1. 社会

      JA伊勢原協同病院、診療報酬不正請求の疑いで病院幹部らを告発

       JA県厚生連伊勢原協同病院(伊勢原市)が2010年4月から2年半にわたって診療報酬を不正に請求していた疑いがある問題で、同院関係者は24日、詐欺容疑で、当時の県厚生連幹部と同院幹部2人の計3人を県警に告発した。県警は同日付で受理し、調べを進める。  告発人の代理人によると、3人は共謀して10年4月、同院の男性外科医の名義を臨床検査の専任・常勤医と偽った届け出書を厚生労働省関東信越厚生局に提出。診療報酬の請求資格を満たしているように装い、12年9月までの間、診療報酬計約7千万円をだまし取った、としている。  同院によると、この外科医が臨床検査科勤務の辞令を正式に受けたのは、12年10月付だった。  元県厚生連幹部と元同院幹部の1人は神奈川新聞社の取材に対し、それぞれ「事務手続きは病院で対応しているので全く身に覚えがない」、「厚生局の審査を経て請求しているので告発は不当だ」と答えた。  同院はこの医師の勤務形態に疑義が生じたとして、10年4月からの請求資格を今年8月末で取り下げ、県厚生連内の第三者チームが検証。11月にも同厚生局に報告する。同厚生局は「病院からの報告があれば、所要の手続きに沿って適切に対応する」としている。  今年8月の同院の新築移転に伴い、36億円超を分割で補助している伊勢原市は今月2日に同院から事情を聴いた。検証結果がまとまり次第、市議会に報告する方針。

    2. 在日米軍・防衛

      横須賀基地の原子力空母 交代は来年8~9月

       米海軍第7艦隊のロバート・トーマス司令官(中将)は24日、神奈川新聞社などの取材に応じ、横須賀基地(横須賀市)に配備されている原子力空母の交代時期が、来年8~9月になる見通しであると明らかにした。「(日本への配備で)危機に対応する時間を省けるのは極めて重要」と述べ、アジア太平洋地域の前方展開拠点として横須賀が引き続き重要な役割を担うとの認識を示した。  米海軍は今年1月、横須賀の原子力空母を現在のジョージ・ワシントンから同型艦のロナルド・レーガンに交代すると発表したが、具体的な時期は明らかにしていなかった。レーガンは現在、米西海岸サンディエゴを母港としており、本土で交代式を終えて日本に向かうという。  トーマス司令官は、安倍政権が日米部隊の協力態勢強化を狙い集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈の変更を閣議決定したことに関連し、朝鮮半島で危機が高まった場合に、最初期に機雷が敷設される事態になれば、「第7艦隊にとって日本は重要になる」と強調。韓国海域で機雷掃海などを通じた支援を自衛隊が実施することで日米と韓国の部隊連携が深まるとし、韓国側も自衛隊の活動に同意するとの認識を示した。  また、米軍がアジア地域で実施している官民連携の医療・インフラ工事活動「パシフィック・パートナーシップ」に海上自衛隊が参加していることについて、「能力の向上を続けており、世界クラスのネイビー(海軍)になっている」と評価、協力関係の拡大に期待感を示した。

    3. 社会

      秦野でツキノワグマの痕跡 市が注意呼び掛け

       秦野市堀西で23日、ツキノワグマの痕跡が確認された。市内での出没情報は2年前に3度あって以来。市は追い払いを実施し、周辺に注意を呼び掛けている。  市によると、痕跡が見つかったのは同日正午ごろで、堀西地区の「堀西さわやか農園」と桂林寺付近の柿畑の2地点。いずれも枝が折られ、柿が食べられた形跡があった。市と県が確認したところ、フンや足跡の特徴から、ツキノワグマの成獣と特定された。  市はすでに注意喚起を促すチラシを付近の幼稚園、小中学校、住宅に配布。市環境保全課は「クマに遭遇しても近づかず、大きな声を出さない。農家は野菜の残りかすの処分、果樹の収穫を早めて」などと呼び掛けている。  目撃情報や痕跡の発見などは、同課電話0463(82)5111。

    4. 政治・行政

      違法崖地の是正勧告、3割が宛先不明で戻る

       業者が盛り土するなどして違法状態となった崖地の是正指導を横浜市が放置していた問題で、是正が完了していない違法崖地242カ所の造成業者らに市が送付した是正勧告書のうち、84通が宛先不明で戻ってきていることが24日、分かった。  同市建築局の調査によると、市内には是正が完了していない違法崖地が243カ所あり、そのうち1年以上指導せずに放置していた崖地が207カ所あった。最長で24年間放置していたケースも7件に上った。  同局は今月6日に同市緑区白山の違法崖地で崖崩れが発生したことを受け、10日に同崖地の造成業者に是正措置命令を発令。残りの違法崖地242カ所の造成業者らにも同日、是正勧告書を郵便で送ったが、24日までにほぼ3分の1以上となる84通が宛先不明で戻ってきているという。  送付の際には、市が把握している過去の指導履歴の書類などを参考にしたが、長年指導を放置していた間に業者が住所を変更するなど宛先が変わったとみられる。同局の担当者は「年内を目標に全ての現地調査を始めているので、調査の中で現在の崖地の所有者や造成事業者などを調べ、指導を継続していきたい」と話している。

    5. 高校野球

      秋季関東高校野球:きょう開幕 平学・桐光、センバツ目指す

       高校野球の第67回秋季関東大会は25日、県大会を勝ち抜いた7県の代表15校が参加して千葉県で開幕する。  神奈川1位の平塚学園(13年ぶり2度目)は昨夏の甲子園覇者、前橋育英(群馬2位)と、同2位の桐光学園(8年ぶり3度目)は昨春の選抜大会を制した浦和学院(埼玉1位)と、いずれも26日の1回戦でぶつかる。  来春の選抜大会出場校を選考する重要な参考資料となる秋の陣。来春の晴れ舞台を目指す県勢2校をデータを基に紹介する。 ◇光る堅守と集中打-平塚学園-  「選抜優勝が目標」。平塚学園の主将戸張はこう言い切る。  選手たちは夏、秋とも神奈川で4強入りした2012年、そして準優勝を遂げた昨夏の戦いを見て入学してきた世代。それだけに「潜在能力に加え『もう一歩踏み出すんだ』と意識も高い。初めて選抜で日本一を取るぞと言ってきた」と、八木崇文監督(35)の期待は大きい。13年ぶりの関東もあくまで通過点として捉えている。  飛躍の秋、立役者の一人となったのが1年生エース高田だ。右上手からの直球が最大の武器。4回戦の桐蔭学園、準々決勝の横浜隼人、準決勝の東海大相模と、強豪校をいずれも1得点に抑え、5試合41回2/3を投げて防御率0・65と抜群の安定感を誇る。  「技術もだが精神面も強い。落ち着いて粘り強く投げることができる」と指揮官。県大会終了後に投げ込みや練習試合での連投をこなし、体力面での懸念もぬぐい去ったのも好材料だ。  もっとも、八木監督がより信頼を置いているのは1年生エースを支える2年生。好リードが光る捕手東、チームを束ねる主将の遊撃戸張、さらに秋の県大会で打率5割をマークしたリードオフマン、二塁の一場をキーマンとして挙げる。今夏を経験した選手がセンターラインの要所を担っていることが後半勝負の強さに結んでいるという。  県大会では堅実な守りと集中打が光ったが、この1カ月間、打撃に重点を置いて強化を図ってきた。「下位もポテンシャルは高い。後はいかにつながるか」と指揮官。踏み出した一歩を緩めず、突き進む。 ◇接戦通じ選手成長-桐光学園-  豪腕も、スラッガーもいない。だが、この秋の桐光学園には土俵際のしぶとさがある。  地区予選の生田戦、県大会準々決勝の日大藤沢戦は敗戦寸前まで追い込まれながら、いずれも九回1死から逆転サヨナラ勝ち。日大藤沢戦は2-3の1点ビハインドから恩地、中川、中尾がファーストストライクを逃さずに捉え、わずか4球でひっくり返した。  「厳しいゲームを勝つことでプラスアルファがあった」。野呂雅之監督(53)は接戦を通じて各選手が成長したことを感じ取っている。  結成当初は練習は守りが6、7割。中継プレーや挟殺といった連係に時間を割き、納得いかなければ打撃練習を取りやめたこともあった。  県大会終了後からは打撃にも時間をかけ、2週間ほど素振りを課した。「我慢強いよね。次こそはというのを感じる」。指揮官は黙々と取り組む姿勢に勝負強さの一端をみている。  とはいえ、素材は確かだ。1年夏から主力を張ってきた恩地、田中の2年生に加え、右下手の中川、根本、大工原も経験を重ねている。  中でも、軸は打率5割3分1厘、8打点がともにチームトップの恩地。投手としても4回戦、準々決勝、準決勝と好救援し、関東大会はエース番号を背負う。「関東でもいいところで打ちたいし、ピッチングでもしっかり投げ込んだので自信をもって投げたい」と自覚は十分だ。  「野手も個々に上向いてきている。有意義な1カ月だった。いい意味で変身できた」。野呂監督は確かな手応えをもって秋の戦いに臨む。

    6. プロ野球

      横浜隼人高・宗にオリックスが指名あいさつ

       オリックスにドラフト2位指名された横浜隼人高の宗佑磨内野手(18)が24日、横浜市瀬谷区の同高で加藤康幸球団副本部長兼編成部長らのあいさつを受けた。宗は「温かく受け入れてもらって感謝している」と喜びをかみしめた。  目標はオリックスから米球界に羽ばたいたイチロー(米大リーグ・ヤンキース)。オフに古巣でトレーニングを重ねるスターに思いをはせ「尊敬している選手なので、アスリートとしての心構えなどを聞いてみたい」と対面を心待ちにした。  加藤副本部長は「目力が強くオーラがある。3割、30本、30盗塁も狙える素材。まずはショートで勝負してもらい、将来はチームの核になってほしい」と期待を寄せた。  前夜は遅くまで祝福のメールや電話が相次ぎ、この日も多くの知人からサインや写真撮影をねだられた。「あらためて実感が強まっている」という宗は「ゆっくりやれと言ってもらったが、自分は最年少で一番努力しないといけない。足を使い、自分がホームを踏んで得点を重ねられるようになりたい」と抱負を語った。

    7. 社会

      リサイクルセンター建設予定地から基準値超のダイオキシン

       大磯町は24日、ごみ処理広域化に伴い建設予定の「リサイクルセンター」用地の土壌から、環境基準値の約1・2倍のダイオキシン類が検出された、と発表した。町は飛散防止措置を取り、今後汚染範囲などを調査した上で土壌を撤去する。周辺住民の健康被害の報告はないとしている。  町によると、現在あるごみ焼却施設などの解体工事を前に、9月に計8カ所の土壌を調査。うち1カ所から環境基準値(1グラム当たり千ピコグラム以下)を上回る1グラム当たり1200ピコグラムが検出された。原因について町は「分からない」としているが、近くに焼却灰運搬トラックの洗車場があったという。

    8. 子育て・教育

      海老名市、学力テストの平均正答率公表へ

      ◇学校別は見送り  全国学力テストの結果公表の在り方について検討してきた海老名市教育委員会は24日、定例会を開き、市全体の平均正答率を11月末に公表することを決定した。焦点だった学校別の平均正答率は「序列化につながる恐れがある」など学校側の意見を考慮して公表を見送った。  定例会には伊藤文康教育長ら5人の委員が出席。事務局側が今年4月に小学6年と中学3年を対象に市内の全ての小中学校で実施した全国学力テストの成績公表方法を議案として提出した。  公表方法は、各校が統一様式を使い、平均正答率を記載しない代わりに、成績の分析を「優れている所」「努力を要する所」の2項目とし、「読解力」「計算力」など各教科の傾向を書き込む。改善策も入れた冊子を作成して保護者に配布する。ただ、書き込む指針などは決まっていないため、市教委は今後内容を詰めていくという。  また、市全体の平均正答率については、国語、算数(数学)の分析結果に県、全国の比較などを加え、市ホームページ(HP)で同時に公表する予定。  委員からは「数値が先行するのはよくない」「PTAの反応はどうか」「結果については教職員全体で共有して授業の改善に生かしてほしい」などの意見が出され、可決された。  学校別の平均正答率は、本年度から各市町村教委の判断で条件付きで公表できるようになった。海老名市は4月以降、学校別平均正答率を含めて公表の仕方を校長会などと協議してきた。  内野優市長は「保護者への説明責任を果たしたい」と全面公表を支持。校長会は「序列化につながり、下位の学校に悪影響が出る」など、学校別の平均正答率の公表については反対する意見が多かったという。  学校別平均正答率の公表は他の自治体でも慎重論が根強く、大半が公表しない見通し。ただ、市町村ごとの平均正答率は、県教委が「積極的な公表」を求めており、綾瀬市と愛川町が既にHPに掲載している。  伊藤教育長は「全国学力テストの結果について、これまで学校ごとで公表・説明の仕方がバラバラだった。教育指導の改善につなげることが目的であり、学校別の平均正答率の公表は阻害要因になると最終的に判断した」と説明した。

    9. 社会

      横須賀署員が飲酒運転で物損事故

       横須賀署の20代の男性巡査長が11日、飲酒して乗用車を運転し物損事故を起こしていたことが24日、県警への取材で分かった。県警は道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで捜査しており、書類送検や懲戒処分を検討する。  県警によると、巡査長は10日の勤務後に横須賀市内で飲酒。翌11日早朝、帰宅しようと乗用車を運転した。  同市内を走行中、道路脇の電柱に衝突し、目撃者が通報。駆け付けた警察官が検査したところ、基準値(呼気1リットル当たり0・15ミリグラム)以上のアルコールが検出された。けが人はいなかった。県警が同乗者の有無や詳しい経緯などを調べている。

    10. 政治・行政

      労働会館建て替え、整備の概要が明らかに

       藤沢市は24日、老朽化していた市労働会館(同市本町)の建て替え後、新たに整備する複合施設の概要を明らかにした。6階層の建物を新築し、労働会館と周辺の公共施設の計8機関を集約する。2015年度に基本設計に着手し、19年度の供用開始を目指す。同日の市議会特別委員会で説明した。  総工費は45億円程度の見込み。複合化により、トイレやエレベーターなど共用部分の整備が効率化されるほか、一部施設が入居している民間ビルの賃借料がなくなり、50年間で少なくとも2億8600万円の経費が節減されるという。  複合施設の計画は、築38年の労働会館と築49年の藤沢公民館の老朽化がきっかけ。両館は約500メートルの距離にあり、一体整備する案が浮上した。さらなる利便性の向上と効率的な再整備を図ろうと、市は昨年末に庁内プロジェクトを立ち上げ、その他の周辺施設も集約する方向で検討を進めてきた。  今回の概要は、その中間報告として公表。新施設には、労働会館と公民館のほか、▽藤沢市民図書室▽藤沢地域包括支援センター▽地域生活支援センターおあしす▽藤沢子供の家▽藤沢西部ボランティアセンター-が移転する。また放課後児童クラブも新設される。  地域のコミュニティー施設(集会所)である「藤沢市民の家」と「伊勢山市民の家」も当初は移転が検討されたが、利用者の意見などを踏まえ、現在地での存続とした。  また、「本町1丁目憩いの森」と労働会館の間にある民有地に都市計画公園も建設する予定。完成後は労働会館、公園、憩いの森の一体利用も可能になる。  11月から来年1月にかけて市民や利用者への説明会を開催。意見を反映させ、本年度中に基本構想を策定する。

    11. 子育て・教育

      県内公立高校の募集定員発表 共通検査は2月16日

       県教育委員会は24日、公立高校の2015年度募集定員を発表した。単位制高校を含む全日制の募集定員は14年度比455人減の4万3504人。募集校数は153校と変わらないが、15年3月の県内公立中学校卒業予定者が前年実績より825人減の6万9746人の見込みであることなどから、減員となった。=一覧は24日付の神奈川新聞本紙に。  共通選抜の募集期間は15年1月28~30日。2月16日の共通検査(学力検査)に始まり、18日まで面接および特色検査を行う(連携型中高一貫教育校である県立光陵高と県立愛川高の連携募集の検査は17日面接のみ)。合格発表は2月27日。  定時制は3265人、通信制は1520人を募集する。  15年度に新たに開設されるコースや学校はない。横浜市立南高では一般募集の他に併設型中学校の卒業者160人を受け入れるが、選抜を行わないため募集定員には含めない。

    12. ペット・動物

      動物保護センターの猫殺処分ゼロ継続中 ボランティアも尽力

       県動物保護センター(平塚市)に収容された猫の殺処分数が、昨年10月から丸1年以上、ゼロが続いている。「猫をむやみにセンターへ持ち込まず、殺処分しないという問題意識を広めたい」と、ボランティア団体がセンターから猫を引き取る仕組みを提案。一時飼育や里親探しに奔走した努力が結実した。今後は「飼育放棄などの持ち込みもゼロにしたい」と意気込んでいる。  同センターでは昨年度、犬の殺処分数が初めて1年を通してゼロになったが、さらに収容数の多い猫では全国的にも珍しいという。  同センターと県食品衛生課によると、猫の収容数は5年前の2009年度は1919匹いたが、室内飼育が増えた影響で年々減少し、昨年度は収容634匹。そのうち398匹が殺処分された。  それまでも収容された猫を引き取っていたボランティア団体側が、殺処分ゼロを目指す連携を同センターに呼び掛けた。同センターで最後に猫の殺処分が行われたのは、昨年10月11日。以降は、収容のたびにセンターから連絡を受け、複数の団体や個人ボランティアが手分けして猫を引き取ってきた。  インターネットなどを通じて里親を探す傍ら、3、4時間おきにミルクを与えるなど世話が必要な子猫の場合は自宅などで飼育する。病気や高齢の猫を病院へ通わせることもある。  積極的に猫を引き取ってきた保護シェルター「たんぽぽの里」(相模原市中央区)を運営する石丸雅代代表によると、里親が見つかるのは半数程度にとどまる。残りは、石丸代表らボランティアが自宅やシェルターで飼育し続ける。年間数百万円に上るシェルターの運営費は、寄付やメンバーの持ち出しで賄われている。  それでも奔走を続けてきたのは、「殺さないで済む方法があると、目に見える形で示したかった」からだ。  一方で、一部のボランティアだけではゼロの継続は難しいのも実情だ。犬と違い、飼育の際に県への登録の必要がない猫の場合、野良かペットか判別できず、人に危害を加える恐れも少ないため、すぐに保護に踏み切れない難しさがある。結果的に野良猫が産み落とした子猫がセンターに多数持ち込まれることになる。  石丸代表は、継続的な殺処分ゼロに向け、不妊手術をした上で住民などが世話する「地域猫」の取り組みの推進や、やむを得ず手放すことになった飼い主自身が里親を探す仕組みを行政と連携して確立していく必要性を指摘する。  センターに持ち込まれる成猫の多くが、飼い主の転居や高齢化による飼育放棄だという実態もある。石丸代表は「殺処分をなくすには、持ち込みをゼロにする必要がある」と強調。引き続き本年度中の殺処分ゼロを達成し、「機運を高めたい」と話している。

    13. カルチャー

      中井で乳牛コンテスト

       中井町内の酪農家が乳牛の質を競う「第57回町畜産共進会」がこのほど、同町松本の小沼牧場で開かれ、22頭が出品された。町畜産会(小澤耕一会長)主催。  審査は月齢別、出産経験の有無の2部門で行われた。県湘南家畜保健衛生所の稲垣靖子所長など3人の専門委員が、牛の骨格や発育状況、乳房の形状などについて評価を行った。  グランドチャンピオンには大原修さんが飼育する「リツチラブ ダーハム エデイ」が初栄冠に輝いた。上位入賞の10頭は26日、県家畜集合センター(綾瀬市吉岡)で開かれる県乳牛共進会に出品される。  町内では、1975年に兼業農家を含め196軒で計約1700頭飼育されていたが、現在は専業の酪農家11軒で計約300頭となっている。

    14. ベイスターズ

      1位山崎(亜大)2位石田(法大)に中畑監督があいさつ

       横浜DeNAの中畑清監督は24日、ドラフト会議で1位指名した亜大の山崎康晃投手と同じく2位指名した法大の石田健大投手にあいさつした。それぞれ会談を終えた2投手はともに入団の意思を表明。終始笑顔だった指揮官は「2人で20勝。左右のエースとして投手陣を引っ張ってほしい」と期待を膨らませた。  「早く会って抱擁を交わしたい」。前日のドラフト会議でそう語っていた中畑監督が早速、上位指名の大学生投手2人のもとを行脚した。  まず足を向けたのは東京都武蔵野市の亜大。玄関口で迎えた1位指名の山崎を抱きしめ、「いい顔だな。先発ローテーション(入り)決定だ」と期待の高さを最大級の賛辞で表した。  懇談の席でも上機嫌。ドラフト会議のためにわざわざ仕立てたブランド品の“勝負ネクタイ”も一緒にプレゼントする気前の良さだ。熱烈なラブコールに右腕は「尊敬できる監督の下で多くのことを学んでいきたい」と笑顔を見せた。  続いて訪れたのは川崎市中原区の法大野球部合宿所。こちらでも指揮官は2位指名の石田を両腕で抱きしめた。後藤や三嶋、三上ら法大OBが多くいるチームに愛着が湧いている左腕は「先輩たちよりも目立つ活躍がしたい」と宣言した。  1、2位指名の両投手は顔なじみ。2013年の大学日本代表に選抜され、遠征先の宿舎で相部屋だった。ともにライバルと認め合う仲。山崎が「同級生として競い合っていきたい」と言えば、石田も「お互いに刺激し合って横浜を支えていきたい」と語った。  「最低でも(2人それぞれで)10勝」が中畑監督からの注文。「もしできなかったらどうする」と指揮官に問われると、山崎は「頭をそります」と丸刈りを見せながら笑ってみせた。

    1. 社会

      中越地震から10年 復興の途上で〈2〉「住民の力で自立と持続」

       点在する集落と集落とを結ぶつづら折りから道を外れ、砂利を踏みしめながら遊歩道を下っていくと、その場所は現れた。  北緯37度17分30秒、東経138度52分。10年前、新潟県中越地震のすべてはここから始まった。  マグニチュード(M)6・8を記録した本震の「震央」。厳密には足元から13キロ下の地中に、岩盤の破壊開始点である「震源」がある。  直下地震特有の突き上げるような揺れに見舞われた被災地で唯一、最大震度7が観測された旧川口町(現長岡市)。地震から丸1年となった2005年10月23日、専門家やボランティアらが衛星利用測位システム(GPS)を使って震央の位置を特定した。3段連なる棚田の真ん中だった。  今月上旬。鳥のさえずりしか聞こえない朝の静寂の中、1台の軽ワゴン車が坂道をゆっくりと下りてきて傍らに止まった。  クマよけの鈴の音を響かせながら、農作業の準備を始めた星野正子(70)が振り返る。「父から引き継いだこの棚田が震央だなんて。聞いたときは本当にびっくりした」  地表面が食い違うなどの大きな被害は出なかったものの、周囲の斜面が崩落し、しばらく作業ができなかった。いま、再びこの土地を糧にできるようになった喜びをかみしめる。「体力の続く限りここで米作りを続けたい。子どもは別の仕事をしているから、跡継ぎはいないけれど」  ◆ 「震央」活用    棚田のすぐそばに目印の標柱が立ち、「震央メモリアルパーク」と名付けられた。爪痕が残るほかの現場や展示施設とともに、中越地震の記憶や10年の歩みを伝える「中越メモリアル回廊」を構成する。その“原点”の場所として、私有地ながら見学者を受け入れる。  星野は「こういう場所はなくてはならないもの。地震のことは忘れられていってしまうから」。この地を守ろうと思うのは、生活のためだけではない。  震源の真上にあり、ひときわ強い揺れで壊滅的な被害に見舞われた川口。再生の道を模索し、長岡市に編入合併したのは、山古志に5年遅れの10年3月だった。  人口28万、新潟県第2の都市としての再出発だった。それは人口5千の小さな町が拠点都市の周辺部になったことを意味した。中越地震で建物が危険な状態になったため、駐車場に張ったテントに災害対策本部を設け、激震地の象徴でもあった旧川口町役場は長岡市川口支所となり、限られた業務を担うだけになった。  山古志などと同様に過疎高齢化が進む中で、数の面では減りゆく住民をどう支え、地域をいかに維持していくのか。  一つの試みが川口で動きだしている。被災後に各集落で芽吹いた地域づくり活動をベースに、3年前に設立された住民参加型のNPO法人「くらしサポート越後川口」。役割を縮小する行政に代わり、地域の課題解決を担っている。  ◆ バスを運行    象徴は車体が黄色く塗られた2台のハイエースだ。  路線バスが走っていない中山間地の住民を支える地域バス。旧川口町から事業を引き継いだ長岡市が厳しい財政事情も考慮し、地域の団体が運行主体となる過疎地有償運送に昨春から切り替えた。受け皿となった「くらしサポート」がバスを走らせる。  利用の少ない土曜日の運行は取りやめる一方、運賃を大人200円、子ども100円に据え置き、隣の小千谷市へ通院する際の利便も考慮して運行ルートやダイヤを改編。無駄を省き、売り上げを増やす道を探り続けるが、「どうやっても赤字。でも、利用者の9割は75歳以上の後期高齢者。なくなったら困るという声が多い」と事務局長の赤塚雅之(43)は話す。  市の補助金で赤字を埋めるばかりでなく、地元中学校の授業でバスの利用を伸ばすにはどうしたらいいか生徒たちと一緒に考えたこともある。「自立」と「当事者意識」をキーワードに挙げる赤塚は「これからの川口を元気にしていく上で、若い人をどう巻き込むかは大きなテーマ」と実感を込める。  リース期限を迎えた中古のハイエースを利用した安価なレンタカー事業、住民交流の場でもある「川口きずな館」の運営、同館が立地する市の運動公園の指定管理と少しずつ役割を広げ、住民アンケートも手掛けるなど持続的な地域運営に腐心する。  全国から支援が寄せられた川口の10年。輪の中にいた赤塚は自転車に例えて「これまでは乗っていれば、誰かが背中を押して前に進めてくれた」と振り返り、次の10年を見据える。「これからは自らペダルをこがなければならないが、全速力である必要はない。こぎ続けられる自分たちのペースを見つけていきたい」  =敬称略

    2. カルチャー

      東京ドラマアウォード2014 「半沢直樹」が3冠に

       NHK・民放各社が主催する「東京ドラマアウォード2014」の授賞式が23日、都内のホテルであり、大ヒットしたドラマ「半沢直樹」(TBS)が連続ドラマ部門グランプリを獲得。主演の堺雅人さん(41)が主演男優賞、演出を手掛けた福澤克雄さん(50)が演出賞に輝いた。坂井さんは「撮影現場に視聴率が届くたび、『わぁー!』っと歓声が起きた。戦う男たちの集団でお芝居させてもらえたことを本当に光栄に思います」と感謝していた。  最終話の視聴率は関東地区で42.2パーセント、関西地区では45.5パーセント(ともにビデオリサーチ社調べ)を記録。坂井さんの決め台詞「倍返しだ!」は2013年の流行語大賞を受賞するなど社会現象を起こしたが、福澤さんは「テレビのヒットの常識から外れているので、最初はヒットをするなんて思っていなかったんです。なかなか企画も通りませんでしたしね……」と苦労を振り返っていた。  対象作品は昨年7月から今年6月までに放送されたドラマで、主演女優賞は「WOMAN」(日本テレビ系)でシングルマザーを演じた満島ひかりさん(28)が受賞。助演男優賞は吉田鋼太郎さん(55)、助演女優賞は石原さとみさん(27)に贈られた。特別賞を獲得した「三匹のおっさん」(テレビ東京)に主演した泉谷しげるさん(66)は、北大路欣也さん(71)、志賀廣太郎さん(66)と登壇し、「おっさんが頑張り続けるっていうのはいいものだろう。でも特別賞ってなんだよ。同情か?!」と泉谷節をきかせ、会場の笑いを誘っていた。

    3. プロ野球

      【動画】ドラフト会議:横浜高校の浅間と高浜が胴上げ

      ◆日本ハム3位:浅間(横浜高)  常にクールな男が終始笑顔だった。日本ハムから3位指名された浅間(横浜高)は「夢だったプロ野球選手になれる。うれしい気持ちでいっぱい」。そう言って喜びをかみしめた。  「日本ハムは常に優勝争いをする強いチームという印象。稲葉さんへの応援など、熱いファンがいる」と、新天地での期待に胸を膨らませる。ただ「もう少し上位でとも思ったが、プロは実力の世界。これから追い抜いていきたい」と闘争心をすでに燃やす。  目標は青木(米大リーグ・ロイヤルズ)。走攻守三拍子そろったスタイルに自らを重ね、「1軍の球をたくさん打って慣れていきたい。そして首位打者を取りたい」。そんな教え子に渡辺元智監督(69)は「どんな練習にも耐えられる体ができれば目標としている選手に近づけると思う」と太鼓判を押す。  盟友高浜も日本ハムから7位指名を受け「同じチームとは予想していなかったので驚いた。運命を感じますね」。そう言って照れ笑いを浮かべた浅間は「入団して良かったって思ってもらえるように、ファンからも愛される選手になりたい」と言った。  あさま・だいき 外野手。東京・牛込一中-横浜高。183センチ、75キロ。右投げ左打ち。18歳。 ◆日本ハム7位:高浜(横浜高)  浅間の3位指名から約1時間。高浜(横浜高)は1年時から名門を引っ張った浅間と同じ日本ハムに7位指名され、「すごくどきどきして待っていたので、ほっとしました」と頬を緩めた。  プロ入り時の評価は阪神から1位指名を受けた兄・卓也(ロッテ)に及ばない。それでも「小さいころから憧れてきた存在。数年で追い越したい」と強く誓った。  対戦したい投手に挙げたのは同じリーグとなる松井裕(楽天)。今でも2年夏の神奈川大会で放った一発が胸に焼き付いている。  名門の主砲は「打撃で生きていこうと思っている。長距離砲と呼ばれる人の中ではまだまだだけど、球史に名を残す打者になりたい」と、大きな野望とともにプロの世界へ乗り込む。  たかはま・ゆうと 内野手。福岡・金田中-横浜高。183センチ、94キロ。右投げ右打ち。18歳。

    4. カルチャー

      東京国際映画祭 東京・六本木などで華やかに開幕 レッドカーペットに宮沢りえや嵐が登場 安達祐実は花魁姿で練り歩く

       「第27回東京国際映画祭」のオープニングセレモニーが23日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、国内作品で唯一ワールドプレミアに選出された「紙の月」(11月15日全国公開、配給・松竹)に主演する宮沢りえさん(41)が胸をあらわにしたグレーのドレス姿で登場。「花宵道中」で吉原遊女に扮した安達祐実さん(33)は花魁姿でレッドカーペットを練り歩いた。アイドルグループ「嵐」もスペシャルアンバサダーとして姿を見せ、沿道から黄色い歓声が飛んだ。  映画祭は今年から規模を拡大し、六本木のほか日本橋、歌舞伎などで展開。アニメーションに注目した特集企画では映像作家・庵野秀明さんの初期の作品から、最新作「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」まで約50作品を上映する。期間は31日まで。

    1. 社会

      中越地震から10年 復興の途上で〈1〉「山古志でしか生きられない」

       望郷の念を募らせるだけでは、果たせなかった。雪深い仮設住宅での厳しい冬を耐え忍び、ふるさとを取り戻す努力を重ねた。その思いに行政や復旧に携わった人々が寄り添い、苦労を分かち合ったボランティアも心を一つにした。  帰ろう、山古志へ-。  雪解けの水をたたえ、日本の原風景とも称された棚田が連なる山へ。牛がわらをはみ、点在する池で色鮮やかなニシキゴイが悠然と泳いでいた山へ。  新潟県中越地方の中山間地、伝統文化の「牛の角突き」で知られる旧山古志村(現長岡市)。恵みをもたらす大地が無残に引き裂かれたのは、10年前の2004年10月23日だった。  午後5時56分、コイの品評会に向かおうとしていた理髪店経営、星野吟二(66)は震度6強の激しい揺れに襲われた。「いきなり下からドン。50センチぐらい突き上げられたかなぁ」  慌てふためきながら「池の水と一緒に次々と外へ飛び出したコイをつかまえては、池に戻し続けた」。本震並みの強い余震はやまず、傍らで妻サツ子(65)が叫んだ。「家が倒れるーっ」  改築したばかりだった自宅兼店舗は基礎にひびが入って傾き、「半壊」と判定された。幸い、妻や同居する長男夫婦、孫2人にけがはなかったが、そこから3年余りも村外での避難生活を余儀なくされるとは思いもよらなかった。 ■避難 地滑りが329カ所で発生し、村外に通じる道路が寸断されて村全体が孤立した山古志。崩落した土砂が川をせき止め、決壊すれば下流の集落を壊滅させる恐れもある中、当時の村長、長島忠美(63)が大きな決断を下すのに時間はかからなかった。  「全村避難」。2日後の10月25日、自衛隊や消防のヘリコプターで、翌05年4月に合併することが決まっていた隣の長岡市へ。命をつなぐためとはいえ、村民約2千人が丸ごと村外へ逃れるという異例の対応だった。  慣れない土地の避難所で身を寄せ合い、毎日のようにボランティアで散髪を続けた星野は、集落ごとに入居した仮設住宅で4畳半の一間を改装。夫婦で仮設の理髪店を営み始める。  県に掛け合い、前例のない試みを認めてもらったのは、自らの生活再建のためだけではない。「なじみの床屋と違う店に行くのって、勇気いるじゃない」。常連客の、ひいては集落の人々を結び続ける仕掛けでもあった。仮設の軒先に、赤、青、白に色分けされた「理容室」ののぼりを掲げた。 ■過疎 避難指示が解除され、すべての村民が仮設を退去した07年12月、山古志へ戻ったのは、地震当時に暮らしていた690世帯の7割、508世帯。当初は9割が帰村を希望したが、少なくない住民が山を下りた。  地震から10年がすぎた今は454世帯。人口はほぼ半減の1100人余りとなり、かねて進行していた過疎高齢化が否応なく加速する。  元の場所で再開した星野の理髪店の客も「半分以下に減った」。でも、意に介さない。コイの養殖に宅配の代行、地元・竹沢集落の区長にボランティアの観光ガイドも務め、山での暮らしに充実感を漂わせる。サツ子も直売所の運営に携わり、訪れる客とのやりとりを楽しんでいる。  それでも、思うに任せないものがある。  地震による土砂崩れで崩壊した近くの国道と、現場にそのまま残された軽トラックの保存・公開だ。「地震が起きると、こんなに大変なことになる。でも、それを乗り越えてきたことを知ってもらいたい」  原形復旧が困難なほど傷んだ国道は新たなルートで整備され、被害の現場は廃道となった。一帯を「震災の谷」と名付け、仲間とつるはしやシャベルを手に現場へ通じる道を整備。草刈りも行ったが、危険なため今は立ち入り禁止になっている。  「地震の被害状況が手付かずのまま残っているのはあそこだけ。だからこそ、きちんと見学できるようにしたいんだけどね」。星野はなおも、あきらめてはいない。 ■覚悟 歳月を重ねて変わったのは、村民の数や爪痕の減った景観だけではなない。星野の長男家族は「地震が怖い」と山を下りた。  夫婦での暮らしが続くものの、「2人ともずっと山古志だから、ここでしか生きられない。よそへ移ろうなんて考えたことはない」。山古志の過疎高齢化を象徴する「13年度は出生数ゼロ」のニュースも駆け巡ったが、サツ子は言う。「だったら、どうなの」  そして、こう言葉を継ぐ。「今、山古志に住んでいるのは、覚悟を持って戻ってきた人ばかり。過疎や高齢化が進むことなんて、もともと分かっている。うちの長男も出て行ったのに、高齢化で大変だなんて言える立場じゃないし、元気に働いて安心して年を取れれば、それでいい」  傍らのサツ子の言葉をかみしめながら、星野はあらためて思う。  生きよう、山古志で-。 =敬称略 ◇  最大震度7の激震が中山間地を襲い、68人が死亡した新潟県中越地震から10年。復興のため、ふるさとに根を張り、あるいは思いを寄せる人々を追う。

    2. SPORTS

      長崎国体2014:大会を振り返って 女子選手の強化急務

       天皇杯、4大会連続6位で閉幕-。「打倒埼玉、チーム神奈川1点でも多く」と掲げた今大会は9年連続の入賞で“定位置”をキープしたものの、県体育協会の本木幹雄競技力向上委員会委員長(64)は「去年の東京国体で2位を目指して6位。1年後に結果がついてくると期待したが、ちょっと残念な結果」と総括した。  その要因が2年連続入賞を逃して9位だった皇后杯だ。県では皇后杯が天皇杯の順位を上回ったのはここ10大会で2009年の一度しかなく、今大会も上位の東京、愛知、大阪とは皇后杯で200~400点差をつけられ、課題は解消されていない。  会期前競技で5種目(リレー含む)を勝った細田、山根、金指らリオデジャネイロ五輪を狙う競泳陣の活躍は見事だったが、11日間のメーン競技では優勝した7競技9種目(台風19号の影響で日程が短縮され、ベスト8時点で全員が1位となったレスリング成年フリースタイルを除く)のうち、女子は2競技2種目だけ。  関東ブロック大会の突破率はここ数年で最低だったという。それでも総合得点では前回東京国体よりも約30点多かったのは胸を張れる。だが、その先のベスト3入りには男女総合で1800点台が必要。本木委員長は「2020年の東京五輪もあり、女子は長期的なスパンで強化する必要がある。種目を絞ってアプローチしていきたい」と今後の展望を語った。

    3. 社会

      「保護司」が不足 負担軽減、若手の確保など課題多く

       犯罪や非行をした人の再犯を防ぎ、社会復帰をサポートする保護司。献身的な活動で保護観察対象者の立ち直りを促し、更生保護の中核を担っている。地域の安全・安心に欠かせない存在だが、県内は全国と比べて高齢化が進むなど担い手が不足しており、人材の確保が急務になっている。 ◆  保護司は非常勤の国家公務員で、(1)保護観察付きの執行猶予者(2)刑務所など刑事施設の仮釈放者(3)少年院の仮退院者(4)少年法に基づく保護観察処分を受けた者-などの保護観察対象者の更生を支援。生活状況などを確認し、相談に乗るほか、入所入院中から出所退院後の社会復帰に向け、就労先を探したり、家族や学校などと生活環境を調整したりする。犯罪の未然防止に向け、啓発活動にも取り組むなど地域の安全の“立役者”でもある。  だが、県内は全国に比べ、担い手不足と高齢化が目立つ。  法務省横浜保護観察所によると、県内では今年1月1日現在、2001人の定員に対して1787人。充足率は89・3%で、全国平均の91・2%を下回る。全国で保護司1人が担当する保護観察対象者は平均で年間1、2人のところ、県内は3、4人。地域での偏在もあり、県保護司会連合会の山口信郎会長は「担当が5人を超える保護司も少なくない。中には10人に上る場合もある」と話す。  県内の平均年齢は65・7歳(8月1日現在)で、全国平均の64・3歳(2013年1月1日現在)を上回る。「核家族化などの影響で地域とのつながりが希薄になり、インターネットの普及など若者の犯罪に知識が追い付かないことも、なり手不足の背景にある」と山口会長。定員を満たし、若手も確保していくことが課題だ。  国も対策に乗り出した。現在は交通費のほか、面談時の飲食代などとして対象者数に応じて保護司1人当たり4千円か5千円が支給されているが、負担軽減に向けて支給額の拡充を検討している。  また、保護司同士が悩みや相談事を話し合ったり、関係機関と連携したネットワークを構築したりするための「更生保護サポートセンター」を13年度末現在で全国245カ所に設置。14年度末には345カ所まで増やす方針だ。県内では横須賀、厚木、小田原市内に開設されており、本年度中にさらに1カ所の新設を目指している。  同所企画調整課の西元雅夫課長は「厳しい境遇に置かれがちな人々の社会復帰を支援し、再犯を防ぐことで安全安心なまちづくりに役立つ」と強調。山口会長は「対象者に寄り添い、親身になって話ができる人に保護司になってほしい」と話している。 ◇新たに60人任命 新任保護司への辞令伝達式が22日、横浜市中区新港1丁目の横浜保護観察所で行われた。新たに保護司となった60人に任命証が手渡され、更生の支援に向けて決意を新たにした。任期は2年間で76歳まで再任できる。  西瀬戸伸子所長は「地域の核として、安心安全の確保に努めてほしい」とあいさつ。県保護司会連合会の山口信郎会長は「不安が多いかもしれないが、地域には素晴らしい保護司の先輩たちがいる。一人で悩まず、気軽に相談してほしい。地域の安全と安心のため、無理のないように頑張ってほしい」とエールを送った。  任命証を受け取った漫画家の男性(41)=鎌倉市=は「若さを生かし、(保護観察の対象者と)本音で向き合いたい」と意気込みを話した。  同所によると、新任は男性46人、女性14人。年齢別では60歳以上が26人で最も多く、55~59歳が17人、50~54歳が8人と続く。職業別では、会社・団体役員が最多の19人で、会社員と宗教家が各9人、主婦7人。今回の60人を含め、県内の保護司は計1793人となった。

    4. ベイスターズ

      【選択終了】横浜DeNAの全指名選手/神奈川有力選手一覧 プロ野球ドラフト会議

      ●横浜DeNAの指名選手● 1位 山崎康晃 (やまざき・やすあき) 亜細亜大・投手 2位 石田健大(いしだ・けんた) 法政大・投手 3位 倉本寿彦(くらもと・としひこ) 日本新薬・内野手 4位 福地元春(ふくち・もとはる) 三菱日立パワーシステムズ横浜・投手 5位 山下幸輝(やました・こうき) 国学院大・内野手 6位 百瀬大騎(ももせ・だいき) 松本第一高・内野手 7位 飯塚悟史(いいづか・さとし) 日本文理高・投手 ●その他主な県内指名選手● 〈中日1位〉野村亮介(のむら・りょうすけ)三菱日立パワーシステムズ横浜・投手 〈オリックス2位〉宗佑磨(むね・ゆうま)横浜隼人高・内野手 〈日本ハム3位〉浅間大基(あさま・だいき)横浜高・外野手 〈中日4位〉石川 駿(いしかわ・しゅん) JX-ENEOS・内野手 〈中日6位〉井領雅貴(いりょう・まさたか)JX-ENEOS・外野手 〈日本ハム7位〉高濱祐仁(たかはま・ゆうと)横浜高・内野手

    1. プロ野球

      ドラフト「運命の日」へ 神奈川の注目選手<5>野村亮介投手・三菱日立PS横浜

      複数球団のスカウトが見守る中、地元で最後の実戦アピールとなった7日の秋季県企業大会。三菱日立パワーシステムズ横浜の野村亮介は圧巻の投球を披露した。JX-ENEOSを相手に、140キロ台中盤の直球を低めに集め、フォークとチェンジアップも切れて7回2安打無失点。「今更、何をやっても(評価は)変わらないだろうと思う」と淡々と話したが、「即戦力」の評価を決定付けた。 ■□■  静岡・静清高から入社して3年目。プロ解禁となった今季、年間を通じてエースの役割を果たした右腕は「予想外の好結果だった」と振り返る。  ハイライトは今夏の都市対抗大会。ホンダ熊本との2回戦は7回まで無失点。日本新薬との3回戦では、自己最速の149キロをマークして4連続三振を奪うなど2回を1安打に封じた。「真っすぐを内と外にしっかり投げ分けられる。追い込んだらフォーク。安定して試合をつくれるようになった」。自らのピッチングを分析するとき、口調が自然と強くなったのは、揺るがぬ自信の表れだ。 ■□■  小学1年で野球を始め、3年から投手一筋。誰もが一度は夢見るプロの世界は「中学の時はどうでもいいと思っていた」という。だが、高校2年春の選抜大会、京都成章との1回戦で5安打3失点完投して以来「自分もいける」と目指し続けてきた。  激戦区・神奈川の社会人野球でJX、東芝という屈指の強豪と切磋琢磨し、着実に進化を遂げた21歳。「神奈川じゃなきゃ、このチームだからここまで成長できた」。ドラフト指名を受ければ、チームとしては三菱重工横浜クラブ時代の2006年、岩崎哲也投手(西武5巡目)以来の快挙となる。  「プロでやれる自信はある。結果を待ちたい」。夢の扉が開く日は、もうすぐだ。  のむら・りょうすけ 静岡・静清高-三菱日立パワーシステムズ横浜。最速149キロの直球と鋭く落ちるフォークが武器。187センチ、80キロ。右投げ右打ち。21歳。

    2. 社会

      時代の正体(36の1) ヘイトスピーチ考 表現の自由と対立せず

       在日コリアンの排斥を唱え、差別と暴力、憎悪をあおるヘイトスピーチ。国連人種差別撤廃委員会から規制を求める勧告がなされたが、法規制については表現の自由を制限するとして慎重論もある。前人種差別撤廃委員会委員のパトリック・ソーンベリーさんはしかし、言う。「ヘイトスピーチ規制と表現の自由を対立させる考えは誤りだ」。条約の第一人者が語った、社団法人自由人権協会主催のシンポジウムでの講演を紹介する。  国際的な義務として人種差別撤廃条約が締約国に何を要請しているかというと、第一に人種差別を違法とする法制度を設けること、第二にヘイトスピーチを禁止することだ。  哲学的になるかもしれないが、ヘイトスピーチの禁止と表現の自由を対立させる考え方はいかがなものかと考える。なぜならヘイトスピーチから自由であるということも人権の一つであると考えるからだ。つまりヘイトスピーチの禁止は自由を狭めるのではなく、ヘイトスピーチがない状態で人としての尊厳が守られて生きるということは、権利として認められるべきだと私は思う。  人種主義者を表現の自由のヒーローのように捉えるべきではない。人種主義者がやっているのは、弱い立場の人たちの言論を沈黙させることにほかならない。  どんな社会にも完全な表現の自由というものは存在しない。タブーがあり、限界はある。それは児童ポルノであったり、国際的にはジェノサイド(大量虐殺)を扇動する言動であったりする。いかなる社会にも許容可能な言動と許容できない言動があり、無制限に認められる権利というものはないものだ。      ■境 界  ヘイトスピーチを規制する法律を作る際に問題になるのは、線引きが不明確になされることだ。それはしかし、境界線をきちんと画する努力によって解決可能だ。そのためのガイドラインが、人種差別撤廃委員会が2013年に作った「一般的勧告35」だ。  ヘイトスピーチにも程度の違いがあって、聞いた人が単に気分を害するというものもある。それであれば刑法で処罰する必要がないと私は考える。対して人間の尊厳を踏みにじり、同じ社会に存在することを否定する類いのものは許されるべきではない。  条約の1条で差別の事由として挙げられているのは人種、皮膚の色、世系、民族的、種族的出身の五つだ。4条で禁止しているのは人種主義の扇動、人種的優越または憎悪に基づく思想の流布、そして人種主義的暴力の扇動や人種差別の扇動などである。  思想の流布の方法には直接、間接的なものだけでなく、示唆することも含まれる。人種主義を想起させるシンボルを使うことがそれに当たる。      ■責 務  日本は一部留保しているが、4条は特定の行動について刑罰をもって対処すべきだと定めている。  この点、前述の「一般的勧告35」は、ヘイトスピーチと闘うためには、刑罰のみならず、あらゆる資源を動員しなければならないことを明確にした。最低限必要なのは人種差別撤廃のための刑法、民法、行政法にまたがる包括的な立法であり、対抗言論や人種差別に関する教育などでバランスを取っていかなければならないということも説明している。  そして条約を守るべき主体だが、国際法の原則からすれば、政府とは国の領土全体に責任を負うものを指し、この責任は黙示的に、地方公共団体やそのほかの地方組織、公人に対する責任も負うと当然導かれる。  また、国内法を国際的な責務を否定するために使ってはならないという原則もある。つまり、国内法が国際的に求められている責務と合致していないのなら、それを果たせるよう国内法を変更していくというのが国際法上の原則だということを付言しておきたい。

    3. 社会

      時代の正体(36の2)ヘイトスピーチ考 害悪認識を出発点に

       ヘイトスピーチの法規制については表現の自由を制限することへの懸念から慎重論も根強い。師岡康子弁護士はしかし、その害悪の深刻さと放置することの危険性を説く。  法規制の是非を論じる前に標的とされている在日コリアンが置かれている状況を確認する必要がある。それを踏まえなければヘイトスピーチの害悪は理解できない。本当の深刻さは全体的な差別状況と一体になっていることにあるからだ。  まず外国籍の在日は出入国管理法で日常的に管理されている。就職差別があり、アパートなどへの入居差別も多い。民族の言葉や文化を学ぶ権利が保障されていない。地方参政権もない。  つまり生活のあらゆる場面で差別されている。そうした人たちに「それは属性が劣っているから」と烙印(らくいん)を押し、言葉のナイフで突き刺すのがヘイトスピーチだ。  それは恐怖や心身の不調をもたらすだけでなく、自己を否定させ、社会への絶望を抱かせる。在日は関東大震災で虐殺に遭い、戦時中は性奴隷制度といった、植民地支配に始まる差別を何代にもわたり受けてきた。そうした属性に対する言動による攻撃は相手に何世代もの差別を思い起こさせ、何重もの苦痛をもたらす。  在日特権を許さない市民の会のメンバーらが有罪となった京都朝鮮学校襲撃事件では、悪(あく)罵(ば)にさらされた子どもの中には今でも日本人に会うだけで体がこわばり、音を流す車に街宣車を思い出しておびえる子もいる。差別デモに遭遇しないよう予定を確認しないと外出ができず、本名も名乗れないなど属性を理由に攻撃を受けないという自由が奪われている。  さらにヘイトスピーチは差別や暴力を広めて対象者を社会から排除し、最悪の場合、戦争やジェノサイドを引き起こす。1965年に人種差別撤廃条約ができたのもネオナチによりユダヤ人虐殺が再び起こるのではという危機感からだ。  表現の自由を制限する懸念から法規制に反対する声もあるが、ヘイトスピーチがマイノリティーの表現の自由を侵害していることへの危機感が薄いと言わざるを得ない。言葉の暴力でマイノリティーを沈黙させ、ともに歩もうという人も黙らせる。そうして民主主義を破壊する。  権力が規制を乱用する危険があるからといって問題を放置するのはおかしい。どんな法律にも乱用の危険性はある。極めて深刻な害悪があるのだから、乱用させない取り組みを進めていくべきだ。  差別を撤廃させる責任を国家が持つ。それが国際人権法の考え方だ。日本にはそのための法制度がほとんどない。政府はまず、どれほど深刻な状況にあるかのを調査し、差別撤廃政策の枠組みをつくることを出発点にしなければならない。

    4. 社会

      【速報】横浜駅で人身事故

       22日午後8時50分ごろ、JR東海道線の横浜駅下りホームで、人身事故が発生した。影響で東海道線は東京-熱海間で運転を見合わせている。