 社会

      サンゴ密漁容疑で中国人船長を逮捕、法改正後初

       東京都の鳥島周辺でサンゴを密漁したとして、横浜海上保安部は21日、外国人漁業規制法違反(領海内操業)の疑いで、中国のサンゴ漁船「浙玉漁運10808」(乗員11人)の船長で自称林兵容疑者(46)を現行犯逮捕した。中国漁船によるアカサンゴ密漁急増を受け、罰金の上限額を引き上げた改正法が今月7日に施行されたが、改正後の逮捕は全国で初めて。  逮捕容疑は、同日午前0時45分ごろ、東京都鳥島の北北西沖約6キロの領海内で、網を入れて操業した、としている。  同保安部によると、警戒中の巡視船が領海内での操業に気付き、「止まれ」と呼び掛けたが、同船は西方向に12時間、約100キロにわたって逃走。追跡に当たった巡視船に行く手を阻まれ、乗り移った海上保安官に現行犯逮捕された。船内からサンゴは見つかっていないが、同容疑者は同保安部の調べに対し、サンゴの密漁目的で操業したことを認めている。

    4. PR

      【横浜農業】1年間、心を込めて育てたシクラメンです

      vol.5  横浜市は面積の約7%が農地。農業を守り、新鮮な農蓄産物を市民に提供し続ける全国でも例のない大都市です。その先頭で活躍する若い農業者をご紹介します。 父から子へ、手渡されたバトン  北風に震える初冬の街に、鮮やかな赤やピンクや白い花で彩りを添えるシクラメン。今年も出荷の最盛期を迎えています。  農業をしっかりと根付かせている大都市横浜は、野菜や果物、畜産物などと並んでシクラメン栽培も盛んな地域。特に神奈川区や港北区には花卉農家が多く、港北区綱島東の吉原英治さんもその1人です。 合計約6,000鉢のシクラメンを栽培しています。  父親の正剛さんが、40年近く前に野菜やコメ中心の農業からシクラメンに転換。今は英治さんが後を継ぎ、連日の忙しい栽培管理のかたわら経営にもあたります。  かながわ農業アカデミーで2年間勉強して、20歳の時に就農。「わずかな気象の変化や施肥の加減で花の生育がまったく違うので最初は苦労しました」と英治さん。正剛さんをはじめ、研修先の先生や先輩の教えを乞いながら技術を磨き、少しずつ自分なりの工夫も加えて独り立ちしました。  正剛さんも「いつまでも私に言われるままでは面白くないでしょうし、私のやり方がベストでもありません。肥料、薬剤などの種類も大きく増えました。これからは先頭で引っ張っていってもらおうと思っています」と優しく見守ります。 さらなる品質向上が永遠のテーマ  シクラメン栽培は一年がかり。すでに来年用の種をまき終え、今後、温度管理や水やり、施肥、害虫の駆除など、出荷作業とあわせ連日の細かな作業も続きます。「シクラメンは繊細です。ただ光を当てればいい、肥料を与えればいいというものではありません」と話します。特に神経を使うのが夏の暑さ対策。ヨーロッパ原産のシクラメンは日本の高温多湿が苦手です。扇風機を使うなど、その日の気温や天気に合わせて工夫をしています。またこの時期は、手作業で葉の形を1枚1枚整え、花茎を中央に集めていく“葉組み”も重なります。  「本当に自分が満足できるものはいくつもありません。1年1年工夫を重ねて横浜のシクラメンをいつかはブランド化できるように努力していきたい」と語る英治さん。今年11月に開かれた県の品評会では見事優秀賞に。毎日の頑張りが結果としてあらわれました。それでも「品質向上は永遠のテーマ。もっと質の高いシクラメンを目指していきたいです」と意気込みます。  周辺では都市化が進み、栽培用のガラスハウスもいつの間にか住宅街の真ん中に。しかし、都市農業として地域の人たちと一緒に育てていきたいと、毎年、小学生の見学を受け入れてシクラメン栽培を紹介しています。  間もなくクリスマス。一年がかりで育てた努力の結晶が、寒さの一段と増した街に彩りを添えます。 JA横浜の石川久義 代表理事組合長が語る!横浜農業の魅力  シクラメン栽培が盛んな大都市横浜。農家数、栽培面積は全国有数です。農家それぞれが一年がかりで丹精込め育てています。花の色や形、大きさなど種類はさまざまですが、どれも高品質。 吉原さんはじめ若き担い手も、さらに品質を高めようと、日々研さんしています。 【企画・制作=神奈川新聞社クロスメディア営業局】

    5. 社会

      上を目指し一歩一歩 平塚盲学校生徒6人が本格的クライミング挑戦

       目の不自由な人に本格的なクライミングを体験してもらおうと、秦野市戸川の県立山岳スポーツセンターで21日、体験教室が行われた。県公園協会の設立40周年を記念したイベントで、県立平塚盲学校(平塚市)の10~40代の生徒6人が参加した。  参加したのは、同校のクライミング部に所属し、日ごろ同校にある高さ8メートルのクライミングウォールで練習しているメンバー。この日は同センターの高さ15メートルの本格的なウォールに挑戦した。  参加者たちは、「ホールド」と呼ばれる大小さまざまな突起につかまったり、足を掛けたりしながら、上を目指した。途中で止まってしまっても、指導に当たった県山岳連盟のメンバーらから「11時の方向に右手を伸ばして」といったアドバイスを受け、一歩一歩着実に登っていた。  生まれつき全盲の中学1年生、男児(13)は「クライミングを始めて10カ月。垂直の部分はすいすい進めるけれど、裏返しの傾斜がある所は難しい。いろいろな形のホールドがあるのが楽しい。将来はもっと高いところに挑戦したい」と手応えを感じていた。

    6. 社会人スポーツ

      レスリング全日本選手権:女子75キロ級で飯島が準優勝

       来年の世界選手権代表選考を兼ねたレスリングの全日本選手権は21日、東京・代々木第二体育館で開幕し、女子60キロ級で栄希和が伊藤彩香(ともに至学館大)を決勝で破って初優勝を果たした。逗子市出身の香山芳美(早大)は3位だった。  浜口京子(ジャパンビバレッジ)が欠場した75キロ級は鈴木博恵(クリナップ)が制覇。平塚市出身の飯島千晶(警視庁)は準優勝に終わった。55キロ級は菅原ひかり(至学館大)が制した。  男子フリースタイル125キロ級は、仁川アジア大会銅メダルの荒木田進謙(警視庁)が最重量級で2年連続5度目の優勝。同86キロ級は松本篤史(ALSOK)が制した。 ◆栄冠目前またも「涙」  女子75キロ級の飯島(警視庁)はまたも決勝の壁に阻まれた。全日本選手権で栄冠を目の前にして涙をのむのはこれで5度目。「前よりは組み手に対応できるようになったけど悔しい」。銀メダルを胸に涙に暮れた。  決勝の相手は全日本の合宿でも対戦を重ねる鈴木(クリナップ)。「下がらず、気持ちで負けないように」。自らを奮い立たせ、組み手から勝機をうかがったが、相手のペースに引き込まれた。0-5と劣勢に立たされた第2ピリオド中盤に果敢に相手の右足に飛び込むも、最後は力でマットに押さえ込まれ、「甘かった」と天を仰いだ。  平塚・金目中出身で現在は警視庁のレスリング部で競技漬けの毎日を送る。初の五輪出場を夢見て、来年6月の全日本選抜での雪辱を期す24歳は「もっと技術を向上させて優勝したい」と闘志をみなぎらせた。

    7. 社会

      アパート室内で袋に包まれた遺体見つかる

       21日午後6時5分ごろ、厚木市水引2丁目のアパート室内で、ポリ袋に包まれた遺体があるのを、この部屋の住人の兄(61)が発見、110番通報した。厚木署によると、遺体は成人とみられるが、性別は不明。同署は死体遺棄事件として捜査を始め、遺体の身元を調べている。  同署によると、遺体は白っぽいポリ袋で何枚も重ねて包まれ、粘着テープで留められていた。兄は、この部屋に住む弟(58)が家賃を滞納しているとアパートの大家から連絡を受け、合鍵を借りて中に入ったところ、居間で遺体を見つけた。  現場は小田急線本厚木駅から北西約1・5キロの住宅街の一角。

    8. 高校スポーツ

      全国高校駅伝;女子・荏田、悔い残る16位 男子・藤沢翔陵、低迷35位

       全国高校駅伝が21日、京都市の西京極陸上競技場発着コースで行われ、第26回の女子(5区間、21・0975キロ)で神奈川代表の荏田は1時間10分39秒で16位、第65回の男子(7区間、42・195キロ)で同代表の藤沢翔陵は2時間9分21秒で35位だった。  女子を1時間7分26秒で制したのは大阪薫英女学院で、男子を含めて大阪勢は初制覇。男子は世羅(広島)が歴代4位となる2時間2分39秒で圧勝し、西脇工(兵庫)に並ぶ史上最多8度目の優勝を3年ぶりに果たした。  荏田は前回9位を超える成績を目指したが、1区のエース佐藤成葉(2年)が区間17位と不調。4区の田中未波(1年)が3人抜きの力走で16位に押し上げたものの、入賞は遠かった。  藤沢翔陵は31位でたすきを受けた2区の佐野健人(3年)が28位に浮上させたが、全体的に流れをつかめなかった。 ◆「次こそ必ず入賞」 女子・荏田  出場全47校のうち、1、2年生だけで都大路に臨んだのは3校。その一つだった荏田は必死に強豪に食らい付いた。  1区の2年生エース、佐藤は県や関東大会などチームで出場した今年の駅伝全てで1区を務めてきた。チームを流れに乗せるべく、全国でも最長6キロの1区を担った。  「自分の走りをしないとチームも勝てない」。そんな実感を肌に染み込ませ、迎えた本番。早めのスパートで逃げる上位陣に序盤から歯を食いしばって追い続けた。  同じくチームの柱を担う3区の2年生木下は大会1週間前、右アキレスけんを痛めていた。「出場できると思って痛みを我慢した」結果、監督らへの報告が遅れた。それでも諦めず走り抜いた。  2年生トリオの一人、最終5区の小川はラスト800メートル地点から100メートル先の西脇工(兵庫)をゴール前で抜いた。「アンカーは順位を落としちゃいけない」。4区で3人抜きを果たし、16位でつないでくれた1年生田中への思いだった。  結果は伴わなかった。前回の9位から16位に沈み、佐藤、木下は区間17位、小川は同20位だった。「任された選手がどんな責任感を持って走れるかが今後の成長につながる」。森田姉妹(ともにパナソニック)というエース格が抜けて挑んだ今年の都大路の意義を、内藤篤史監督(49)はこう強調する。  佐藤は唇をかみ、決意を新たにする。「結果を出したかった。次はここで必ず入賞する」。荏田は着実に歩みを進めた。 ◆「変わらなければ」 男子・藤沢翔陵  前回の都大路を経験している主将佐久間を不調で欠き、エース大泉が県大会直後に右足の疲労骨折で離脱。両3年生の不在が影響し、藤沢翔陵は35位と低迷した。  2区の3年佐野が3人抜きの意地を見せ、31位のたすきを28位でつないだが、3区以降の下級生が踏ん張れない。県大会で区間新記録をマークした3区の2年大西が区間45位。以降も流れを変えられなかった。  それでも光がなかったわけではない。  1区の2年生二井は5キロ地点までで一時38位に後退するも終盤に7人を抜いた。34人もの3年生が並ぶエース区間で見せた力走に、小菅正男監督(65)は「入部当初は箸にも棒にもかからなかったくらい。よく走ったよ」とたたえる。  佐野は補欠に回った大泉のユニホームを着て力走。「全国で大泉とつなぎたかった。気持ちが入った」と振り返った。  主力不在で、全国経験者もアンカー小坂だけ。ほとんどまっさらな状態で都大路を走破し、見えたものもある。将来のエース候補の二井は「全国の選手は駆け引きがうまい。自分はただ力を出し切ろうと走っているだけ。変わらないといけない」と目の色を変える。  14位に入った2003年以降、20位以下が続いている神奈川の名門。生まれ変わるための戦いが始まっている。

    9. 高校スポーツ

      全国高校対抗ボウリング:男子・県横須賀工、女子・釜利谷が1回戦惜敗

       2人チーム戦で高校生ボウラー日本一を決める第21回全国高校対抗選手権大会(神奈川新聞社など後援)最終日は21日、川崎市川崎区の川崎グランドボウルで男女の決勝トーナメント(1ゲームマッチ)が行われ、県勢は男子の県横須賀工(長瀬智哉、吉川智也)と女子の釜利谷(野中千里、勝俣茉咲)がともに1回戦で敗れた。  優勝は男子が大宮工(埼玉)、女子が今治西(愛媛)だった。 ◆成長示した7ピン差   驚異的な追い上げも、あと一歩だった。男子の県横須賀工は1回戦で、準優勝した三重のペアに7ピン差の惜敗。チームスコアで6位入賞を果たしながら、225をマークして接戦を演じた1年生の吉川は「順位は微妙。(感想の)一番は悔しい…」と言葉を振り絞った。  観客が固唾(かたず)をのんで見守った吉川の第10フレームの2投目。ストライクを出せば逆転の可能性は大きく膨らんだが、あと1ピンが倒れない。やはり第10フレームでストライクが続かず、213のスコアで終えた2年生の長瀬は「意地でも取るんだという気持ちがないと駄目」と精神面を反省した。  中学までの2人は、小川進監督いわく「生意気」だったという。思った通り投げられないと集中力が切れ、劣勢では諦めの気持ちがプレーにも出ていた。だが、「ネガティブな言葉は吐かせない」という監督の指導の下、吉川は「去年より物事を明るい傾向で考えるようになった」という。  内面の変化はこの日のプレーに表れた。相手選手の1人が第1フレームから7連続ストライクを出した中、我慢して反撃の機会を待った。長瀬が中盤以降3連続でストライクをたたき出し、吉川も5連続ストライク。小川監督は「感情をコントロールして、周りが見え始めている」と成長を実感している。  「順位もそうだけど、もっとスコアを出したい」とは長瀬。全国で培った力の一端を示した下級生コンビには来年が、そして強い向上心がある。 ◆釜利谷「悔しい」完敗    女子の釜利谷の1年生コンビは1回戦で、東京のペアに122ピン差で完敗。我慢してスペアを重ねたが、ストライクが続かずスコアは伸び悩んだ。  先輩たちも前回、前々回大会で1回戦の壁に阻まれており「とても悔しい」と、野中と勝俣はともに声を落とした。それでも、まだまだ成長の余地を感じさせた今大会。野中は「1年生で入賞できたのは自信を持っていい」と話し、勝俣も「残り2年間でどれだけ成長できるか、これから楽しみ」と顔を上げる。  プロボウラーを多く輩出する名門校で2人は今後も腕を磨く。

    10. 社会

      来館者7000万人達成 横浜赤レンガ倉庫

       横浜の代表的観光スポットの一つ、横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区)の累計来館者数が21日、7千万人に達した。2002年4月12日の開業以来、4637日目での達成。施設を運営する横浜赤レンガは記念のセレモニーを開催、来館者とともに節目を祝った。  7千万人目となったのは千葉県船橋市の來嶋キイ子さん。赤レンガ倉庫には、この日初めて家族や友人と訪れていた。  記念セレモニーでは、同社の久米本憲一社長と來嶋さんが一緒にくす玉を割るなどした。來嶋さんには、7千万人目の「認定証」や、赤レンガ倉庫で利用できる7千円分の商品券などが手渡された。  1千万人目の来館者を迎えたのは、03年10月18日。6千万人目は、13年5月4日に達成していた。

    11. 社会

      野菜描いて子ども笑顔 平塚の青果店でシャッターアート挑戦

       平塚市宮松町にある青果店「八百屋コウタ」で21日、近所の子どもたちがシャッターアートに挑戦した。店長の大庭幸多さん(41)らが、地域活性化と開店1周年記念と兼ねて企画。ペンキで野菜などの色を塗った子どもたちは「面白い」と、笑顔を浮かべていた。  子どもたちが挑戦したのは、シャッター全面を使い、ニンジンとカボチャが握手をするデザイン。同店のマークなどを担当した同市内に住むイラストレーター一寸木(ますぎ)幸平さん(36)が原案を描き、使用するペンキは同市明石町のペンキ店「モトヨシ」が無償で提供した。  「塗りたい」「やらせて」と元気にはけを手にした子どもたちは、一寸木さんからアドバイスを受けながら、シャッターを青やだいだい色に染めていった。保護者らと一緒に見守り、作業をした子どもたちに焼きいもを振る舞った大庭さんは「こんなふうにお客さんたちと一緒に、コミュニケーションを取りながら店をつくっていくのが念願だった。シャッターを見て、地域の人たちも笑顔になってくれると思う」と、喜んでいた。

    12. 社会

      戦争への道阻止訴える 相模原でデモ行進

       「STOP!! 戦争への道」を訴えるピース・デモが21日、相模原市中央区のJR相模原駅南口周辺で行われた。市民団体「デモをするさがみはら女たちの会」が市民に呼び掛けたもので、女性を中心に約40人が参加。駅前から市役所前、西門ゲート前などを、約1時間かけデモ行進した。  同会は昨年12月、与党の強行採決による特定秘密保護法成立に抗議してデモを実施。今年7月には、集団的自衛権の行使容認を閣議決定した際にデモで反対の声を上げた。  第3弾となった今回も、拡声器を使って「集団的自衛権行使、反対!」「戦争する国にさせるな!」などと訴え続けた。同会の篠田房江代表(79)は、衆院選の自民圧勝に対し「何をやってもいいわけではない。平和憲法を守り、戦争への道を止めさせるためにも、安倍政権に声を出してきちんと反対していく」と、怒りをあらわにしていた。

    13. イベント

      昔遊びに家族が歓声 横浜で世代間交流イベント 餅つき、こま回し、羽子板など

       餅つきやこま回しなどの昔遊びを通じた世代間交流イベントが21日、横浜市立東汲沢小学校(横浜市戸塚区汲沢)で開かれた。同校の教育支援に携わる地域住民らでつくる「ひぐみ共育くらぶ」(吉田和宏代表)の主催で、今年で3回目。  イベントは、同校近くの平台町内会(江川智男会長)が毎年行っていた餅つきを、より多くの子どもたちに楽しんでもらい、地域活性化にもつなげようと始まった。今回は、共育くらぶや地域住民、学校の約100人が協力し、餅つきのほか、羽子板や竹トンボなどの昔遊びを企画し運営した。

    14. フロンターレ

      戦いの軌跡迫力満点 今シーズン振り返る川崎フロンターレ展

       サッカーJ1・川崎フロンターレの今シーズンを振り返る企画展が、川崎市中原区の市市民ミュージアムで開かれている。激闘のシーンに加え、サポーターと触れ合う選手の写真なども並び、多くの親子連れらでにぎわっている。来年1月12日まで。  リーグ戦は6位に終わったフロンターレ。会場では、専属カメラマン・大堀優さんが撮影した迫力満点の写真約200点や全28選手の等身大のタペストリー、2015年にオープンする新メーンスタンドの模型などを展示。また2年連続得点王に輝いた大久保嘉人選手のゴール写真などを集めた「ヨシトコーナー」もある。  15年度の後援会会員のみが入れる「プレミアムギャラリー」では、選手の使用済みスパイクなどが並び、サポーターらが熱心に見学していた。  同市多摩区の会社員横地利哉さん(41)は「けが人が多い中、何とか踏みとどまってくれた。来季は必ずタイトルを」と期待を寄せていた。  同ミュージアムやフロンターレなどの主催。午前9時半~午後5時。23日と1月12日には人気マスコット「ふろん太」と「カブレラ」が来場する。プレミアムギャラリー以外は入場無料。

    1. 社会

      刻む2014<1>規制のビーチ 「自由」妨げるものは 鎌倉支局・遠藤綾乃

       暮れゆく2014年。自然の猛威におののき、救えなかった命を悔やみ、文化のありようを自問した。駆け抜けてきた記者が立ち止まり、取材対象にもう一度真摯(しんし)に向き合った。「その先」に目を凝らすために。  皆さんは驚くかもしれないが、寒風吹きすさぶ師走の今も、逗子市では海水浴場のあり方を考える市民らの検討会が続いている。その議論はあの真夏の日々と変わらず熱く、一筋縄ではいかない。賛否はときにぶつかり、ときに辛抱強さを求められる。現在進行形の問題だ。  海水浴場をめぐる規制は、昨年8月19日に現任地へ配属されて以来、重要な取材テーマであり続けている。海は誰のものか。文化と公共は共存し得ないのか-。とりわけ行政の法令によりすべての音楽を規制することに対し、記者は当初から懐疑的な立場だった。今もそれは変わらない。  「住民以外のわれわれにも、この海を楽しむ権利がある」。昨夏、来場者からのそんな批判を直接受けつつ、平井竜一市長は音楽や砂浜での飲酒を禁止し、海の家の営業時間を大幅に短縮する「日本一厳しい」条例改正に踏み切った。市議会も圧倒的多数で改正条例を成立させた。  そして今夏、逗子海水浴場は驚くほどの静けさを取り戻した。「ようやく安心して遊びに来られる」。市民から聞かれたのは安堵(あんど)の声だ。昨夏、あれほど押し寄せ、騒ぎ、海を楽しんでいった来場者の姿はなかった。逗子の海そのものに、それほど愛着を持っていたわけではなかったのかもしれない。 □  治安の悪化や風紀の乱れを招き、規制強化へとつながる大きな要因となった、海の家の「クラブ化」問題。大音量の音楽が流され、若い男女が酒を飲み、水着姿で深夜まで踊る。  海岸近くに住む男性は振り返る。「夏のたび、何十回警察に通報したか分からない。それが10年近くも続いたんだ」。けんか沙汰、泥酔者の救急搬送、住宅への不法侵入、違法駐車、立ち小便…。「あんなことは、もう二度とごめんだ」  一方、規制ではなくマナー向上をうたう新条例で臨んだ隣の鎌倉市では今夏、対照的に苦情や通報が増加。「逗子から客が流れてきた」という市民の批判も受け、来夏の規制強化へと方針転換を迫られた。法令によるビーチ規制は、湘南で定着しつつある。 □  規制を支持する逗子市民の根底には、海の家を統制してこなかった逗子海岸営業協同組合への不信感がある。その組合は、規制を「表現の自由」の侵害とし、市に条例改正の差し止めなどを求めて提訴した。  では、表現の自由とは何だろう。  今年、同じキーワードをめぐり注目を集めた一つに、ヘイトスピーチ問題がある。人種差別的な言動を「表現の自由」とした政治活動団体の主張は今月、最高裁により退けられた。自由は文化を保障する。しかしそれは、他者の権利を侵してなお、主張できるものではないのだ。  ヘイトスピーチには、相手への明確な悪意がある。一方で海水浴場来場者の傍若無人な振る舞いは、悪意とは異なる。住民の存在がそもそも意識から欠落し、被害も目に入らない。そうした意味で市民は、ヘイトスピーチとはまた違う苦しみを長年背負わされてきた。 □  我慢を強いられてきた市民が公共の安全・安心が十分に回復したと納得し、規制のあり方に結論を出すまで、もう少し時間を要するかもしれない。それでも、規制が全くなくなることはないだろう。  ただ、「規制が嫌なら来るな」という議論には陥ってほしくない、と思う。文化や多様な価値観との対話のすべてを諦めることは、他者を排除しようとするヘイトスピーチとどこか重なり合う危うさをはらむ。内へと心を閉ざすことは、文化やまちの発展そのものを手放してしまう恐れもある。  だからこそ、強調したいことがある。  夏の海を愛し、訪れる皆さんにも、市民と同じぐらい、海水浴場のあるべき姿について一緒に考えてもらいたい。なぜなら来場者こそが、この問題の重要な当事者だからだ。  海を楽しむ権利は誰にもある。それぞれの望む姿を実現するため、必要なことは何か。マナーの順守、他者への想像力。それらが今、絶対的に足りていない。  これ以上市民だけが頭を悩ませるのは、あまりにも酷だ。本当の意味で「自由」を妨げているものは、行政の法令ではない。

    2. 経済

      「アナ雪」沸いた1年 女性の活躍導くか

       政府が盛んに「女性の活躍推進」を喧伝(けんでん)した2014年は、「アナ雪現象」の一年でもあった。アニメ映画「アナと雪の女王」の関連グッズの人気は衰えず、3月の日本公開から9カ月を経た歳末商戦をもにぎわせている。来年には続編の公開も予定されるアナ雪とともに、女性活躍の熱い議論も続くのか。神奈川県内の売り場で女性たちの声に耳を澄ませた。  師走の横浜駅構内。ひときわ目を引くのが、11月末からエントランスなどを映画の世界観を生かして雪や氷の装飾で彩ったルミネ横浜(横浜市西区)。アナ雪グッズの期間限定ショップも登場し、平日、休日を問わず多くの女性客が訪れている。  「かわいいや美しいだけでない、大人も共感できる女性の魅力が登場人物にある」とは小売業で店長を務めるという会社員の女性(28)。手にしていたのは、アナとともにヒロインを演じる姉エルサが描かれたマグカップだった。  エルサは継承することになっていた女王の地位を捨て、孤独を恐れず自立して生きる。「職場では管理職として大変なことが多く責任も感じる。ただ会社も女性登用を言ってくれており頑張らないといけない。だからエルサのグッズで気持ちを高めたいなと思って」と笑った。  アナをかたどったポーチを見ていた横浜市泉区の主婦(38)は「3歳の娘とほぼ毎日DVDを見る」という熱いファン。「女性が強くなってきた社会の変化が映画にも表れていて共感できる」とうなずく。  政府は30年までに、管理職など指導的地位に就く女性の割合を30%にする目標を掲げる。この主婦は、大好きな主題歌「レット・イット・ゴー~ありのままで~」になぞらえ、こう注文をつける。「活躍というのは職場での地位向上だけでないと思う。例えば待機児童対策がなされ、今は働いていないお母さんが望めば、子育てしつつ、自分らしく働けるようにもなること。そういう世の中がいい」  宝石店「GINZA TANAKA横浜元町店」(同市中区)でも、11月からアナ雪をモチーフにしたネックレスや手鏡など新商品を展開し、売り場に変化が起きている。「来店者が通常より2割増えた」  アナとエルサのシルエットを額装した数十万円のプラチナ製品に手を伸ばす女性客もいる。「商品の向こうにあるストーリーやメッセージが購買を後押しする力になっている」  突然の衆議院解散で、女性活躍推進法案は廃案に。年明けの通常国会で再提出される見込みだ。来る年に、女性活躍の議論は深まるのか。  先のルミネの売り場。都内の無職女性(57)は懐疑的な見方だ。子どもを産んだばかりの30代の娘は、仕事に復帰したくてもできない。女性の活躍に、限界を見る。「政治の世界では女性管理職の割合とか、能力を問わず性別が前面に出た議論になっている。『女性だから』でなく、『あなただから』と評価される社会を目指してもらわないと」

    3. 政治・行政

      【社説】川崎市・宮崎県の協定 自治体連携 新モデルへ

       国産木材の利用促進へ、川崎市は杉材生産日本一の宮崎県と連携協力協定を結んだ。フードビジネスや子どもの人材交流でも協力関係を深める。消費地の大都市と生産地の地方都市が互いの強みを生かした、全国でも珍しい連携となる。  戦後に植林した杉やヒノキの人工林が収穫期を迎え、森林の整備・保全のためにも積極的な国産材の利用が急務となっている。国は公共施設の木材利用推進法で低層公共建築物の原則木造化、内装の木質化を進める。各自治体も木材利用促進方針を策定し、取り組んでいる。  川崎市にとって木造建築物は建設費の低コスト化や材料の安定供給、設計担当者のノウハウ不足が障壁だった。一方、宮崎県は木材利用技術センターを持ち、木材利用の技術開発・研究などでは先進県である半面、林業活性化や県産材の販路・消費拡大に悩みを抱えていた。  互いの強みと弱みを補完する取り組みは意義深い。木材の利用や消費により、持続可能な循環型社会の形成にも貢献する。同時に地方の雇用や地域経済の活性化の契機になるだろう。木材の輸送コストや、土地が狭く住宅が密集する都市部での木造建築物の建設には課題も残るが、一つ一つクリアして国産木材利用のさらなる加速につなげたい。  2005年まで川崎-宮崎間にはフェリー航路が運航。サッカーJ1の川崎フロンターレは長年、同県内で春季キャンプを行うなど縁が深い。協定は木材利用にとどまらず、民間業者をつないで宮崎県産の農林水産物を使った新商品開発などのフードビジネスや、子どもをはじめとした人材交流といった分野の連携も盛り込まれた。目に見える具体的な取り組みを積極的に進めたい。  先日、杉並区と静岡県、南伊豆町が共同で特別養護老人ホームを整備する計画を発表した。増加する高齢者に対し、建設用地のない都市部と新たな雇用や消費が期待できる地方との連携で、都道府県を越えての特養整備は全国初という。  「これまでは自治体間競争が盛んだった。しかし、少子高齢化社会のこれからは自治体間連携がより重要になる」と川崎市の福田紀彦市長。今後こうした連携が増えるのは間違いない。川崎市と宮崎県の連携が、地域活性化や新しい価値を生み、全国の手本となる「崎・崎モデル」に育つことを期待したい。

    4. グルメ

      【照明灯】のんべえの妄想

       神奈川俳壇にあった三浦の斉藤幸子さんの句〈群青の海いつせいに大根干す〉そのものの写真が過日の本紙に載った。ずらり並んだ福々しい姿。穏やかな日を受け、艶めいて輝く。浜辺での天日干しである▼東京の練馬、愛知の宮重、岐阜の守口、京都の聖護院、鹿児島の桜島。地味(ちみ)によって姿や味に違いがある。冬から春が旬で、水分も多く甘みも強い。張りがあり、ヒゲ根が少なく、重みがあるものを選びたい▼葉も茎も無駄にしたくない。葉をしごき、湯通しする。きざんで塩味にして菜めしにしてもいい。葉と茎を細かく切り、ごま油で炒める。砂糖としょうゆ、七味唐辛子を加えれば、熱々のご飯にぴったりだ▼三浦ダイコンは首から尻まで真っ白、やわらかくてみずみずしいのが特長。畑から抜きやすい主流の青首大根と違い、中太り。生産量は少ないが、煮崩れせず、煮るほどに味がしみ込む。ぶり大根、おでん、ふろふきなどに向き、根強い人気だ▼おでんの大根をつつき、ちびりとやりたい。大根と言えば、歌舞伎十八番の一つ「矢の根」の幕切れ。新春をことほぐ粋な荒事が頭に浮かぶ。気が早いが、正月料理の紅白なますを肴(さかな)に…。仕事の山を前に、大根一つで、のんべえの妄想は果てしなく続くのである。

    1. 経済

      ひょうちゃん“還暦” 記念版入っているかな シウマイに彩り1月から 崎陽軒

       崎陽軒(横浜市西区)は、看板商品シウマイに入っているしょうゆ入れ「ひょうちゃん」が、来年1月8日に誕生60周年を迎えることを記念し、同日からお祝いキャンペーンを行う。  「フクちゃん」で知られる漫画家、横山隆一さんが白い磁器にさまざまな表情を描き入れ、「ひょうちゃん」と命名したのが始まり。現在48種があり、収集家も多い。  今回のキャンペーンでは、赤いちゃんちゃんこを羽織った白色と金色の「還暦記念ひょうちゃん」各28種が登場。8月末までの期間中、「昔ながらのシウマイ」「特製シウマイ」に通常版か記念版がランダムに入る。  600円以上購入でもらえるシール3枚を集めて応募するプレゼントキャンペーンも実施。還暦記念の全56種が入った「ひょうちゃんコンプリートBOX」などが当たる。  1月11日には、着ぐるみの「ひょうちゃん」が盛り上げるお祝いイベントを、クイーンズスクエア横浜(同区)で行う。正午、午後2時、4時の3回で観覧無料。問い合わせは同社お客様相談室、フリーダイヤル(0120)882380。 

    2. 社会

      輸入手続き受けず 密輸、国内製造の疑いも 山口医院ステロイド薬

       横浜市都筑区の山口医院=破産手続き中=が「漢方クリーム」とうたって最も強力なステロイド成分を含む塗り薬をアトピー性皮膚炎患者らに処方していた問題で、山口了三院長(69)が遅くとも2009年4月以降、国の輸入手続き(薬監証明)を受けていなかったことが、被害弁護団への取材で分かった。院長は塗り薬が「中国からの輸入品」と説明していたが、密輸や国内で製造されていた疑いが浮上した。  神奈川新聞社は、薬監証明の発給手続きや塗り薬の製造元について、院長に文書で質問したが、19日時点で回答していない。  医師が患者の治療目的で海外から医薬品や医薬部外品を輸入する場合、厚生労働省から薬監証明を取得しなければならない。健康被害を伴う模造品や不良品の流通を防ぐためで、院長は医薬品の品質を守る薬事法に抵触していた可能性がある。厚労省の担当者は「密輸の恐れも考えられる」と指摘している。  同院は十数年前に処方を始めたと説明している。弁護団は10月、同院と、院長が社長を務める医薬品輸入会社「漢山」(横浜市都筑区)について、00年以降の薬監証明の取得歴を厚労省に照会。弁護団によると、記録が確認できる09年4月以降、ともに発給を受けていなかった。  院長は今年4月の患者説明会で、塗り薬は製造元の中国・天津市の工場から輸入し、取引を「漢方相談役」の中国籍の女性(52)に一任していたと釈明。工場の所在が特定できないとも弁解した。  弁護団事務局長の鈴木順弁護士は「院長は輸入会社の代表取締役であり、言い逃れは通用しない」と批判。院長の説明と異なり、塗り薬が国内で製造され、流通していた可能性も指摘する。  中国籍の女性の代理人によると、女性は4月に帰国。塗り薬の製造元について、代理人は神奈川新聞社の取材に「日本にいる間に聴取していないため回答できない。現在本人に確認することもできない状況にある」と書面で回答している。  破産管財人によると、同院は08年7月以降、塗り薬の処方記録を市販のノートに記載。3909人に計5万8915個の処方が確認され、この債権だけで2億3165万円に上る。債権者集会は24日、日比谷公会堂(東京都千代田区)で開かれる。  ◆山口医院によるステロイド含有塗り薬の処方問題 2013年秋の国民生活センターの調査で、同院が「漢方クリーム」とうたって処方した塗り薬から最も効力の強いステロイド成分「プロピオン酸クロベタゾール」が検出された。県警は今年4月、院長と院長宅を不正競争防止法違反(虚偽表示)容疑で家宅捜索した。院長は7月、東京地裁に自己破産を申請。被害弁護団は、院長に損害賠償を求めて集団訴訟を起こす方針を撤回した。

    3. ベイスターズ

      中継ぎの評価アップ 出場試合数を重視

       新球団となって3度目の更改が終わり、査定方針が明らかになってきた。球団の査定担当は「出場試合数を重視する方針は昨季と変わらない」としながら「中継ぎや、活躍した選手への評価を高めた」と総括した。  「球団から『最高の評価をしている』と言われた。本当に感謝している」。中継ぎ、抑えでフル回転し、球団新人史上最多の21セーブを挙げた三上。25歳のルーキーは2・4倍増の高評価に驚きを隠さなかった。  昨季、中継ぎで50%以上の増額を勝ち取ったのは大田と小林寛の2人だけ。58試合に登板した大原は41%増にとどまった。だが今季は、三上とともに「勝利の方程式」を担った国吉と林、万谷の4人が50%以上アップに。高田繁ゼネラルマネジャー(GM)は「(中継ぎであっても)役割を果たした選手はもちろん評価する」と説明した。   ○活躍手厚く  さらに、個人タイトル獲得などめざましい活躍をした選手を手厚く遇する傾向も顕著だった。  昨季の増額トップは中村の2千万円だったが、今季はチーム打撃三冠の筒香が3千万円、盗塁王の梶谷は2300万円、11勝の井納が2250万円増。査定担当は「活躍を続けないと年俸を上げないチームもあるが、本人も周囲の選手も刺激になる」と即評価の姿勢を鮮明にした。   ○脇役も光を  一方で、選手から相次いだのが「控え選手の査定の見直し」だ。代打打率3割7分9厘の後藤は400万円増の2200万円にとどまり、主に代打や代走などで34試合に出場した松本は50万円減の1350万円となった。  選手会長の下園は「(親会社が)DeNAになり、控え選手が評価されにくいシステムになった」。こうした声を受け、査定担当は来季以降、出場試合数の少ない「脇役」の査定法を見直す意向を示した。 (金額は推定)

    1. ベイスターズ

      岡島フル回転宣言 ソトは再契約せず

       横浜DeNA入りが決まった前ソフトバンクの岡島秀樹投手(38)=186センチ、88キロ、左投げ左打ち=が18日、横浜市中区の球団事務所で入団会見に臨み「横浜でもう一度、野球のできる楽しさをかみしめながら、チームに貢献できるようにしたい」と意気込みを語った。1年契約で年俸6千万円プラス出来高払い。背番号は21。  米大リーグのアスレチックスから2年ぶりにソフトバンクに復帰した今季は44試合に登板し、4勝4敗、防御率2・11。好成績を残したが、自由契約になっていた。日本での通算は539試合38勝38敗50セーブ。  また岡島の獲得などに伴い、球団は自由契約となっていたエンジェルベルト・ソト投手(32)と再契約を結ばない方針。高田繁ゼネラルマネジャー(GM)は「岡島もいるし、左腕という理由で残す理由はない」と説明した。 (金額は推定) ◆世界一の経験伝授  日米5球団を渡り歩いたベテランがリリーフ陣の救世主となる。「1年間けがをしなければ、50試合くらいは投げられる」。岡島は会見でフル回転を宣言した。  大原が左肩痛で開幕に間に合うかが微妙。中継ぎ左腕が手薄な中、高田繁ゼネラルマネジャー(GM)は「ここ10年、コンスタントに50試合前後を投げている。大事なところを任せられる」と強い期待を寄せる。  今月25日に39歳の誕生日を迎える。「年は結構いっているかもしれないけど、体はまだまだいける。ボールを見てもらえればわかる」と自信をみなぎらせる。  今季44試合で防御率は2点台。しかし、出場機会を求め、自らソフトバンクのフロントに自由契約を申し入れたという。「野球ができる楽しみをもう一度かみしめる」と話し、背番号21は「験を担いで占いで決めた」と笑う。  プロでの第一歩を記した巨人で一緒だった尚成や林とは再びチームメートとなる。「ヒサ(尚成)が投げる試合はしっかり抑えないと。チームワークを大事にすれば、いい(順位の)位置にいける」と頼もしい。  若手中心のブルペン陣では最も年長者。2007年のレッドソックス在籍時、ワールドシリーズ制覇へ貢献したサウスポーは「日本一も世界一も経験した。野球をやるからには長く(プロを)続けられないといけない。その秘訣(ひけつ)を教えていきたい」と後進の育成にも意欲を見せた。

    2. 政治・行政

      安倍政治を問う〈15〉「ハゲタカ」「売国」作家・真山仁さん

      ◇この国は絶望の中に 安倍晋三首相が解散総選挙を打ち出した時に湧いた懐疑の念は投開票を経て確たるものになった。  「何のための解散だったのか、やはり分からない。要するに無意味な選挙だったということ。結果がそう物語っている」  自民党の議席はほぼ変わらず、与野党の構図もそのまま。戦後最低の投票率で有権者が何らかの決断を下したとも考えられない。  政治、経済、外交を横断的に取材し、壮大な世界観を描く手法でベストセラー作品を世に送り出す真山仁さん(52)は「安倍政権のモラトリアム(猶予期間)のための選挙にすぎなかった」とみる。  結果以上に真山さんが酷評するのは野党、それも民主党の不甲斐なさだ。  「こういうときこそ、民主党は第3の矢である成長戦略について具体案を出せなければ存在意義がない」  だが、まともな議論ができる体制を整えられず、全国の選挙区に政権交代可能な数の候補者を出すことさえできなかった。それゆえ「無意味な選挙」が決定付けられた。  「投票結果やマスコミの調査をみると『安倍政権は嫌だが、民主には政権を取らせたくない』という有権者の意思が表れている」  過去の失政、そして選択肢となり得ない野党第1党-。二つの意味で民主党の責任は重たい、と断罪する。 ■浅薄 真山さんが安倍政権の継続に感じているのは、危機であり嫌悪であり、恐怖だ。  安倍首相は侵略戦争と植民地支配の被害国である中国、韓国の人々の心情を逆なでする歴史認識を披歴し、憲法改正への意欲を隠そうとしない。  「安倍首相を独裁者になぞらえる声もあるが、まったくそんなことはない。安倍首相はそういう言動を格好いいと思っているだけ」  だがそれは、わずかなアクシデントでより深刻な結果を生みかねない。本人がそのことを理解していないことに事の重大性がある。  安直でその場しのぎ。数年先の未来より明日の人気を求める-。真山さんは、特定秘密保護法の強行採決に安倍政権の本質的問題をみる。  「戦前の治安維持法も当初は選挙妨害を抑止するために作られたが、やがて軍部が強権を手に入れる過程で法改正を繰り返し、政府批判の言論を弾圧するという悪法となった」  浅薄な安倍首相の振る舞いがくさびとなり、本人も意図していない方向へと突き進む。危機感を覚えるのはその短絡さだ。 ■危機 危機的状況は安倍首相が総選挙で信任を得たと胸を張るアベノミクスにもみることができる。  「景気が回復するんじゃないかというムードがここまで継続しているのは奇跡的。何しろ根拠がない」  日銀は国が発行した国債を無制限に買い取っている。金融マーケットに大量のカネが流れ込み、円安株高に振れている。しかしこれはいずれ返済しなければならない国の借金だ。  「自分の足を食べながら生き永らえているようなもの。到底長くは続けられない劇薬だと誰もが分かっている。単なる金融操作にすぎない。国も企業も個人も同じだが、金融操作で生まれたカネはあぶくのようにして消える」  つまり日本経済が1990年代から繰り返し経験してきたバブル。「だからいま、みんなして次の不幸に備え必死でカネを貯めている。だから消費は拡大しない。このままいけば安倍政権は国がボロボロになるまで金融操作を続けかねない」  アベノミクスにはもう打つ手がないからだ。「安倍首相は、あした成功したい人。1~2年かけた地道な努力で成長産業を興すような時間のかかることはしない。だから頭の中には株価と為替しかない」 ■確信 だが政権は安倍首相に委ねられた。他に選択肢がないこともまた現実だ。この国はどこへ向かおうとしているのか。  「可能性があるとすればやはり第3の矢だ。中身のある成長戦略が描けるかどうか」  成長産業を絞り込んで国を挙げて本気で取り組めば、危機を脱する方策の一つになりうる、と真山さんはみる。  「選択と集中。農業でも電気自動車でも、世界一になると決め、予算、人材、外交、貿易すべての側面から徹底的に支援すれば、その成長が活路になる」  だがそれは同時に、多くを切り捨てることを意味する。「つまり嫌われるということ。好かれることを追求している安倍首相にそれができるか」  恐らくはできないだろう、と一呼吸置いて続ける。  「ここまできたら、できるだけ早く円安株高バブルは弾けてしまった方がよい」  そこでようやく政権は正念場を迎える。危機的状況を正確に把握し、腰を据え、成長産業に狙いを定めて腹をくくれるか、という政治の力量が問われる。  真山さんは当初、安倍首相と菅義偉官房長官について「パフォーマンス好きの首相と、手綱を緩めない菅官房長官のペアはよくできた組み合わせだと思った」という。それも安倍首相の言動に歯止めの利かない様子に危うさを覚え、行く末を案じるようになったという。  特定秘密保護法の不条理にも言及した小説「売国」(文芸春秋)の中で描かれている日本の首相は安倍首相がモデルと思われる。日本のロケット技術を米国へ売却しようとする計画を止めようとする人物について官房長官が苦々しく心中を吐露する。  〈一刻も早く叩き潰さなければ。派手な結果が大好きな総理が、本気で「もっと宇宙開発に予算を費やす」などと言い出す前に〉  物語は、宇宙産業を日本独自の成長産業に押し上げようとするもくろみに暗雲がたれこめ、エンディングを迎える。  刊行から2カ月。意味を見いだせない総選挙を目の当たりにし、真山さんの思いは確信に変わった。  「この国は今まさに、絶望のまっただ中にある」 ○まやま・じん 1962年大阪府生まれ。87年同志社大卒、読売新聞中部支社入社。90年退社。フリーライターを経て2004年企業買収を描いた「ハゲタカ」で作家デビュー。12年原発事故と政権をテーマにした「コラプティオ」で直木賞候補。

    3. カルチャー

      「そこのみにて光輝く」5冠 ヨコハマ映画祭各賞決まる

       ヨコハマ映画祭の本年度ベストテンと各賞が決まり、「そこのみにて光輝く」が作品賞、監督賞(呉美保(おみぽ)さん)、脚本賞(高田亮さん)、主演男優賞(綾野剛さん)ほか計5部門を制した。2位は「紙の月」で主演女優賞(宮沢りえさん)、助演女優賞(小林聡美さん、大島優子さんのダブル受賞)など4冠。新人監督賞は福島の今を見詰めた「家路」の久保田直さんに贈られる。表彰式と両作品などを上映する映画祭は、会場を従来の関内ホールから県立音楽堂に移して来年2月1日に行われる。  同映画祭は36回目。スポンサーを持たないファン手作りの催事として知られ、いち早く新しい才能を発掘するなど映画界中央でも注目されている。各賞はファンや評論家、新聞記者ら37人の投票で決まった。  注目の作品賞は、海辺の町にうごめく男女の愛憎を濃密に描いた「そこのみにて光輝く」が独走。撮影賞(近藤龍人さん)を含め、主要5部門で他を圧した。  「紙の月」は若い男に溺れて横領事件を引き起こす女性銀行員が主役。主演女優賞、助演女優賞に加えて助演男優賞(池松壮亮さん)も獲得した。「0・5ミリ」の安藤桃子監督は呉監督とともに監督賞受賞。最優秀新人賞に門脇麦さんら4人、長年の功績をたたえる特別大賞には俳優の津川雅彦さんが選ばれた。  映画祭は午前11時半から「紙の月」を上映、午後2時から表彰式、4時10分から「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」、6時25分から「そこのみにて光輝く」を上映。例年の関内ホールが改修工事のために使用できず、今回に限って西区の県立音楽堂で行う。  入場料3千円、前売り2700円。一般前売り券は12月20日から発売。問い合わせは実行委員会電話045(430)1845。 〈2014年度日本映画ベストテン〉  ※カッコ内は監督 【1】そこのみにて光輝く(呉美保) 【2】紙の月(吉田大八) 【3】0・5ミリ(安藤桃子) 【4】「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」(矢口史靖) 【5】私の男(熊切和嘉) 【6】ぼくたちの家族(石井裕也) 【7】愛の渦(三浦大輔) 【8】家路(久保田直) 【9】野のなななのか(大林宣彦) 【10】ほとりの朔子(深田晃司) 〈各賞〉  ※カッコ内は対象作品 ◇作品賞 「そこのみにて光輝く」 ◇監督賞 呉美保(そこのみにて-)、安藤桃子(0・5ミリ) ◇森田芳光メモリアル新人監督賞 久保田直(家路) ◇脚本賞 高田亮(そこのみにて-、銀の匙) ◇撮影賞 近藤龍人(そこのみにて-、私の男) ◇主演男優賞 綾野剛(そこのみにて-) ◇主演女優賞 宮沢りえ(紙の月) ◇助演男優賞 池松壮亮(紙の月、ぼくたちの家族) ◇助演女優賞 小林聡美(紙の月)、大島優子(紙の月) ◇最優秀新人賞 門脇麦(愛の渦、ほか)、清野菜名(TOKYOTRIBE、ほか)、佐倉絵麻(ぼんとリンちゃん)、高杉真宙(ぼんとリンちゃん) ◇特別大賞 津川雅彦  =敬称略

    4. 政治・行政

      住民寄付の学校園地、20年間手つかず 川崎市

       川崎市麻生区の市立真福寺小の学校園地にと、近隣住民から寄付された山林約6310平方メートルが、20年間手つかずになっていることが、18日の市議会定例会で明らかになった。自民党の松原成文氏(中原区)の質問に、渡邊直美教育長は「残された貴重な自然でもあり、より広い観点から保護と活用の方法を検討する必要がある」と述べた。  市教育委員会教育環境整備推進室によると、同小近くの山林は、1994年に区内の女性から市が譲り受けた。当時の市評価額は約5億9900万円だった。    渡邊教育長は、傾斜地を含む用地のため、児童の安全確保策が必要との認識を示した上で、「樹木の伐採や倒木の撤去など、事故防止と環境保護の観点から維持管理に努めている」と説明。これに対し、松原氏は「20年間も塩漬けしていた。教育委員会としてもう少し努力するべき」などと指摘した。