1. カルチャー

      くまモン、ダイエットに失敗

       熊本県は30日、半年かけてメタボ解消の運動や食事の改善に取り組んできた県PRキャラクター「くまモン」がダイエットに失敗したと発表した。蒲島郁夫知事はペナルティーとして、くまモンを「営業部長」から「営業部長代理」に6月末まで降格すると発表した。  くまモンはバレンタインのチョコレートをつまみ食いするなど、気のゆるみが影響してか、体重も体脂肪も全く変化がなかった。東京の会場で降格人事を聞いたくまモンは、崩れ落ちてショックを受けた様子だった。  ぽっちゃりした体形が特徴のくまモンは昨年10月、蒲島知事に太りすぎと指摘され、ダイエットを宣言していた。

    2. SPORTS

      サッカーくじ最高の1107億円

       日本スポーツ振興センターは30日、運営するサッカーくじの2014年度総売上額が過去最高の1107億9711万3100円に上ったと発表した。13年度の約1080億5583万円がこれまでの最高だった。  地方公共団体やスポーツ団体を対象とした15年度の助成金財源は約191億円を確保できる見通し。  14年度はワールドカップ(W杯)ブラジル大会の試合を対象としたくじや、「10億円ビッグ」を期間限定販売。Jリーグの休止期間も引き続き、海外の試合を対象にくじを販売した。

    3. 子育て・教育

      教員異動情報を速報 神奈川新聞モバイルで30日夕

       県教育委員会などは、4日1日付で公立学校教員の人事異動を発令する。これに伴い、有料携帯サービス「神奈川新聞モバイル」では3月30日午後6時ごろから、異動・新任・退職など全ての情報を速報する。  神奈川新聞モバイルでは、教員の個人名や、学校名を画面上に入力すると、対象の情報が得られる「検索機能」を導入している。例年5千人超に及ぶ対象者を一挙掲載する紙面に比べ、必要な情報だけを簡単に抽出することが可能。紙面には31日に掲載する。  神奈川新聞モバイルはiPhone用アプリのほか、docomoのスマートフォン(Android端末)で利用可能。フィーチャーフォンはdocomo、au、ソフトバンクの機種に対応している。 詳細は、神奈川新聞モバイルの紹介ページをご覧下さい。

    4. 社会

      災害時連携へ親睦深める 鎌倉で住民が花見交流会

       鎌倉市玉縄の地域住民が29日、地元の公園で花見会を開いた。お年寄りや障害者、子育て世代といった災害時に支援が必要な人たちと、避難などをサポートするボランティアが互いのつながりを深める交流会。満開の桜の下で手作りの食事を囲み、談笑しながら「共助」の意識を共有した。  薄紅色のソメイヨシノが満開の城山児童遊園。子どもからお年寄りまで数十人が、木々を見上げたり談笑したりと思い思いに花見を楽しんでいた。  約640世帯を抱える玉縄台自治会は、昭和40年代につくられた当時の新興住宅地。高齢化が進む中、災害時の助け合いの仕組みをつくろうと、2005年に住民たちのボランティアによる支援チームを立ち上げた。「玉縄台特別救助隊」、略してTTQだ。  隊員は現在、中学生から定年退職でリタイアした男性まで65人。十数世帯で組をつくり、お年寄りや障害のある人、子どものいる家庭など支援の必要な人の情報を集め、本人や家族の同意を得て90人超の「要援護者リスト」を作成した。  しかし、日ごろの付き合いがなく互いの顔を知らなければ、災害時もスムーズな連携が難しい-。そこで考えたのが花見会。昨春は雨で中止になり、この日、初開催が実現した。手作りの甘酒や豚汁、おにぎりも振る舞われ、城山、山百合児童遊園の2会場で約200人の参加があった。  友人同士で訪れた小一原光子さん(91)と石川容子さん(78)は「これだけ多くの町内の人に会う機会は普段ない。会話もご飯も楽しめて、とってもよい気分」とうれしそうにほほ笑んでいた。  玉縄台自治会防災部長の坂本正志さん(70)は「まずは『仲良しになりましょう』が合言葉。このつながりが、災害時にもきっと生きてくる」と手応えを語っていた。

    5. グルメ

      金井酒造店:「新酒できました」 年に1度の蔵開放デーに600人が列

       酒蔵内にモーツァルトの名曲を流す独自の醸造法で知られる「金井酒造店」(秦野市堀山下)が29日、できたての新酒を味わう利き酒会を敷地内で行った。午後はあいにくの天気になったが、見学申し込みをしていたファン約600人が訪れ、新酒に舌鼓を打っていた。 ◇  年に1度だけの蔵開放デー。敷地入り口には、開場を待ちきれない人たちが長い行列を作った。“祭り”を盛り上げようと、門をくぐると秦野観光和太鼓の奏者が勇ましくバチを振り上げている。「ドンドコドンドコ」という音に高揚感があおられた。  向かうは神聖な酒造りの場。「頭と舌。身体全部を使って酒を楽しんで」という佐野博之専務の案内で、洗米場から始まり、酒米を蒸し上げる釜が置いてある釜場、麹(こうじ)を発酵させる製麹室、櫂(かい)棒で酒母と蒸米、麹と丹沢の伏流水を混ぜ醪(もろみ)に仕上げる仕込み部屋、醪を圧搾し酒と酒粕に分ける槽場などをめぐり、行程を学んでいった。  探検を終え、手渡されたのはプラスチックの試飲カップと、柿の種やスルメが入ったおつまみ袋。さぁ、いよいよ舌を使う番だ。用意された酒は、ずらり10種類。「大吟醸から試していくと良いですよ」という佐野英之社長のすすめで、白笹鼓の大吟醸生酒の列に並ぶ。常温のままだが、すっきりとして飲みやすい。続いて白笹鼓の純米大吟醸生酒に手を伸ばしてみた。原料米は山田錦、精米歩合は35パーセントとどちらも同じだが、純米の方は男らしい味がする。味の違いが体感できたことに、うれしくなる。  おすすめはとたずねると、「秦野市内でしか販売していない『秦野・純米生酒』を飲んでごらん」とふたが開いた。新潟県が主な産地の「五百万石」の籾(もみ)を秦野に持参し、この地で育てた酒米でできた酒は、秦野の水、空気、太陽をしっかりと携え、この地でしか味わうことができない特別な光りを放っていた。  伝統の味は越後杜氏(とうじ)の、内山正さんが1957年から守ってきたが、この春で勇退。今秋からは内山さんの手法を踏襲した秦野市出身の米山和利さん(49)がバトンを受け継ぐ。大学卒業後、東京都内で会社勤めをしていた米山さんは、親が倒れたことをきっかけに地元に戻り仕事をすることを決断。青森で作られている「桃川」の大吟醸を飲み、感銘を受けたことから造り酒屋に興味を持ち、27歳のときに同社の門を開いた。  今秋の仕込みから、すべての行程の責任をひとりで背負う米山さんは「うちの酒を長く愛してくれている人に、僕が作るようになって『味が変わった』とか言われないよう、がんばりたい」と気を引き締めていた。

    6. イベント

      【かながわ音楽コンクール】ユースピアノ部門準本選進出(入選)者

      ◆ユースピアノ部門準本選進出(入選)者(かっこ内は居住地)=3月29日実施分 【Aブロック予選】=茅ケ崎市民文化会館(小ホール)▽幼児の部 宮田ありさ(藤沢)、脇舛心晴(藤沢) ▽小学校低学年の部 渡邉葵妃(栄)、岡山莉愛(藤沢) ▽小学校中学年の部 高間さやか(平塚)、礒谷麗(茅ケ崎)、宮城怜奈(秦野)、幡野舞来(藤沢)、片野小春(藤沢) ▽小学校高学年の部 立松菖子(平塚)、山本紗由美(茅ケ崎) ▽中学生の部 山縣美季(鎌倉) ▽高校生の部 藤原和奏(藤沢)、平林由衣(茅ケ崎) 【Bブロック予選】=横浜市旭区民文化センター「サンハート」▽幼児の部 髙木陽茉莉(相模原・南)、根間凜加(都筑)、清水星音(保土ケ谷) ▽小学校低学年の部 池田有杏(中)、松岡桃子(旭)、武耕佑(港北)、阿部唯花(栄)、佐藤希一(旭)、橋本恵(中原) ▽小学校中学年の部 北原歩美(藤沢)、上野貴史(秦野)、森田夏華(瀬谷)、福田瑞貴(磯子) ▽小学校高学年の部 永谷彩織(旭)、清水雪乃(保土ケ谷)、小林遥香(藤沢)、阿部颯志郎(保土ケ谷) ▽中学生の部 古澤響己(保土ケ谷)、清水楓花(保土ケ谷)、都筑夕姫菜(旭)、古崎京花(横須賀) ▽高校生の部 佐古栞理(戸塚) 【Cブロック予選】=横浜市鶴見区民文化センター「サルビアホール」▽幼児の部 福永伊智子(幸)、藤田優桜(港北) ▽小学校低学年の部 森脇響(幸)、長谷川美藍(港北)、鵜飼省伍(港北)、久嶋珠央(中原) ▽小学校中学年の部 秀島茉緒(横浜・緑)、神野りり愛(横浜・南)、藤果南(横浜・緑)、早川結惟(金沢)、笹嶋悠矢(青葉)、相川莉帆(相模原・南) ▽小学校高学年の部 川上紗智子(中原)、関日陽(横浜・南)、脊山夏帆(金沢) ▽中学生の部 馬場美公莉(港北)、石井結花(港北)、比留川幸乃(神奈川) ▽高校生の部 竹村真紀(瀬谷)

    7. 社会

      網膜はく離の可能性と報道

       【ベルリン、パリ共同】ドイツ大衆紙ビルト日曜版は29日、フランス南部の旅客機墜落で、故意に機体を墜落させた疑いを持たれているアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)が最近、視力の悪化で治療を受けていたと報じた。網膜はく離の可能性があったとし、6月に予定されていた健康診断で操縦士としての適性が問われる恐れがあったとしている。  副操縦士をめぐっては、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が28日、視力の問題を抱えていたと報道。捜査関係者は同紙に対し、視力の問題が心因性のものであったことも排除できないと指摘した。

    8. 社会

      自殺は傾斜が急な地域ほど高率

       住宅が立つ場所が斜面と平たんなところを比較すると、斜面の方が自殺率が高く、傾斜が急になるほど高率になるとの研究成果を和歌山県立医大の岡檀講師(健康社会学)と統計数理研究所のチームが30日までにまとめた。  地理的環境と自殺率の関係が明らかになるのはまれで、自殺の予防につながる成果。傾斜が厳しい山間部では、住民の行き来が少なく医療施設や商店なども少ないため孤立しやすい環境であることが影響し、精神的に追い込まれている可能性があるとみられる。ただし、急傾斜地域でも都市部の神戸市や長崎市などで自殺率は低かった。

    9. 政治・行政

      2015統一地方選:知事選候補者アンケート(2) 産業政策

      ◇設問 地域経済の活性化にどう取り組みますか。 ▼黒岩 中小企業にも裾野が広がる成長戦略として健康・未病産業、ロボット産業、エネルギー産業、観光産業などを拡大させる。商店街観光ツアーなど、地域の資源を有効に生かすことで、魅力的な地域づくりを支援する。 ▼岡本 公契約条例とディーセントワーク条例で、最賃引き上げ、ブラック企業の規制。公的分野の雇用拡大で40万人の雇用増。中小企業支援予算を400億円に引き上げ、住宅リフォーム・商店街リニューアル助成を実現。 ◇設問 公契約条例を制定する考えはありますか。 ▼黒岩 入札・契約制度の改善・見直しなどを引き続き進める中で、本県の賃金実態や既に公契約条例を施行している自治体の運用状況を調査しながら、条約の制定も視野に入れて検討を継続していく。 ▼岡本 公契約条例の制定を通じ、この条例が事実上の地域の最低賃金となるよう、企業に働きかけ、中小企業への支援を抜本的に強化する。当面1時間当たり1000円以上とし、早期に1500円程度に引上げる。 (上から届け出順) ◇成長産業育成に力点 黒岩氏/働き方見直し雇用増 岡本氏  京浜臨海部をはじめ内陸にも産業集積地を抱える神奈川は、全国第2位の製造品出荷額を誇る工業県である。県内総生産は30兆円を超え、オーストリアやデンマークの国内総生産に匹敵する。  ただ、近年では生産拠点の海外移転や産業構造の転換により、2000年に1万4千あった県内製造業の事業所数は09年に1万台を割り込み、なお減少傾向が続く。  県は研究開発拠点の集積や企業誘致に力を入れてきたが、今後急速に加速する高齢化を見据え、いかに雇用を維持し、経済を活性化していくかは大きな県政課題である。  その方策に対する両候補者の姿勢は異なる。黒岩氏は、健康・未病、ロボット、エネルギーといった新たな成長産業を育て、中小企業にも恩恵を行き渡らせようとする考え方だ。一方の岡本氏は、長時間労働の規制など働き方の見直しによる雇用拡大や、中小企業への支援を重視する。  また、県発注の事業で働く者の一定水準の賃金を確保する「公契約条例」制定は、県が検討を続けながら結論が出ていない懸案の一つ。岡本氏は「条例が事実上の地域の最低賃金となるよう、企業に働きかけ、中小企業支援を強化する」と制定に前向きだ。それに比べると、黒岩氏は「制定も視野に入れて検討を継続」とやや慎重な姿勢をみせている。

    10. 政治・行政

      2015統一地方選:相模原市長選が告示 現職と新人が出馬

       任期満了に伴う相模原市長選が29日、告示された。政令指定都市に移行して2度目の市長選で、現職と新人の2人が立候補し、一騎打ちとなった。リニア中央新幹線建設での中間駅や在日米陸軍相模総合補給廠(しょう)の一部返還地などを生かし、橋本駅周辺と相模原駅周辺を一体的に捉えた「広域交流拠点」のまちづくりの是非が最大の争点となっている。14日間の選挙戦を経て、4月12日に投開票される。  市長選に立候補したのは、届け出順に無所属で3選を目指す現職の加山俊夫氏(70)=自民、民主、公明党推薦=と、共産党公認の新人で党北部地区常任委員の中野渡旬氏(66)。  加山氏は「本市の未来に向けたプロジェクトが、実現化へ大きく動き始めている」と、リニア中間駅や補給廠の返還地などのポテンシャルを生かしたまちづくりに意欲を見せ、「次代を担う若者らが50年、100年先を展望できる市のスタートを切る時」と訴えた。  中野渡氏は、広域交流拠点のまちづくりを真っ向から否定。「このまま進めば、将来にわたって多大な財政負担になるのは目に見えている。市民不在の大型開発計画をストップさせる」と、市民の生活支援のための市政に切り替える考えを訴えた。  28日現在の有権者数は、58万2084人(男29万2775人、女28万9309人)。

    11. ベイスターズ

      球団担当がキューバへ

       高田ゼネラルマネジャー(GM)は29日、来日が遅れているY・グリエルと直接話し合うため、球団担当者をキューバに派遣したことを明らかにした。またキューバ側の担当者と本人とは連絡を取れる状態になったという。ただ、同GMは内容について「言えない」と語った。  Y・グリエルは右太もも裏、弟のL・グリエルは左手首を負傷。球団は国内のリーグ終了から4日後に来日する約束を交わしていたが、両選手は完治するまで来日しない方針を球団に伝えてきている。 (東京ドーム)

    12. 政治・行政

      きょうの知事選演説日程 3月30日

       【30日】  黒岩祐治候補 ▽午後1時=テラスモール湘南▽午後2時30分=茅ケ崎駅▽午後5時=平塚駅▽午後7時=平塚商工会議所  岡本一候補 ▽午前9時30分=新横浜駅▽午前10時20分=イオン新吉田店▽午前11時50分=日吉駅▽午後5時=鶴見駅 (主な予定で、変更になる場合があります)

    13. 社会

      【照明灯】ワンマン吉田

       前後を車でガードされた車の中で時の首相・吉田茂がイライラしているのが、子どもながらに分かりました-。1951(昭和26)年当時、小学生だった男性の証言だ▼ラッシュ時には1時間のうち57分も閉まったままで“開かずの踏切”として知られたJR戸塚駅北側の戸塚大踏切が閉鎖された。代わりに地下車道が開通。一足先にできた歩道橋と併せ、交通のネックが解消された▼人々をイラつかせてきた歴史は、少なくとも80年余りに及ぶ。33(昭和8)年12月、県議会は、鉄道相へ同踏切改修についての意見書提出を決めた。「近時著シク激増セル自動車其ノ他ノ交通ニ與フル障害實ニ言語ニ絶ス」と。戸塚に競馬場ができたのも混雑の一因だった▼吉田元首相は大磯から国会へ通う道中、業を煮やし続けた。53(昭和28)年、大坂上-柏尾間に新しい国道、世に言う「ワンマン道路」を通してしまった。新聞社の原稿読み合わせで、「吉田」の字解きはいつも「ワンマン吉田」。吉田姓の方には申し訳ないが、その都度この道路を思い浮かべたものだ▼25日夕、踏切が閉鎖され、警報機が鳴りやんだ。渡り納めに集まった多くの人たちから拍手が。不便でしようがない踏切だったが、まるで別れを惜しむようだったという。

    1. 政治・行政

      2015統一地方選:知事候補、週末走る

       知事選告示後、初の週末となった28日、候補者の現職・黒岩祐治(60)=自民、民主、公明党、日本を元気にする会推薦=と新人・岡本一(69)=共産党推薦=の2氏(届け出順)は、精力的に県内を遊説。市街地や繁華街で、それぞれが掲げる政策をアピールした。  黒岩氏は選挙期間中、横須賀や平塚、厚木など県内6地区で開く「知事と語る会」の開催地を丸1日かけて回り、県政の継続を訴える戦略。この日は正午ごろ、相模原協同病院(相模原市緑区)の視察からスタートし、市内を巡った。  同病院は県が進める「未病を治す」取り組みに共感し、「未病・漢方外来」を開設。高野靖悟病院長らと意見交換し、昼食は地場食材を使った「病院薬膳ランチ」を試食した。  その後、橋本駅前の商店街を歩いて回り、買い物客らと握手を交わしながら政策をアピール。駅頭でマイクを握り、汗をぬぐいながら高齢者対策などを訴えた。  「若い人もどんどん握手してくれる。幅広く浸透している」。告示日から3日間の手応えをこう語り、地元商工会議所なども訪れて会員らと意見を交わした。 ◇  岡本氏は知名度アップを狙い、多くの人が行き交う横浜駅で集中的に活動。演説や練り歩きで支持を呼び掛け、有権者が駆け寄ると笑顔で握手を交わし、県政に対する要望を聞いた。  「花見ができる穏やかな季節になったが、政治の世界は大変な流れが強まっている」。集団的自衛権の行使容認や改憲に向けた動きに警鐘を鳴らし、庶民の暮らしの底上げを訴える姿勢は変わらない。  昼食は横浜駅の地下街で親子丼を平らげた。「私の活動を通し、政治は変わるという実感を持ってほしい。特に若者には投票に行ってほしい」  連日、支援組織から応援弁士が駆け付け、多くのボランティアにも支えられている。「まだまだ元気。期待に応えられるよう頑張りたい」と語り、次の遊説先に向かった。 ◇  ビラを受け取った主婦(69)は「老後も安心して暮らせる社会にしてほしい」。演説を聴いた男性会社員(64)は「候補者には公約を実現する道筋をしっかり示してほしい」と話した。

    2. マリノス

      ファビオが〝大仕事〟 3月28日・清水戦

       Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ1次リーグ第2節は28日、ニッパツ三ツ沢球技場などで6試合を行い、B組は横浜Mが2-0で清水を下して初勝利を挙げた。  公式戦2連勝を決定づけたのは、26歳のブラジル人MFだった。  1-0の後半24分の左CK。混戦の中、186センチの体を投げ出して左足を振り抜く。2013年5月以来となるプロ通算2点目を奪ったファビオは「守備の仕事が多い中で、ゴールはすごくうれしい」。スタンドで観戦していた愛妻へ両手でハートマークをつくると、ポーカーフェースが笑顔に変わった。  昨季限り40歳で現役を退いたクラブのレジェンド、ドゥトラと同じブラジル・マラニョン州出身。「彼が辞める前、次は私が(背番号)5番を受け継ぐよ、と冗談で話していた」というが、「ブラジル人として頑張ってほしい」との言葉を大先輩から受けて背番号を継ぐことを直訴した。その5番と責任を背負って今プレーしている。  「(ドゥトラから)学んだのはプロとしての日々のあるべき姿」とファビオ。高く、強い、球際の競り合いに、その思いの一端が見て取れる。  自身が先発した公式戦3試合はいまだ無失点。この日も苦しい内容だった前半は、献身的な守備で相手の攻撃の芽を摘んだ。「チーム全体の頑張りで勝利できた」。自身の活躍よりもチームの結束を強調した助っ人が、攻守で不可欠なピースとなっている。

    3. イベント

      【かながわ音楽コンクール】ユースピアノ部門準本選進出(入選)者

      ◆ユースピアノ部門準本選進出(入選)者(かっこ内は居住地)=3月28日実施分 【Aブロック予選】=平塚市中央公民館▽幼児の部 朝倉未果子(鎌倉)、高村瑠色(港南)、丸林怜夢(茅ケ崎)、森凪子(秦野) ▽小学校低学年の部 若杉つばさ(二宮)、村上隆真(大和)、鴨下心虹(平塚)、岡田芽依(鎌倉)、深瀬茉央(秦野) ▽小学校中学年の部 菅原仁奈(平塚)、浦田幸歩(海老名)、渡辺俊爾(伊勢原) ▽小学校高学年の部 高村菜々美(港南)、山本彩和日(茅ケ崎)、鵜飼真帆(茅ケ崎) ▽中学生の部 安部穂乃香(綾瀬)、中尾魁(伊勢原) ▽高校生の部 菅原実紅(平塚)、菊池莉子(茅ケ崎)、鈴木萌遥(平塚) 【Bブロック予選】=横浜市泉公会堂▽幼児の部 吉田桜子(茅ケ崎)、竹前和夏(戸塚)、堀部桜子(藤沢)、秋元由衣(保土ケ谷)、小林瑶実(神奈川)、倉本啓伍(保土ケ谷) ▽小学校低学年の部 関莉果(横浜・南)、雨宮理紗(神奈川)、清水希実(鎌倉) ▽小学校中学年の部 吉田楓音(栄)、山北優花(泉)、神宮司悠翔(海老名)、山口音羽(瀬谷) ▽小学校高学年の部 森山紗彩(保土ケ谷)、横井里奈(麻生) ▽中学生の部 高橋茉央(東京都) ▽高校生の部 矢内詠里子(神奈川)、尾城杏奈(栄)

    1. 社会

      時代の正体<77>安全保障法制考 意識の低さがひずみに NPO法人「ピースデポ」塚田晋一郎事務局長代行

       新たな安全保障法制の骨格を定めた共同文書が自民、公明両党の与党協議会で正式合意された。軍縮と安全保障の調査・研究を続けるNPO法人「ピースデポ」(横浜市港北区)の事務局長代行、塚田晋一郎さん(31)は危機感を隠さない。「首相の一存で何でもやりたい、という姿勢があけすけに表れている」。若き研究員はしかし、そのあまりの露骨さに希望さえみている。  懸念は現実のものになった。「自衛隊がいくらでも恣意(しい)的に派遣されかねない」。指摘するのは共同文書に散見される「基本とする」「原則とする」という文言だ。  「大事なところで限定解除のキーワードが盛り込まれている。国会承認という歯止めがあっては困る、という強い意思の表れ。憲法の平和主義を変えないで法制化することは解釈改憲にほかならない」  憲法の中核をなす平和主義を揺るがす重大な変容が進もうとしているとの認識に立つが、しかし、議論は広く国民の間に浸透していない。重大性の認識も共有されていない。  拙速な手続きは安倍晋三政権の内実を映し出す。  「一貫しているのは『米国追従』という姿勢だけだ」  安倍首相は4月末から5月の大型連休に訪米する方針を示している。それまでに与党協議を終えオバマ米大統領に日本の新しい安保法制について具体的な進捗(しんちょく)を報告したかったという見立てだ。4月の統一地方選への影響を最小限にしたいという思惑も絡み合い、自衛隊をどのような事態に派遣するのかといった重要事項の合意は先送りされた。  しかし、と塚田さんは言う。「問題は安倍首相一代だけの話で済まなくなるということ。これが布石となり米国の求めに応じて自衛隊が海外へ次々と出て行かなければならなくなる」 ■帰結  世界で起きている不条理に違和感を抱いたのは2001年9月11日、米国同時多発テロがきっかけだった。マンハッタンの超高層ビルへ航空機が突っ込み黒煙を上げている様子を生中継で目にした。翌月には米国がアフガニスタンに侵攻、当時の小泉純一郎首相はただちにこれを支持した。  「アフガニスタンは世界で最も貧しい国の一つ。最も富める国が、最貧国を攻める。これは一体、どういうことか」  調べ、研究し、分析してみた。  「テロ集団とされるグループが生まれるのには背景がある。つまり国際化の中で究極的に発達した資本主義経済が生み出す負の側面のしわ寄せがアフガニスタンやイラクに集中した結果だった」  アフガン攻撃が始まった同年10月、高校3年の塚田さんは「アメリカの戦争をやめさせよう学生・市民の会」を立ち上げ代表に就いた。  「オレたちは恵まれているか」と題するチラシに当時つづった。  〈アフガニスタンを「正義」「人道的」「国際社会のため」という言葉を用いて攻撃することは果たして理に叶(かな)ったことと言えるでしょうか。(中略)アフガニスタンには饑餓に瀕(ひん)している人が約400万人もいるとされています〉  そしてこう結んだ。  〈あなたも一緒にやりませんか?〉  2カ月間、毎週日曜日に東京・渋谷のハチ公前でイベントを開催し、約6千人分の署名を集めた。大学卒業と同時にピースデポで核軍縮や安全保障を調査・研究するようになった。  それから十数年、不条理がただされるどころかさらなるひずみを生み続け、そして自分たちの国も止めようもないところまで来てしまったと感じる。「1970年代以降、若者たちは平和や戦争、政治を語ってこなかった。民主主義は機能不全に陥った。安倍政権のありようは当然の帰結でもある」 ■反論  内閣官房のホームページに安保法制に関する一問一答が掲載されている。  その一つに「解釈改憲は立憲主義の否定ではないのか?」との設問がある。  内閣官房による答えはこうだ。  「今回の閣議決定は、合理的な解釈の限界をこえるいわゆる解釈改憲ではありません。これまでの政府見解の基本的な論理の枠内における合理的なあてはめの結果であり、立憲主義に反するものではありません」  塚田さんはツイッターで反論した。  〈「解釈改憲」も「立憲主義」も、そもそも主権者である国民が評価・判断することであり、政府側からこれを言うのはおかしい。スタートのところからはき違えている〉  そして政権を切り捨てる。  〈安倍さんが戦後日本最低の首相であることに疑いはないでしょう。後にも先にもここまでって、ないんじゃないかと思う。こういう人をトップにしてしまったという事実と僕らは向き合うべき。一人一人がもっと賢くならなければならない。平和も民主主義も、空気や水とは違う。ほっといたら無くなるもの〉  政権の動向を注視するならば14年12月の総選挙は極めて重要な局面だったといえるが、投票率は52・66%(小選挙区)で戦後最低を記録、自民党は全有権者の約2割の得票数で衆院の約6割の議席を獲得した。  「有権者の意識の低さこそが、この政権を生み出したエネルギーになっている」  特定秘密保護法や集団的自衛権の行使容認など、安倍政権が矢継ぎ早に打ち出してきた施策は、世論調査で「反対」が過半数を占めている。にもかかわらずその施策を進めている自民、公明両党が衆院議席の3分の2を握っている。  「小選挙区・比例代表制という選挙制度も相まって民意を反映した政権とは言いがたい。世論調査の結果を合わせ見ても、民主主義は完全に機能不全に陥っているといえる」  だが塚田さんはそこにほとんど唯一の期待を抱く。「自分たちの意思が政策に反映されていないと感じ、これまでデモに参加したことがなかった若者や主婦が動き始めている」  端緒は東日本大震災と東京電力福島第1原発事故。この国があらぬ方向へ進もうとしていることで高まる危機感、そこに希望がある。  01年に塚田さんらが渋谷で集めた署名数は約6千人分。今月22日に首相官邸周辺で行われたデモには約1万4千人(主催者発表)が参加し、「安倍政権NO」などと書かれた紙を手にした。  「民主主義が壊れているなら声を上げ、もう一度取り戻さなければいけない。そこには例えば戦後、国民が初めて普通選挙権を手にしたときのように、新しい感動があるはずだ」 ◆つかだ・しんいちろう ピースデポ事務局長代行、集団的自衛権問題研究会研究員。2008年明治学院大国際学部卒、ピースデポで核軍縮や沖縄の米軍基地問題等の調査・研究に従事。「核兵器・核実験モニター」編集委員。「戦後日本初の海外軍事基地」(岩波書店「世界」12年10月号)など執筆。東京都出身。

    2. 社会

      箱根山噴火に備え避難マニュアル 初策定、大涌谷周辺の観光客ら誘導

       箱根町や県などでつくる「箱根火山防災協議会」(会長・山口昇士箱根町長)は27日、県内唯一の活火山で、代表的な観光地でもある箱根山の噴火を想定した避難誘導マニュアルを初めて策定した。御嶽山(長野、岐阜県)の噴火災害を受けて急きょまとめ、同日から運用をスタートした。大涌谷周辺の観光客らを箱根ロープウェイ大涌谷駅周辺の土産物店や駅舎に避難させた後、様子を見てさらに安全な場所に避難させる。  マニュアルでは、(1)突発的に噴火が発生(2)気象庁から「火口周辺警報」が発表(3)気象庁から「火山の状況に関する解説情報」が発表(4)気象庁から発表がない中で異常現象が発生-の四つのケースを想定。それぞれ注意喚起や避難指示などの手順をまとめた。  避難方法は1次と2次の2段階避難を原則とし、1次避難では大涌谷周辺にいる観光客や登山客を堅固な施設に屋内避難させ、急場をしのいだ後、周辺から700メートル以上離れた安全な場所に2次避難させる。  1次避難の施設は、箱根ロープウェイ大涌谷駅の駅舎、土産物や飲食を扱う「大涌谷くろたまご館」「ゆーらんど」「極楽茶屋」、公衆便所の計5カ所。いずれも鉄筋コンクリート造で「ある程度の大きさの噴石には十分対応できる」とし、施設の従業員らが避難誘導に当たる。  5カ所の合計収容人数は2800人。町がゴールデンウイーク中の休日に確認した周辺の滞在者数(推計)は2874人で、同協議会は「繁忙日でもほぼ全員が避難できる」と説明している。  防災無線や、携帯電話向けエリアメール、ヘリコプターなどで避難指示の発令を伝達するが、外国人観光客も多いことから英語での伝達も実施。中国語などアジア圏の言語も検討していく。

    3. イベント

      仙石原で「湯立獅子舞」 無病息災願う

       獅子がササの葉で熱湯を振りまく「湯立獅子舞」が27日、箱根町仙石原の諏訪神社で行われた。境内には地元の子どもや高齢者、観光客らが集まり、頭からしぶきを浴びて無病息災や五穀豊穣などを祈った。  江戸時代から続く伝統行事で、獅子が湯立をするのは全国的にも珍しいという。現在は箱根仙石原神楽保存会が継承している。  獅子はもうもうと湯煙が立ち上る中、豪快な動きで湯を振りまく「釜めぐりの舞」を披露。客席からは歓声が上がり、子どもたちは湯をたくさん浴びようと手を伸ばしていた。  湯立をした後のササを玄関先や神棚に掲げると火よけになるといい、最後に見物客が1枚ずつ持ち帰っていった。

    4. ベイスターズ

      梶谷、筒香で8安打の大暴れ

       【評】横浜DeNAは投打がかみ合った。一回に梶谷の適時二塁打などで3点を先行。六回は梶谷の適時二塁打と筒香の適時打、ロペスの2ランで5点、九回は筒香が2号ソロを放った。先発の山口は8回2失点。巨人はポレダが一回に乱れた。

    1. 鉄道

      利用者不在の“引退劇” 寝台特急「北斗星」廃止

       青函トンネルを通り、上野と札幌を毎晩結んだ寝台特急「北斗星」が14日限りで廃止された。切符は入手困難となり、最終日には別れを惜しむ数千人が沿線に…。だが素朴な疑問も湧くだろう、「人気があるなら残せばいいのに」と。どうやら真の廃止理由は「時代の流れ」ではなさそうだ。新幹線や超豪華列車に特化するJRの営業戦略、それに複数の鉄道会社間の経費調整という、利用者不在の事情が透けて見える。 ■プラチナチケット  「ありがとう!」。13日午後7時3分、札幌行き最終「北斗星」が上野駅を発車すると、ホームを埋めた約3千人の鉄道ファンらから一斉に声が上がり、拍手が湧き起こった。  昨年12月に廃止が発表されて以来「北斗星」の切符は“プラチナチケット”となり、駅には連日、寝台券を求める人が並んだ。最寄り駅で毎朝、席の有無を尋ねたという川崎市に住む女性会社員(38)は「朝5時から並び、6回チャレンジしてやっと手に入れた」と苦心談を披露する。午前10時の発売と同時に売り切れる日がほとんどだったのだ。  最終「北斗星」の乗客の一人はつぶやいた。「こんなに人気があるのに、なぜ廃止するんでしょうね」 ■クルーズが代替?  廃止の主な理由は車両の老朽化。最も古いもので製造後40年を超え、修繕を重ねて使ってきた。来春の北海道新幹線開業を控え、青函トンネルの通過が制限されることも一因という。  「北斗星」の代替としてJR東が挙げるのが、2017年春に運行を開始するクルーズトレイン「四季島」だ。展望車やラウンジ、ダイニングを備えた全室スイートの豪華列車で、13年秋に登場し富裕層や外国人観光客に人気が高いJR九州の「ななつ星in九州」が刺激となった。  ただ、代替というには値が張る。「ななつ星」の場合、3泊のコースで1人48万~130万円、1泊でも最低21万円。「四季島」の料金は発表されていないものの、「ななつ星」に匹敵すると想定される。上野-札幌間2万7980円の「北斗星」とは桁が違う。「一年に一度」と「一生に一度」ぐらいの差があるだろう。  「北斗星のように、気軽に乗れる列車を今後新設する予定は?」との記者の質問に、JR東日本の運輸車両部は「今のところ計画はない」と断言した。 ■取り分が減るから  「北斗星」と同時に廃止されたのが、豪華な個室や食堂車などで高い人気を誇ったJR西日本の「トワイライトエクスプレス」(大阪-札幌)だった。JR西は同じく「老朽化のため」と説明する。しかし、運輸評論家の堀内重人さんは、14日に開業した北陸新幹線との関連性に着目する。  新幹線の開業に伴い、JRは並行する在来線の経営から手を引いていい、と国は定めている。北陸の場合はJR西、東にまたがる金沢-長野間の252・2キロが、沿線自治体の出資による4社の第三セクターに分割、移管された。  堀内さんは「三セク化でJR西の“取り分”が減ることが主要な廃止理由だったはずだ」と指摘する。大阪-札幌間1495・7キロのうち、JR西エリアは444・8キロと3割を占めたが、三セク化で267・6キロと2割以下に。いくら経費をかけて列車を走らせても、距離に応じて得られる収入は大きくないのだ。  とはいえ、それは鉄道会社同士の事情にすぎず、利用者には関係ない。 ■新幹線に「誘導」  そもそも車両の老朽化は廃止の理由になるのだろうか、新しい車両に替えればいいのではないか-。堀内さんは「需要が一定数あるならば、車両を更新して続けるべきだ」と、JRの消極性に疑問を呈する。  背景には、長距離旅客を新幹線に誘導し、集約させようという戦略がある。  高速の新幹線と「ななつ星」のような超豪華列車という二極化。最近のJR各社の方針について、海外の鉄道事情に詳しい横浜出身の鉄道研究家、今尾恵介さんは「日本の鉄道は選択と集中が進みすぎた」とみる。  例えば首都圏から関西や東北へ鉄道で行くには、今や新幹線以外に選択肢がない。新幹線とは別に在来線があるのに、そのインフラが「宝の持ち腐れ」(堀内さん)になっている。  「欧州には新幹線のような高速列車も、日本円で3千円弱の追加料金で乗れる安い簡易寝台車もある」と今尾さん。速さよりも安さを選ぶ人、あるいは寝ている間に移動して時間を有効活用したい人など、幅広い利用者像が想定されている。  既存の路線に、夜行列車や都市間輸送など、それぞれの目的に特化した運行専門会社が複数参入する「オープンアクセス」も、欧州では一般的という。一つの道路に複数の会社のバスが走るのに似ている。  一方でJRは「この20~30年ほど、欧州のようなチャレンジをほとんど行わなかった」(今尾さん)。  足りないのは旅行手段の多様性だ。堀内さんは強調する。「さまざまなニーズに対応するのが公共交通の使命であるはずだ。その方が中長期的に鉄道の魅力を高めることにもなる」 ◆旅の多様性 どこへ…  ブルートレインが走り始めた1950年代、その車内は「社会の縮図」といわれた。上等な1人用の個室寝台があり、「蚕棚」と称された3段ベッドがあり、リクライニングする椅子も、しない硬い座席もあった。食堂車はサロン代わりだった。多様な境遇の人々がそれぞれ、それなりに一夜を過ごすことができた。  「新幹線の成功体験があまりに重く、その結果、選択肢が少なくなってしまった。日本の鉄道は硬直化してしまったように思う」。大磯町に住む鉄道ライターの杉崎行恭さんは言う。  「北斗星」のような存在の喪失は、旅のありようの変化を示してもいる。例えば「北斗星」をはじめ、多くの寝台列車で一般的だった2段ベッドのB寝台。各席にはカーテンの仕切りがあるだけで、見知らぬ人同士が乗り合わせた。  札幌市に住むある男性は、昨年12月に小学生の息子を伴って札幌発上野行き「北斗星」に乗った。航空機や、同じ「北斗星」の個室でなく、B寝台を選んだ理由を「いろんな人に出会える夜行列車を子どもに経験させたかったから」と話す。その晩、初老の車掌は男の子の寝台を何度か訪ね「ぼく、青函トンネルに入るまで起きていられるかな」と優しく接した。  袖振り合うも多生の縁。一夜をともに過ごすうち、小さな「社会」が生じることもあった。そんな機会は失われるかもしれない。  ◆北斗星 青函トンネル開業に合わせて1988年3月に運行開始したブルートレイン。90年代の最盛期には1日3往復が定期運行された。フランス料理を提供する食堂車や1~2人用個室、ロビー、シャワー室など多様な設備があった。定期運行は13日夜の出発を最後に廃止。4月以降に臨時列車として隔日運行されるが、8月の完全廃止が決まっている。最近の乗車率は年間平均で約6割。

    2. ベイスターズ

      「一戦一戦完全燃焼」 中畑監督が抱負

       就任4季目のシーズン開幕を控えた横浜DeNAの中畑監督は手応え十分に抱負を語った。  -オープン戦を2位タイで終え、いよいよ開幕戦を迎える。  「絶好調の空気があったが、乗っかると怖い。苦しいペナントレースが始まる。1試合1試合完全燃焼する意識で、最後まで元気よく、最高のプレーをしてほしい」  -手応えは。  「迷わずに先発6人の名前が言える。先発で試合をつくれば1年間、安定した戦いができる。後は勝ちパターンの方程式が課題。きちんと役者がそろえば」  -昨季13勝11敗と勝ち越した巨人とぶつかる。  「去年のことは頭にない。今年いい勝負ができたら、うちが手応えのあるチームになったこと。たっちゃん(原監督)に打ち勝っていきたい」  -目標をずばり。  「最高の喜びを味わいたいし、選手たちに味わわせたい。そのためには開幕ダッシュ。開幕戦から大事になる」  -新主将の4番筒香に求めることは。  「一番は打点。開幕戦で先制点を挙げる。4番のバットでチームは乗ってきますよ」  -昨季まで「諦めない野球」を掲げていた。今季も継続する。  「目指すところは一緒。どんなゲームでも諦めない姿勢が大切。下位に沈むチームにファンが望むことでしょう。最低限やらせ続けたい」  -中畑監督自身にもテーマはあるか。  「今年はなるべく目立たないようにしたい。選手からヒーローが出て、盛り上げてほしい。可能性がある選手も増えた。やっと役目が終わる」

    3. 経済

      資生堂、MMに研究所 18年から順次稼働

       横浜市は26日、みなとみらい21(MM21)地区の市有地で公募していた開発事業予定者を資生堂(本社・東京都中央区銀座)に決定したと発表した。同社は同市都筑区内にある研究開発施設を移し、約千人の研究員が働く「グローバルイノベーションセンター(仮称)」を設ける。化粧品の研究開発施設としては「世界最大級」になるという。2018年末から順次稼働を始める予定。  同社が新研究所を設けるのは同地区の56-2街区(敷地面積約7千平方メートル)。地上14階地下2階(高さ約70メートル)で、延べ床面積は約5万7千平方メートル。総事業費は300億~400億円を想定している。  同社によると、規模は人員、床面積ともに都筑区の研究開発施設の約2倍になるという。国内をはじめ、中国、タイ、フランス、米国にある研究所の人員は現在計約千人いるが、20年までに約1500人に増やし、うち約千人が新研究所に集まる。基礎研究から新製品の開発までを手掛け、研究成果の発信や集約といったハブ機能を担う。  都市型の開放的な研究施設として、1階にコミュニケーションエリアを設け、研究員自らが顧客と交流する。顧客は自由に出入りでき、自分の肌や髪などの状況を測定できるようにする。同社担当者は「時代のトレンドをリードし、世界の人々と情報が集まるMM21が新研究所に最適な場所と判断した」と話している。  18年末から順次稼働し、19年5月の完全開業を予定している。

    4. イベント

      【かながわ音楽コンクール】ユースピアノ部門予選通過者

       「第31回かながわ音楽コンクール」ユースピアノ部門の予選が26日始まった。神奈川新聞社と同コンクール運営委員会の主催。  今年のユースピアノ部門には幼児から高校生まで800人がエントリーし、初日のこの日は横浜市栄区民文化センター「リリス」など3会場に約200人が出場した。年齢や学年ごとに6部門に分かれてモーツァルトやベートーベンなどの課題曲を演奏し、来場者から拍手が送られた。  予選は30日までの5日間、県内13会場で開催。通過者は4月3日から5日まで3会場で行われる準本選に進出し、通過した約40人が本選(4月26日、県立音楽堂)に出場する。  同コンクールはユースピアノ部門のほかバイオリン部門とシニアピアノ部門に計約千人が参加する。バイオリン部門は31日から、シニアピアノ部門は5月9日から予選が始まる。予選の審査結果は原則として翌日の神奈川新聞紙上で発表し、本社ウェブサイト「カナロコ」にも随時掲載する。問い合わせは同コンクール事務局電話045(227)0779=平日午前10時~午後5時。 ◆ユースピアノ部門準本選進出(入選)者(カッコ内は居住地)=3月26日実施分 【Aブロック予選】=小田原市民会館(大ホール)▽幼児の部 渡邉樹(秦野)、千葉レイ(戸塚) ▽小学校低学年の部 村山利花(小田原)、矢元陽希(大井)、松本遥佳(南足柄)、福田珂漣(座間) ▽小学校中学年の部 小林希美(秦野)、中村和輝(大和)、大谷香乃(栄)、琴善優(秦野)、宮島麻里有(西)、丸岡花珠(秦野) ▽小学校高学年の部 三友優(大井)、西村明里紗(幸)、高橋海斗(秦野)、田中百音(神奈川) ▽中学生の部 大谷優依(栄)、木村里咲(南足柄) ▽高校生の部 水野魁政(秦野)、山本樹生(横浜・南) 【Bブロック予選】=横浜市栄区民文化センター「リリス」▽幼児の部 森下凛(港南)、平野直(藤沢)、山田早織(横浜・南) ▽小学校低学年の部 勅使河原姫菜(藤沢)、河野莉央奈(神奈川)、小川佳奈枝(鎌倉)、樫本菜月(港南)、岩崎環(鎌倉)、山本かの子(横浜・南)、箭内桜子(藤沢) ▽小学校中学年の部 小嶋日菜子(戸塚)、伊澤心春(横浜・南)、早川聖蓮(座間)、蔵本陽(磯子)、清水花鈴(鎌倉)、奥山美沙(金沢)、鈴木凛(鎌倉) ▽小学校高学年の部 吉野利英(鎌倉)、横山奈々(旭) ▽中学生の部 佐藤凌夢(横浜・南)、美里芽玖(横須賀)、中村歩美(横浜・南) ▽高校生の部 水口友輔(港南)、中村あゆみ(鎌倉) 【Cブロック予選】=川崎市麻生市民館▽幼児の部 西田愛実(麻生) ▽小学校低学年の部 高宮礼佳子(麻生)、三橋穂菜(麻生)、佐藤杏(戸塚) ▽小学校中学年の部 山廼邉大知(戸塚)、飯田光(高津)、澤田乃絵(港北) ▽小学校高学年の部 安達柚季(高津)、植野夏香(相模原・南)、米満希咲来(港北) ▽中学生の部 進出者なし ▽高校生の部 福澤惇実(中原)